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東京から高知へ・2泊3日超充実旅ガイド[タイムスタンプ付]~3日目

3日目の概要:須崎市~高知城~ひろめ市場~桂浜~高知空港~成田第3ターミナル
(「1日目」を未読の方はこちらから。「2日目前半」を未読の方はこちらから、「2日目後半」を未読の方はこちらから。)

以下の目次(タップ/クリックで各項目に飛べます)が本稿3日目の詳細になります。

7:46 多ノ郷駅

さて、朝のスタートは須崎プリンスホテルの朝食からです。完全なビュッフェスタイルではないものの、いい感じで和洋のバラエティーがあって十分すぎるクオリティーでした。

最終日は良い天気です。早速須崎プリンスホテルを出て、昨晩下車した多ノ郷駅に向かいました。昨晩は気づく余裕がありませんでしたが、駅では須崎市のゆるキャラ・しんじょうくんがお出迎え。

ホームに上がると、さすがに平日なので通勤通学の方々で、狭いホームがほんの少しだけ混んでいました。

JR四国・土讃線の高知城への最寄り駅は入明駅です。多ノ郷からは1時間余りです。この辺りは上り線・下り線が上下に分離しているので、上り線側は高架上に位置しています。ここで下車したのは私一人だけでした。

ここからは徒歩で高知城を目指します。

9:12 高知城

徒歩で10分ほどでしょうか、北曲輪にある公園側から城へアクセスできます。

紅葉も終盤、朝日の木漏れ日がきれいです。

城の北側から東側へと回り込むと、ようやく天守閣が見えてきました。

三之丸の石垣が大変立派です。

ここから石段を登り、二ノ丸跡に入っていきます。

二ノ丸と本丸との間にある「橋廊下」とも呼ばれる詰門を通り過ぎ、本丸内へと入ってきます。

こちらが本丸から見た天守閣正面で、ここで入場料を払って中に入っていきます。

中に入ると、早速和室と日本庭園があります。何せ人がほとんどいないので、静かな時間が過ぎていきます。

途中、高知城全体のジオラマがあり、規模の大きさにあらためて驚かされます。数少ない現存天守閣・現存本丸御殿とのことで、天守閣に上るのが楽しみです。

こちらが天守閣から北側への眺め。脈々と四国山地の山々が見えます。手前にたくさんある白い風船みたいなものは、ライトアップ企画用のオブジェだそうです。

東側は、はりまや橋付近を含む高知市の街の中心部です。こちらもずっと遠くまで山に囲まれています。

こちらは西側の眺め。本丸からの入り口が下に見えます。こちら側もやはり山に囲まれています。

逆光になりますが、最後にこちらが南側。高知県庁・高知市役所を含めた行政機関があります。太平洋や桂浜に向いているはずなのですが、意外なことにこちら側にもそこそこ高い山ばかりが見え、海のイメージが強い高知市が山に囲まれている街であることに初めて気づかされました。

天守閣とつながる本丸御殿には、懐徳館という高知の歴史と文化を説明する展示がありました。中でも、こちらの捕鯨の様子を示す模型は圧巻です。昔の捕鯨が命懸けの漁だったことがよくわかります。

また、関ヶ原の戦いの後、長宗我部一族を追い出して新たに土佐を治めることになった山内一豊についての記述も興味深かったです。

さて、再度外に出てみると、銀杏並木の紅葉が大変きれいでした。

こちらは城主・山内一豊の妻、千代の像です。

こちらが追手門。立派な造りです。

ようやく、城主・山内一豊(かつとよ)の像を見つけました。
実は2年前には静岡の掛川城にも訪れていたので、再会できてなんだか感慨深いです。

追手門前の交差点から振り返って見た高知城。さすがに存在感が圧倒的です。

さて、お腹が空いてきたので、少し早いですが高知の台所と呼ばれる「ひろめ市場」へと向かいます。

10:45 ひろめ市場

こちらは高知城とは逆の南側の入り口ですが、正面からはこんな感じです。

中に入ると、わかりやすいイメージは一昔前の「屋台村」、いわば「和風フードコート」とでも言いましょうか。色々な店舗が異なる料理を出していて、共通のスペースにある座席でそれをいただく、というスタイルです。

こちらで私が行ったのが「仕出しのあんどう」。どうしても食べたかったのがまず「焼きさば寿司」。

めちゃめちゃ美味しかったです!次に食べたのが、名前だけ聞いていて中身がわかってなかった「土佐巻」です。

こちらも、カツオ・大葉・ニンニクの組み合わせが最高でした!

さて、ここから1日目に行ったはりまや橋まで歩き、桂浜行きのバスを捕まえに行きます。

11:34 北はりまや橋バス停

ここから桂浜へはバスで40分ほどです。平野を抜けて山を一つ越えると、ようやく海岸線沿いの道に出てきます。

横はずっと太平洋が見えます。今日は天気が良いので眺めが最高です。

12:15 桂浜

終点の桂浜まで行っても良かったのですが、坂本龍馬と握手ができると聞いて、一つ手前の「龍馬記念館」のバス停で下ります。そうしないと、記念館まで結構な標高差を登ることになるからです。

ここでしっかり龍馬さんとも握手!先方がマジ顔なので、こちらも真面目な表情にならざるを得ません。

ここから桂浜へは、かなりの標高差の階段を下りていきます。
その間、ずーっと妙な動物の声が聞こえているので、全然静寂とは程遠いのですが…。

ようやく桂浜に到着しました。ここまで来て分かったのですが、ずっと聞こえていた動物の鳴き声は、隣の桂浜水族館から聞こえてくる、トドの声だったようです。相当大きな声なので、静かな観光地を想像していた私にはかなりの驚きでした(ずっと鳴いていたので途中でかわいそうになりましたが、別に悲しい訳でもないのかと…)。

お昼どきなので、太陽の日に照らされる南の海がキラキラしてとてもきれい!

示されている方向と距離の表示を見ると、「海外」は本当に遠いなぁ…と勝手に江戸時代の人の気持ちになってしまいました。

ここで一番眺めが良いのは、岬の先端の「龍王岬展望台」です。桂浜に来たからには、こちらは逃さずに訪れましょう。

そしてお約束の坂本龍馬像。こちらは少し上がったところに結構な高さで立っています。旅の終わりを締めくくる、素晴らしい迫力の像でした。

さて、ここから高知空港に戻らないといけません。海岸線沿いに行くと近いようにも思えますが、公共交通機関では一度はりまや橋まで戻らないといけません。13時発のバスで南はりまや橋まで戻り、大急ぎで空港行きのバス停に移動して乗り換えることになりました。

14:25 高知空港~成田第3ターミナル

さて、いよいよ帰宅です。最後に高知らしいものを食べようと「羊羹ぱん」に手を出してみました。でも、しっかり味わってみてもアンパンとあまり変わらない…という感想を私はもちました。一つ間違えたら、アンパンマンは羊羹パンマンになっていたのではないかと、やなせたかしさんが高知出身だけに若干心配になりました。

帰りのジェットスターでは、行きの反省を活かして富士山のある左側に席を取りました。が、思っていたよりもかなり海側(太平洋上)を通りはじめました。

ずーっと周囲の景色を見ていましたが、ようやく真下に見えたのがこちらです。

この特徴的な形は、伊豆七島の一つ「新島」です。右下に白く光る「白ママ断崖」が目印なので(後で調べて)わかりました。

次に見えてきたのは、最初円くてわからなかったのですが、伊豆大島でした。

最初は円いから三宅島かと思ったのですが、陸地(伊豆半島)がすごく近いので、南から見た伊豆大島だとわかりました。富士山もようやく見えました!

最後は沈む夕日を見ながら着陸態勢に。

沈む夕日とともに着陸し、二泊三日の大忙しの旅は終了です。

最後、スカイライナーから日暮里経由で帰るのはさすがに長く感じました。やはり行きはワクワク感で実際よりも短く感じたのですかね。
ちなみに、ジェットスターの機内でスカイライナーの券を買っておくと若干安いので、お忘れなく!

以上、二泊三日の高知駆け足旅のレポートでした。
感想としては、とにかく冬は人が居ない!高知県は海のイメージだけど山が多くて深い!そして、魚が美味しい!を強調したいです。

では、またの旅レポートをお楽しみに。

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