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アウグーリオ・ボナンノ!【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その3

 《キーワード》年越し サン・マルコ広場 サン・マルコ寺院 ドゥカーレ宮殿 小心地滑 ARIA

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Thello号の車窓から~【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その2

 ということで、いよいよ大晦日のネオ・ヴェネツィアに到着しました。時刻は午前10時過ぎ。早速、ヴァポレットに乗ってサン・マルコ広場、そしてホテル・ダニエリに向かいませう!

 もちろん、せっかくなら水上タクシーでダニエリの玄関に…というのももちろん良いのですが、流石に一人ではなぁ…と。

 サン・マルコ広場に行くなら、1番の各駅停車のヴァポレットでカナル・グランデ経由でゆっくり行くのが良い…とも歩き方には書いてあったので、そうするかーということで、いざ乗船!ま、ふつーの水上バスでございます。しかし、一回券が7.5ユーロもするので、多分24時間券なり48時間券なりを買うほうがオトクですね。特にこの時期は天気も分からんし。

 ヴァポレットは、ゆーっくりとしたスピードで停留所に止まりながら、進んでいきます。途中何度もゴンドラとすれ違いますが、さすがにこの時期は寒そうだなぁww

 サン・マルコ広場を過ぎ、ダニエリ最寄りのSan Zaccariaに到着…と思ったら、ちょうど1番のヴァポレットの停留所が、ダニエリのちょうど目の前でした。ほんとに姫屋だ!

 姫屋…もといダニエリの中とか、宿泊記はまた次回ということにしておきたいと思います。とりあえず、荷物だけ預けて、サン・マルコ広場へ!

  ♪AQUA (お手元のANiUTaアプリでお流しください)

 ああ…ほんとに、ネオ・ヴェネツィアに来たんやなぁ…。今年の正月は、海外で過ごしたいなーと思って、どこ行くかーと考えた時に、半ばノリでネオ・ヴェネツィアかなぁ…と思ってここまで来たわけですが、良かった…。

 しかし、ネオ・ヴェネツィアにいられるのは2日だけ。明日の夜には発たなければなりません。それに加えて、明日はお正月。観光施設もどれだけ開いてるのかわかりませんので、早速観光へ。まずは、地球の歩き方によると、正月はお休みになってしまうらしい、ドゥカーレ宮殿へ。このドゥカーレ宮殿は、ヴェネツィア共和国の総督の居城として使われていたほか、国会や行政、裁判を司る場所であり、牢獄もありました。長蛇の列に並び、なんとか入ります…。というかやっぱりカンパニーレもものすごく並んでたし、やっぱ混んでんなあ。

 まずは、この黄金階段を通って宮殿を一気に登っていくのですが、ここから既に度肝を抜かれます…。すげえ…。

 まずは、4つの扉の間。

 謁見の間。大使との謁見や条約の調印などに使われたらしい。壁の画もだけど、ほんと天井まで徹底して飾られてんのってすごいな…。

 羅針盤の間には、市民からの投書口もあります。

 ちなみにもっと凝ったやつが中庭にもあるらしい。見てはないけど。

 この奥には武器庫が有り、戦時の武器や遺品なんかが置かれているのですが、盾をこんなに装飾したら、もったいなくて傷もつけられないのでは…?盾を護りそうww

 そして、三階に降り、宮殿一番の見所と言われる、大評議の間。壁についてる椅子は腰掛けられるようだったので、しばらく堪能していました。

 その横の小さな扉からため息橋を通って牢獄へ。牢獄へ向かう橋で、この橋から外を見渡し、この世に別れを告げて、ため息をついたから名付けられたというエピソードはあまりにも有名。

 ちなみに、海の方から、逆にため息橋を撮るとこんな感じ。

 牢獄は、さきほどまでの豪華絢爛とはもちろん違い、まさしく牢獄!という感じ。このへんのコントラストも面白いですね。

 ヴェネツィア版小心地滑!

 宮殿を観たあとは、とりあえず一旦またホテル・ダニエリへ。まだ13時過ぎですが、さきほど電話で部屋の準備ができた…とのことなので…。

 チェックイン後は、ヴァポレットに一駅乗って、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会へ。ここのカンパニーレの眺望も有名で、しかもサン・マルコ広場のカンパニーレとは違ってだいたい空いている…ということで、こちらをセレクトしたのです。結果は大当たりで、全く並ばずにエレベーターに乗れました。ヴァポレットの待ち時間もあるっちゃーありますが、あのサン・マルコ広場の長蛇の列に並ぶことを考えると、ヴァポレットの24時間券とかを持ってるならこっちの方がオススメです。

 この、ザ・ヴェネツィアという風景よ…。つくづく、もっと天気が良ければ、もっと最高だよなぁ…と思いつつも、まぁこの時期なんだから仕方ないですねww また暖かい時期にも来よう。

 さて、サン・マルコ広場に戻り、お腹も空いてきたので、1720年創業の老舗カフェ、カフェ・フローリアンにでも行こうかなぁ…と思ったら長蛇の列で断念。

 ということで、その辺をさまよい歩き、スーパーで買い物をし、その横のレストランでちょっと早い夕食。イカスミパスタとカプチーノ。昼にカプチーノなんか頼むなと言われそうですが、飲みたかったのだから仕方あるまい。イカスミパスタも、実はあんまりそんなに食べたことがなかったのですが、非常に美味でした!

 買い物した荷物を置きにホテルに戻り、ちょっと食後の睡眠。サン・マルコ広場はライトアップしてました。

 ちょっくら夕寝をした後は、今度はリアルト橋あたりまでお散歩。街のところどころには、まだクリスマスっぽい装飾も残されてますね。

 リアルト橋もこんな感じ。ライトアップ中です。しかし、写真整理してて思ったけど、夜の外観の写真がないっすねww

 リアルト橋のたもとのバーで、マルゲリータとホットワインをテイクアウト。ちょっと寒いけど、だからこそホットワインが美味しいというもの。リアルト橋からカナル・グランデを眺めつつ。

 そのまま、ホテルまでヴァポレットで夜景を見ながら戻ります。その後、0時近くまでホテルで休憩。

 0時近くになって、ホテルから外に出てみると、びっくり!人人人!灯里ちゃんの言っていた、「街中の人が集まる」も過言ではない。

 というか、マジで人が多すぎてサン・マルコ広場まで行けないwwwwww あんなアニメみたいに、人は多いけど余裕な感じでは絶対にないww それでも、なんとかサン・マルコ広場までたどり着きました…疲れた…

 とはいえ、賑やかなばかりで特にカウントダウンみたいなものもなく。なんか一際大きいどよめきが起こったと思ったら、年が明けてましたww アウグーリオ・ボナンノ!

 あんまり、ボナンノ!ボナンノ!言う感じでもなく、カップルはただひたすらチュッチュッしてるだし、せいぜい外国人のウェイ集団が、ハッピーニューイヤーってイタリア語で何ていうんだ?ボナンノ?ボナンノ!ボナンノ!とかやってくるくらいでした。

 ほどなく、海の方で花火が始まります。さすがにこの人混みでは動くことも出来ず、ドゥカーレ宮殿の影から、半分だけの花火を見る感じ。

 しかし、この人混みの中でも、アニメみたいにテーブルと椅子を出して、飲んでんのはすげえなぁwww ところどころで、地面で瓶が割れてましたがww

 なんとか25時過ぎにホテルに戻り、ぽやしみ~と相成りました。あんま、風情もへったくれもない年越しでしたねwww 賑やかではあったけどww

 ということで、明けましておめでとうございます。朝食を食べて、再び寝て、10時ごろに動き出し開始です。

 今日はまず、姫屋→オレンジぷらねっと→ARIAカンパニーの水先案内店巡りでもしようかとww 姫屋(ホテル・ダニエリ)を出発し、まずはヴァポレットでサンタルチア駅前まで向かいます。

 それでは、スカルツィ橋からスタート! イヤホンも装着し、気分はなんかもうアクアふれあい街歩きって感じです。

 …いや、ほんとこんな風景を見ながら、ARIAのサントラ聴いてるのは破壊力が有りすぎですよほんと。聖地巡礼すごひ。

 まずは、姫屋支店。Ca' Nigra Lagoon Resort。あ、それぞれの舞台の場所などは、ARIA the Navigationさんを参考にさせていただきました。非常に充実したサイトですので、多分ARIAの聖地巡礼をする時には、誰しも必ず見ることになるのでは…?ありがとうございました!

 あんまり役に立たない、GoogleマップというかGPSに翻弄されつつ、次なる目的地、オレンジぷらねっとを目指します。

 オレンジぷらねっと付近に到着。モデルになった建物等はないようですが、とりあえずこの辺らしい。写真の教会は、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂です。こちらも、ヴェネツィアを代表する教会のひとつ。

 ここから先はちょっと寄り道。まずは、トラゲット乗り場へ。できれば乗りたかったけど、この時期はお休みっぽい。

 その後は、リアルト橋を目指します。しかし、こうして街歩きをしてると、犬連れで旅行してる人がほんと多いですね。中にはリードつけずにお利口さんにちゃんと散歩している犬もww 犬苦手な人はアレかもですが。

 サン・ジャコモ・ディ・リアルト教会が見えると、リアルト橋までもうすぐです。

 ということで、やってきました。昨日の夜は撮り損ねた、外からの写真も。しかし、橋の上に店があるっていうのもすごいですね。初めて見ると、驚きます。

 ちなみに、このへんはちょっと水が上がっているところも。というか、同じ日にヴェネツィアにいた人のツイッターを見ると、午前中はアクア・アルタ状態で、サン・マルコ広場も水に浸かっていたらしい。それも見たかったww

 ちなみに、ヴァポレット乗り場には、アクア・アルタ時のヴェネツィアの歩き方、みたいなのも掲示されてたりします。日本で、水上がり!?浸水!?って聞くと、ビビっちゃいますが、ここでは生活の一コマなんでしょうね。

 街歩きをしながら、いくつもの橋を渡っていると、中にはせまーい水路も。そんな中でもゴンドラはすいすい通っていき、そりゃー、ネオ・ヴェネツィアでも、ウンディーネになるのは大変だろうな…と実感。

 しかしこうして聖地巡礼をしていると、アニメ劇伴のクオリティが聖地巡礼の満足度に直結するなぁと実感。特にカット回収!みたいなやつじゃなくて、作品に触れつつみたいなものだと特に。ほんと、オタクは全員、ARIAの劇伴聴きながら、ヴェネツィア歩いてみて欲しい。

 さて、寄り道その2。ボーヴォロ階段に到着です。かなり迷いましたwww 巡礼される方はご注意を。ヴェネツィアは道も狭いので、GPSも使いづらく、あんまりGoogleマップが役に立たないんですよねww

 ちなみに、ここはお休みでしたので、柵の隙間から写真をば。今度来た時には登ってみたいですね。

 次は、フェニーチェ劇場へ。ここも、AVVENIREの印象的なシーンで使われているところですね。

 さてこの後は、一度姫屋に戻り、ちょっと休憩した後、レイトチェックアウト。その足で、ARIAカンパニーを目指します!

 ARIAカンパニー付近に到着です。ここも、モデルになった建物などはありません。ゴンドラ乗り場はありますが。

 ちなみにその横の橋にはなんかご利益があるのか、鍵が付けてありますww

 ちなみに、ARIAカンパニー(とされる場所)の真正面にはレストランもあります。そこまで敷居が高い感じのお店でもなさそうなので、ここが日本なら巡礼者のたまり場になってたりするんだろうなーと思うなど。あり得ないけど、コラボとかやり始めたら行きますわww

 さて、まだ夕方。夜行列車の出発までにはまだまだ時間が有ります。ということで、昨日行かなかったサン・マルコ寺院へ。それほど並ぶこともなく、入れました。

 内部は、写真撮影禁止…とのことですが、観光客ばかりなのであんまり言うことも聞く人も多くなく、前の方にいた日本人のおばさん達もバシャバシャ撮ってましたな。

 寺院最大の宝であるパラ・ドーロは別料金ですが、一見の価値あり。1300粒の真珠、400のガーネット、300のエメラルドとサファイア、90のアメジスト、ルビー、七宝などで飾られている…と歩き方にはありますが、そんな言葉は不要なくらい、ただでさえ少ない語彙力がもっと失われるくらいに、きらっきらしてます。

 ちなみに、その横のドゥカーレ宮殿。1月1日も元気に営業中!なんだよ地球の歩き方いい加減やなww 2017年10月発行の最新版なのにww

 その後は、夕食へ。サン・マルコ広場の裏通りにある、日本語メニューもあるお店です。まずは、ヴォンゴレ!別にヴォンゴレそんなに食いたいわけじゃなかったけど、なんかメニュー見てたらWHITE ALBUM2熱が出てきてしまってwww 美味しいですが、殻を取りつつ、一心不乱に食う羽目に。

 んで、ピザ。美味しいんだけど、最後の方は持て余し気味ww

 んでエスプレッソです。

 食後にアレですが、ヴェネツィアはトイレが有料、それも高い(だいたい1.5ユーロ)ということで、こういうレストランで、トイレに入ることも重要です。ということで、ちょっと休憩しつつ、ごちそうさまでした!

 まだ時間があるなぁ…。しかし雨も降っているのでそんなに動きたくもない…とサン・マルコ広場を彷徨っていたら、カフェ・フローリアンに列がない!この機を逃すな!ということで入店!カフェラテ発祥のお店として有名らしいですが、ホットチョコレートもここは有名らしく…食後ならそっちがいいなとも思い、ホットチョコレートを頼みました。

 チョコレートは甘くなく、砂糖で自分で調節します。さすがに美味い…。一日街歩きで疲れたカラダに染み渡る感じ…。付け合わせについてるクッキーもこれまた美味でございます。

 最後の最後に、カフェ・フローリアンでお茶ができて良かった…。ということで、大満足でサンタルチア駅へ向かいます。

 ヴェネツィアまで聖地巡礼しながら言うのもなんですが、ARIAは自分は、テレビシリーズをリアルタイムで追っていたわけではないので、実のところそこまで大きな思い入れがあるわけではないんですよね。しかし、今、ヴェネツィアから帰ってきてから、そのARIAへの思いが何倍にも膨れ上がっているなぁと実感します。そしてそれこそがアニメ聖地巡礼の狙いであり、醍醐味なんでしょうね。

 ということで、次回は姫屋(ホテル・ダニエリ)の宿泊記、んでその後、最後に、ÖBB nightjetの車窓からですかね。それでは。皆さまの、

これからはじまる一年が幸せに包まれますように!

次回はこちら↓

大晦日の姫屋(ホテル・ダニエリ)宿泊記【ARIA】2017-2018 ネオ・ヴェネツィアで年越し聖地巡礼記 その4


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