引き続きベトナム統一鉄道SE2(ダナン→ハノイ)にのってみた~ベトナム統一鉄道旅行その5~
旅行記としての前回はこちら
ホーチミン→ダナンについてはこちら
ダナン駅
ダナン駅。SLが放t…静態保存されています。
ここは待合室が改札内と改札外にそれぞれ分かれています。席は改札内の方が多そうだし、特に列車別改札をしているわけでもなさそうなので、早めに入場しました。なお、売店は改札内、改札外それぞれにあります。
発車案内の電光掲示板。SE2の到着予定は14時15分とありますが、定刻は13時37分頃なのでやはり遅れていますねwww
その後も遅れは拡大。とはいえ昨日よりはマシなようです。
燃える売店
列車の遅れを知らせるアナウンスがちゃんと謝っていることに感動しながら、まったりとまっていると売店のエアコンが燃えていました。
いやリアルにww なんかどよめきが上がったなぁと思いつつ、なんとなく振り返ってみたら、後ろの売店のエアコンが火を吹いてましたwwwww
すぐ消火器で消し止められたので、燃えてるところは撮れてはいませんが、白い煙やら、エアコンが焦げてますねwww
ベトナムのエアコンこえーwwwと思いましたが、日本帰ってきてから調べると、どうやら日本でも火を吹いた事例はなくはないみたい。気をつけましょうねwww
ちなみにこの後は流石に売店は一旦閉店してました。ので、ご利用の方はエアコンが燃える前にはやめにお買い物を済ませましょうww まぁホーム上にもあるけど。
SE2入線
さてさて、そんなこんなで遅れている列車もようやく到着です。待合室からホームに出るドアが開いていたので、せっかくだからホームで入線を取ろうと思ったら、女性係員に危ないから待合室の中に入れみたいな感じで、無理やり戻されてしまいましたww
ということで、さっさと乗車です。キャビンは無人でしたが、向かい側にお一人男性客が来て、2人で使う形となりました。
実は昨日乗った列車は、枕元のUSB電源がちゃんと使えなかったのですが、今日の列車は大丈夫なようです。
さきほど書いたとおり、ホーム上にも売店があります。ダナンはスイッチバック式の駅のため、機関車の付け替え等で、ある程度停車時間が発生するため、通しで乗る際にはホームでお買い物などもいいかもしれません。
さて、定刻から一時間弱遅れて、ダナン駅を発車です。
ハイヴァン峠の景勝地を通過
さて、ダナンから先、フエまでの区間は統一鉄道でものハイライトとして挙げられることの多い区間です。この区間は、ハイヴァン峠という、南北ベトナムの気候さえ分けてしまうような峠を超える区間です。ある意味、上越線の清水峠みたいなものでしょうかww その有名な景色は、世界の車窓からの常連でもあるらしいです(wikipediaより)
カーブが続くので、先頭側に位置する我々の車両からは後ろの車両がよく見えますww
乗客としては、素晴らしい景色が眺められるわけですが、鉄道にとっては厳しい地形。速度も25キロ程度でゆっくり進んでいきます。
食事の注文
と、そんな感じで峠越えを楽しんでいると、車掌さんが回ってきました。どうやら夕食の注文を取りにきたようです。今回は、自分も注文。食券が渡されます。食事が来たらこれと引き換えなようです。まだ15時台ですが、編成も長いので、早めに注文を取りにくるのでしょうww
35000ベトナム・ドン。160円くらいでしょうか。どんな料理が運ばれてくるのか楽しみですね!
ちなみに、この統一鉄道、そもそも食事がついているというような話も、いくつかのブログでは拝見したのですが、少なくともこの国鉄運営の車両においては、そのようなことはなさそうでした。
さて、ゆっくりとした峠越えもいつしか終わり、山を下りていました。
峠を超えてしまうと、もうあとはジャングルやら田園地帯やらを走っていくのみです。どんどん夕暮れもせまってきました。南北ベトナムを隔てていた軍事境界線を通る頃には、完全に夜になってしまいそうです。
夕食
18時過ぎ。待望の食事が運ばれてきました! ガラガラと食缶が運ばれてきて、キャビンの前でそれぞれ盛り付けてくれます。
腹が空いていたというのも、もちろんありますが、わりと美味しい!160円で温かい食事が、キャビンまで運ばれてくるのですから、感動です。
しばらく後に、食器を下げに来てくれますが、邪魔なら廊下に出しておいてもいいかもしれません。昨日の列車の現地民はそうしてましたww
ベトナムのインスタントコーヒーとしては有名な、G7コーヒーを飲みつつ、
まったりしてると20時過ぎ、ドンホイ駅に到着です。ここから、おじさん二人組が乗車。ハノイ駅までは、再び四人となりました。
明日は早朝6時にはハノイ駅に到着予定です。ということで、列車の音と揺れに身をまかせつつ、おやすみなさい…。
ハノイ近郊
まだまだ薄暗い朝5時過ぎ。列車はハノイ近郊に差し掛かっており、かなり遅れは回復したみたいです。早朝6時に放り出されるより、遅れてもらった方がありがたいのですがwww
だんだんと建物、そしてバイクの数が増えてきて、大都会が近づいているいるんだなぁと実感します。
最後までキレイなトイレ(当社比)
ところで、二泊三日走り続けるこの列車。全区間乗るとなると、当然、トイレの状況が気になるところですが、最後まで案外キレイでした。
具体的に言えば、一昔前の国鉄車くらいのイメージで乗れば十分使えるレベルだと思います。485とかと多分そう変わらん。
これは昼間撮った写真ですが、トイレットペーパーも最後まで備えられていました。
なお、トイレの窓は開きます。逆にいえばキャビンの窓は開きませんので、もしガラスを通さず、窓の外から撮影したい場合は、ここから無理やり手を伸ばすしかないかもww
おはよう放送
なんか音楽が流れ始め、おはよう放送みたいなアナウンスが流れ始めると、とうとう終点ハノイに到着です。おはよう放送は英語での案内も有り。
ハノイ駅
ということで、ホーチミンシティ・サイゴン駅から1726kmの道のり、お疲れさまでした!ハノイ駅に到着です。
ハノイ駅は、どうもこの時間は自由にホームに入れる運用になっているのか、タクシーおじさんがここまで入ってきていました。変なチップを請求されたりしないよう気をつけましょうww
流石に首都の駅だけあって、サイゴン駅やダナン駅と比べると大きいですね…。初めて跨線橋を渡りました。
ハノイ駅は、跨線橋に直結した二階も開放されていました。
自動コインロッカー
また、一階に降りると、自動コインロッカーの看板が。出発前ネットで調べると、ハノイ駅のロッカーは、係員のおばちゃんに鍵を借りる形式だというような話が出てきたのですが、最近導入されたのでしょうか?
実際には、使っていないのでアレですが、見た目としてはちゃんと使えそうなロッカーですね。暗証番号方式っぽい?
さて、駅に群がるタクシーおじさんは無視して、grabを呼びましょう。ホテルへと向かいます。ということで、次回へ続く…。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?