えほん屋、ときどき、ランチ屋。

今日は11時にお客さん。
姫を送り出してから、さつまいもをふかして、エビを茹でて、ゆで卵の皮を剥く。
ブロッコリーは小さめに切り分けて、アボカドもカット。マヨネーズで和えて、粗挽き胡椒を忘れずに。
冷蔵庫にアイスティーを作って、彼女が来たらすぐパスタを茹でられるようにたっぷりお湯をわかしておく。
しらすパスタのてっぺんに盛る青ネギも刻んでおこう。

「台風が来るね」

そう言いながらやってきた彼女の手土産はお庭のユーカリ。
ほんのりいい香り。

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「風に持ってかれちゃう前に切ったんだ」
「ありがとう、カフェ感増すねw」

子供の好き嫌いに左右されず、自分の食べたいものを、お客さんに食べさたいものを、2人前だけ作って出すランチタイム。好きなBGM、好きな話。

「ヘーゼルナッツ?」
「うん」

珈琲にはわざと苦いチョコ。大人の時間を際立たせたい母ふたり。

「食べるばかりで悪いね」
「いや、どうやら私こういうの好きっぽい。」

これは発見。
家族以外の人にご飯を出す面白さって、あるのだね。

「また来てね」
「うん、また来るよ」

そうして彼女は、こどもを迎えに行く。

ママ向けの、定員2名くらいの、ランチやさんなんていいなあ。
お代はなんかしらの野菜、とかでw。
・・・と(色んな意味で)甘い妄想に浸る午後のひととき。

今度は夕飯を考えないと。
常連客(家族)には、何を出そうかな、、(こっちのが悩ましいw)

えほん屋、ときどき、ランチ屋。
よいなぁ。



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