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10.私の身体には沢山の蟻がいる

イメージとして掲載する撮影した写真ならびに撮影された写真の全てについては、鬱病などの本文の内容とは無関係です。

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今までの生活が一変する病魔は徐々にやって来ていました。

精神科領域の調剤薬局へ移動になった年の秋。

初期症状は風邪のような症状でした。

滅多に風邪をひくことが無いみぃちゃんですが、咳がなかなか止まりません。

倦怠感もなかなか抜けません。

最初は風邪かな?と思っていたのですが、市販薬を飲んでも一向によくならず、いい加減内科にかからないといけないだろうかと思っていた矢先でした。

ある秋の日の午後。

普段通り職場にいたら、突然吐き気とふらつき、下痢が止まらなくなりました。

そして、不安感と動悸が止まりません。過呼吸にもなります。

これにはもう限界。

早退をすることにしました。

自力で30分程の運転にて地元の病院へ行きましたが、風邪でも何でもなく原因が分からないと言われます。

その日は家で休みましたが、一晩あけても原因不明の風邪に似た症状も不安も動悸もよくなりません。

益々不安が募り吐き気も治まらない所か、手先足先の痺れまで出てきました。

仕事に行こうとしても身体が動きません。

原因が不明な所か、益々症状は悪化する一方です。

映画、8年越しの花嫁をご覧になった方でしたら分かるかもしれませんが、主人公が病院へ強制的に運び込まれる時の症状。

あのまんまです。

身体中に蟻が這うのです。

手先足先が痺れ、足先から指先、頭からも蟻の大群が身体中を這いずり回ります。

追い払っても消えてくれません。

吐き気、冷や汗、恐怖、不安、悪寒、過呼吸、命を狙われそうな感覚。

全ての恐怖が蟻と共にみぃちゃんの身体を蝕んできます。

母から睡眠薬をもらいましたが、寝ることもできません。

その頃には既に、みぃちゃんからは笑顔が消えてしまいました。

元気を出そうと思いバラエティー番組を見ても、全然笑えないのです。

3日程休みをもらいましたが一向に良くならないので、別の内科にかかりますが、そこでも原因が不明。

長いこと休みをもらうのも申し訳ないので、かかった内科の中で電話して支店長に症状を説明すると、知り合いの精神科医を紹介するので今からすぐに行きなさいと言われました。

自分が精神科領域の調剤薬局で働いていること。

精神科にかかるのはかなり抵抗もあります。

勇気もいります。

誰か傍に居てくれたらいいのに。

とも思いますが、幼少期から人を頼るのは悪の精神で生きてきたみぃちゃんですから、周りの人についてきて欲しいとは、絶対に言えません。

上司が知り合いの精神科医に電話連絡してくれている。

それを無駄にしては申し訳ないという気持ちで最後の力を振り絞ります。

運良くちょうどいた内科のすぐ目の前のメンタルクリニックだったこともあり、自力でその足で行くことができました。

それが、出会って2年余りでお亡くなりになるT先生との出会いになるのです。

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