暮らしの写真(書きかけ)

画像1 コンクリートでの造作をある日突然妻が始めた。「コンクリート職人になる」と突然言い出したので、左官屋にでも転職するのか、と思ったけど、アートプロダクトの製作だった。これからが楽しみ。
画像2 コンクリートや石。普段、日常の住空間には入れ込まないモノ達。それを敢えて生活空間に入れ込んでみるのも面白い。本や家具の中に異質なテクスチャーが混じった時に、その空間は違う匂いや色味を纏う。
画像3 肉を焼く。多分、人類が火を手に入れてから繰り返し行われてきた事で、未だに僕達は肉を焼いている。これからも焼くのだろう。肉を焼いて食うという行いが、まるでラッコが石で貝を割って食べるのと同じ人間の性質だと考える。もっと高次な生命体から観察したら、まるでラッコの石と僕達の火は同種の性質として見えるのだろうか。
画像4 ガスコンロやIHのような便利な熱源を手に入れた生活の中で、敢えて裸火で調理をするのも面白い。燃料は廃材を利用していて、簡単に言えば、ゴミを燃やして調理をする行いなのだけど、何故か少し贅沢な時間を過ごしている気分を味わえる。
画像5 ドライプラントは風水的にはあまりよくないらしい。ドライフラワーだらけの我が家は不幸の館なのかも知れない。僕は見ていると和むので、個人的にはあるだけで幸福感が増す。結局±0になるなら、ある方が良いのかな、と思う。
画像6 トイレのドライブーケは時々フレグランスオイルを吸わせている。空間の匂いをコントロールする優れた天然のプロダクトとなる。
画像7 ドライフラワーをプロダクトとして販売するビジネスは対面販売の計画として当初立ち上がったモノだったが、コロナ禍が直撃しておじゃんになった。それでもドライフラワーを作るのが好きなので売り先のない商品群が所狭しと我が家の中を占拠するようになった。時々猫に襲われて壊れてしまう子もいるけど、それも摂理だと受け止めている。
画像8 植物達は最近ガラス温室の中で集合住宅暮らしをしている。温室が合う子と合わない子がいる。それがまた面白い。温室生活が合わない子達はまた温室から出て部屋の中のランダムな場所に配置されて暮らしている。
画像9 多肉植物は放っておくと異形になる。ヘンテコな形を披露しながら、必死に生きてくれる。それが多肉の最も大きな魅力なのではないか、と思う。人間もそうであって良いのだと思う。面白い形を晒しながら、一生懸命生きるのは、物凄く魅力的なのだと思う。
画像10 窓辺の光は何かがある事で色づく。常に逆行で映し出される変わった額縁としての窓が好き。
画像11 生活の中にある色と香りが、僕の生活を彩ってくれる。色と香りは僕にとってチルな時間の象徴で、その中でクリエイションを発揮している時が一番幸福を感じる瞬間の一つ。
画像12 植物の形は常に変化始、自然に不自然で心地よい。本当に自然的な形状を見せてくれる何かは実は死んでいて、生きているモノは常に自然に不自然である感じがして、それが生きている匂いのような気がしている。
画像13 光と物質。空間の光と生物という物質。暮らしの場は人間も含めて、そんな感じで、その中に照明としての光や無機物としての存在も混じって、雑然感と整然感が両立して生活時空を構築している状態が好き。
画像14 そういえば、僕達は植物を乾かして飾るのに、動物は乾かして飾らないな、とふと思う。稀に剥製を飾る人もいるだろうけど。処理した魚の骨なんかも飾ったら面白いのかな。それか恐竜の化石とか飾るのとかがドライフラワーを飾るのと何か関連性のある行いなのだろうか
画像15 小さい花が好き。バラのような花も好きだけど、やはり小さな花が好き。かすみ草がない花束は僕には何か違和感的な印象をもたらす。最近の小さな花の人気急上昇は芝桜。アトリエの花壇で雑草の中に花を咲かす彼、彼女らが愛おしい。
画像16 皿は食材にとっての舞台。調理という名の化粧をして、味という演目を演じる。ただし演劇を楽しませるのは、それだけではない。劇場のある街、つまり周辺の環境から始まる。インテリアから食事の演目は始まっていると言える。
画像17 マクロレンズで猫を撮影するのは難しい。レンズのピント調整は全く猫自身の動きに対応出来ない。時たま奇跡的に捉える事が出来て、シャッターを押す。猫と共同作業に成功したようで、僕の気分は高まるが、猫本人はキョトンとしている。
画像18 自家製のハーブを作る生活は僕達に彩りを与えた。チャービル、ディル、パセリ、チリ、バジル…調理に使う為にインテリアを兼ねて室内に、ガーデニングを兼ねて屋外に。ハーブ屋敷になっている我が家で、食事や日常に香りと色彩を楽しんで暮らす。
画像19 形あるものはいつか崩れる。生命は尚更である。死後の造形保存においては、その生命の根源たる水分を失う事で更に容姿を保管に対応させていく。完全にミイラそのものである。また塩漬け肉なども水分を失わせる。乾燥野菜などの食材についても同じで古代エジプトの時代から人類はミイラを作り続けている。
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