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がんと共に生きる④セカンドオピニオンという選択

腸に穴が空いていることを知る前から、食べるとお腹が痛い気がして、ほとんど食べていなかった。このことが結果、自分の体を助けることに。穴が空いている割に痛みが少なく、抗生物質で炎症も治った。看護師さんに、よく自分でコントロールできたねと。

今回、私はセカンドオピニオンをした。1個目の病院には、外来で3日連続、腹痛を訴えたが、私のお腹の中で何が起きているのか正確に見つけてもらえなかった。大腸の専門ではないので仕方ないことかも知れないし、がん専門でもないこともある。お医者さんが全て正しいわけではないし、お医者さんも人間ゆえ、ミスすることもあるだろう。命に関わるゆえ、許されにくい職業かも知れないが、今回しみじみと思った。

同じCTの写真を見て判断がこうも違うのかと。真逆の処置になっていた。しかし、もし、腸の穴に一つ目の病院で気づいていたら、そのまま切られてしまい、危険だったかも知れないと思うと、神さま(がいたとしたら)のお導きで、セカンドオピニオンに誘導されたのかもとも思う。二つ目の病院では、そのまま切るのは危ないという判断(炎症があり、実態が見えないので)。それゆえ一時的に人工肛門にしたわけです。

セカンドオピニオンを選択するのは患者の権利ではありますが、自分で言い出すことに勇気がいりました。先生のモチベーションを下げたら、どんな目に合うのか、、とか、セカンドオピニオンを受け入れてもらえるのか、、、とか。結果、夫に話してもらいました。

家族と相談しながら、自分の病状に合っていて、かつ信頼関係が気づけることが大切だなと。今の病院は素晴らしいホスピタリティと、コミュニケーションの丁寧さで、不安が少ないです。技術も大切ですが、どれだけ患者の不安に寄り添ってくださるか?は改めて大切なことだなと身をもって感じます。

私もカウンセラーとして、すごく病院から学んでいます。家族へのサポートも完璧なので、ありがたいなと。

今から25年前、短大時代の生理学の授業のときに、「インフォームドコンセント」という言葉を知りました。冨家先生の話は学びが多く、いつも一番前で講義を聞いていました。そのときの印象もあり、先生とコミュニケーションをしっかり取った上で治療法を決定していくことが私の中では希望です。今の病院は丁寧に説明してくれます。検査ひとつとっても何のためにやるのか、どんな検査なのかを。大切なことですよね。

めったに病気をしなかった私ですが、病院嫌いになり、検査すらしたくなかった過去。次回はそのあたりも書ければと思います。やっと出会えた信頼できる病院に今は通えて嬉しいですが、「がん」専門なので、かかりつけ医にはならないので、これから見つけていかないとなと思っています。

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