檸檬~見えてきた人物像
梶井基次郎の写真を見て「きっとこんな感じで書き物をしていたのじゃないかな」と想像してスケッチを重ねてきましたが、なかなか彫る行為にまで時間がかかりました。どうしてかな?と思いながら彫る行為に向き合おうとしない私。ならば、もう少し彼を知ろうと調べたり、他の短編をいくつか読んでいくことにしました。
ある崖の上の感情という短編小説が何とも陰鬱でありながら、登場人物の崖から見下ろす景色、窓が私の頭の中に浮かんできます。それは新見南吉のおぢいさんのランプの最後のシーンとどこか重なるよ