11,338km先から来ました✈︎

ご無沙汰してます。


AT.1011の木村です。

早いものでブログの順番がもう自分に回ってきてしまいました…

今回も植物の記事です。
知っている方はよく聞く名前だと思いますが、
【パキポディウム・グラキリス】の発根工程のお話をしようと思います。

9月の初めに東アフリカの島国マダガスカルから
ベアルート株で当店にやってきました。
※ ベアルート株=現地の土をつけた状態で輸入はNGな為、根っこをきれいに落とした抜き苗のこと

わざわざ11,338km先からやってきました。

ちなみに【パキポディウム・グラキリス】はワシントン条約の附属書Ⅱに属していて
商業目的の取引、並びに輸出国政府の発行した輸出許可書があれば貿易も可能です。

画像1

パキポディウム

さてここから水耕栽培で発根させて土に植えるのですが、
ほどほどに手間がかかります。

手順としては、
●根の先を少しカット。

●切り口を消毒して半日乾燥させる。

●乾燥した切り口部分をオキシベロン(発根促進剤)を薄めた希釈水に丸1日漬ける。

●さらにラピッドスタート(アメリカ製のスーパー発根促進剤)を薄めた希釈水につけて、
サーキューレーターで風を循環させ、基本的に室内の暖かい場所において植物育成ライト当てて管理して発根を待つ…

待つ…

待つ…

一定期間経ったら水を交換したりたまに外に出したり、とにかく手間がかかりました。

そして半月位が経った頃、

画像2

パキポディウム

2〜3mm程ですが確かに発根していました。

ここからさらに1〜2cmに根っこが成長するまで待って水はけの良い土に植えます。


画像3

パキポディウム

ここまで一ヶ月くらいかかりましたが、

ほどほどの愛情とほどほどの忍耐力で育ててようやく発根です。

よく手間のかからない植物は何か?と知人に聞かれたりするのですが

今度聞かれたらこれを教えてあげようと思います…

今回AT.1011では、20株以上のパキポディウムやオペルクリカリア等のベアルートを仕入れて、
順次発根させて販売していくのでもし宜しければショップの方も覗いてみて下さい。


最後まで見ていただきありがとうございました。

AT.1011
木村でした。


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