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「生きているうちに一度は行きたいところ」に行ってきた:福島県・会津若松城

(本記事内の写真は全て自分で撮影しています)
この夏、ついに「生きているうちに一度は行きたいところ」の1つに行ってきました。↓の記事を書いていたおかげで、後悔することなく見所を事前におさえておくことができました。

豊かな自然とちょっとしたスリルを感じられる景勝地「塔のへつり」

今回の福島旅行では、白河方面からアプローチしたため、最初に行ったのは近隣の景勝地「塔のへつり」という場所です。
下の写真の通り、渓谷美が素晴らしい観光地ですが、お盆休みの後の週の平日ということで、比較的空いています。

入り口側の坂から見る吊り橋

付近のお土産屋さん付属の駐車場も空きが多く、問題なく駐車できました。無料の公営駐車場からだと少し坂を歩くので、帰りに買い物をすることを条件に(何軒かあるうちの1軒の)お土産屋さんの駐車場に停めさせてもらいました。
なお、最寄りには東武鬼怒川線から続く野岩鉄道の「塔のへつり駅」があり、調べてみると新宿駅を平日の9時に出てから、特急を利用しても4時間15分ほどかかるようです。

吊り橋から見る上流側の景色

吊り橋自体もスリリングですが、渡ってから少しだけ散策できる崖沿いの道もなかなかスリル満点でした。

かつての日光裏街道の賑わいを想像できる「大内宿」

次に訪れたのが、塔のへつりから車で20分弱の場所にある「大内宿」。塔のへつり側から行くと、かなり細い山道を進むので、天気が悪い時や対向車には要注意の道です。
大内宿の駐車場はかなり広く問題なく停められましたが、有料で500円かかります。そこからは大内宿の街並みへは徒歩5分ほど。
緩い坂をずっと歩いて宿場町を抜け、展望台へと向かいます。

宿場町の様子。左奥が展望台方面

両側には茅葺の家々が並び、往時の雰囲気が残っています。少しずつ新しい感じのお店も見られますが、基本的には昔ながらのお土産屋さんが多いです。

展望台からの眺め

白川郷に比べると展望台のある位置が低い分、徒歩で登るのは楽ですが全体を見下ろすという感じではない代わりに、近くて詳細がよく見えます。
この後、大内宿から会津若松へはかなりの山道を運転して降りていき、この日はプラン通り東山温泉へと宿泊しました。

会津若松城(鶴ヶ城)

赤瓦の美しい鶴ヶ城

次の日は朝から憧れの鶴ヶ城へと向かいます。車で行くと北側から入って西出丸にある駐車場(収容200台)に停めるのが、他の駐車場に停めるよりも広くて良さそう。北出丸の横を車で抜けていくところから「いよいよ城内に入っていくぞ」という雰囲気がプンプンして楽しかったです。
天守閣にも上がり、城内をじっくり見て、茶室麟閣でのお茶までいただき、約2時間ほどで見て回ることができました。
次は白虎隊の自刃の地であり、不思議な建物・さざえ堂もある飯盛山(いいもりやま)へと向かいます。

飯盛山

鶴ヶ城の駐車場から飯盛山へは車で15分ほど。飯盛山の駐車場はいくつかありますが、無料の公営駐車場は一番近くからはひとブロック下ったところなので要注意。そこに車を停めてから山裾まで歩くと、なかなか大変そうな階段が目の前に現れます。

飯盛山からの眺め

この階段を見てしまうと、さすがに鶴ヶ城観光の後にはひるんでしまい、結局有料のスロープコンベア(大人250円)を使って上ろうという気になってしまいます。物珍しさもあったので良いのですが。

スロープコンベアの内部

これで上がってしまえば後は楽です。階段を上って白虎隊のお墓参りをしたのち、白虎隊自刃の地までは少し山を下りますが余裕で散策できる範囲。白虎隊の墓の周りには、イタリアとドイツからの顕彰碑もあって、これらが建てられた頃の時代背景を想像させられます。

飯盛山から見る鶴ヶ城。何故か目印の白いポールが手前に立っている

白虎隊自刃の地から鶴ヶ城を見ると、思ったよりも遠くて小さくしか見えません。何故か目印になるような方向に白いポールが立っているのですが、これが本当にここから鶴ヶ城を示すために立てられたのか、正直よくわかりませんでした。何だか写真に合成されたみたいな目印に見えませんか?

さざえ堂(円通三匝堂)

さざえ堂全景

こちらがその後に見たかった「さざえ堂」です。入場料は別に必要です。中は結構暗いので、入ったら展示物をゆっくり見る感じでなくひたすら登ってひたすら下りるだけなのですが、どう考えてもこの木造建築は不思議なので一見の価値があります。ギシギシいっていますし、将来壊れないとも限らないので、入れるうちに是非一度入ってみてください。

喜多方ラーメン

喜多方ラーメンのお店としては最も有名な坂内食堂

福島旅行の〆はやはり喜多方ラーメン。王道ともいえる坂内食堂へと行ってきました。飯盛山からは車で40分ほど。通常であれば大行列のはずでしたが、平日の15時頃だったせいか、ほぼ並ばずに入れました。お店の駐車場が3つあるのですが、お店に一番近い「本店駐車場」は中々空いていないので、マップで検索されていく方はお店の位置よりもまずは「坂内食堂 第2駐車場」「坂内第3駐車場」で検索して行った方が安全な気がしました。

坂内食堂の王道メニュー・支那そば

やはり外さない王道のおいしさ、特にチャーシューが絶品でした。

最後に補足情報

松平容保公のファンとしては、東山温泉にほど近い「松平家墓所」に行って容保公のお墓参りをしたかったのですが、このエリアは今年は特にクマが多く出没しているらしく、宿泊先でも「少人数で行くのはあまりお薦めできない」とのことで、今回は断念しました。
行くのであれば、山裾の駐車場からだとかなり歩くようなので、時間の余裕が必要だと思われます。

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