2020 年7月21日より26日まで個展を開催しました。愛知県でも新型コロナウイルス感染拡大が心配される中、ギャラリー内にサーキュレーターを設置したり、手にとって見ていただく展示には消毒液、ビニール手袋を設置しました。対策を理解していただき消毒液の使用や手袋をして展示物を観覧していただく姿が見られました。

この個展会場の予約した際、開催前に思い描いていた事は次々と当てが外れました。

自分が生まれた東京オリンピックが再度開催される2020 年の夏に個展を開催する→オリンピック延期。夏には新型コロナウイルスの感染も落ち着くでしょう→全国で感染拡大　愛知県でも過去最多の感染者。梅雨くらいは明けているよね？→梅雨明けず。最終日は1日雨模様

しかし6日間の来場者の合計は900名近いたくさんの方にご来場いただき大成功と言う結果となりました。
個展の収支としては会場で発売していた本、グッズなど全部売れても黒字とはなりません。新しいイラストの仕事に繋がれば黒字もあり得ますが今回はそれも難しいです。
この個展ではイラストレーターとしてのこれまでの仕事を展示して振り返り、できればそれを多く方に観ていただくのが目的でした。その点から言えば大成功です。

これだけの多くの方に来ていただけるからには何でこの個展の事を知っていただいたのが興味があります。
会場では毎日アンケートをとったりお客様に声かけて直接聞いたりしました。

一番多いのが「たまたま」と言うお客様。子供を連れて散歩してたら『のりもの』という看板があったので入ってみた。と言う声もいただきました。やはり分かりやすいシンプルな個展タイトルにしたのも良かったです。
新聞記事に次いでネット、口コミも効果があった一方でDMの効果は今ひとつ。一番費用をかけた告知ですが毎日のアンケートでも同じような結果でした。次回は印刷枚数減らして最低限とする事を検討します。

今回の個展から色々な課題が明確に見えてきました。もっともっと作品を増やしたいし次はコロナの心配ない世界で開催したい。と言う事で2年後にまた同じギャラリーを予約しました。次回は働く乗り物をテーマにしたいと思っております。