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まちのことを考える④都市経営の視点

「まちづくり」という言葉を便宜上使っているけれど、そもそもまちづくりとは何なのか?まちはそもそもつくられてきているので、改めて行うまちづくりとは何なのか?

その答えを解くヒントを私は都市経営プロフェッショナルスクールで学びました。都市を経営するということ。

地域活性化の文脈でよく表現される数字って、例えば観光客数とか、その人たちがそのまちに落としたお金とか、イベントの集客数で語られがちだが、たとえば市の財政のどの数字にどれだけのインパクトと継続的にどの数字に変化を見せたいのかなど、目標数値含め、語られることが少ないように感じます。

私も学ぶまではあまり考えたことがなく、無知だったので、会社経営に置き換えると当たり前なのに、ついついまちづくりとなると、一過性の数字に引きずられているなと気づきました。

課題の数字に対してもそうで、「高齢化率」に引っ張られると実際の人口減少社会となったときに、高齢者の全体数自体は減るわけだし、新しい施設をガンガン建てることよりも、できることはないのか?

高齢者が多いことが問題ではなく、高齢者が元気で活躍できる地域であれば、年齢の問題ではなくなる。

地域の人材不足もそうで、人数が足りないのか、優秀な人材が足りないのか、そもそも企業の組織づくりや仕事のさせ方が問題なのか、ITの導入が遅れているからなのか、、、など、根本的な経営戦略、経営課題の設定がおかしくないか?など、問うことは多々あります。

「課題設定」が一つの重要なテーマだと思っており、都市経営課題は何か?を問い続けないと、一過性の観光客をたくさん集めて、人材不足を嘆いて、暮らす人を不満足にし、結果、財源は減っている、、、なんてことになりかねないのです。

とはいえ机上で理屈をこね回していても何も始まらないので、確からしい課題設定をして、実践して結果を正しく振り返り、また戦略立てて、動いて、、、の繰り返し。

私の中での今の「まちづくり」の定義はこんなところに置いています。

#まちづくり
#都市経営
#課題設定
#地域活性化
#高齢化率
#人口減少社会

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