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12ヒーラーズと歩く12の軌道(7)〜セントーリーと乙女座

バッチフラワーレメディを携えて歩くホロスコープの旅。

射手座の次はどこに行こうか、また迷いに迷いました。
この後はもう私にとって強敵しか残っていない...?

もうすでに牡羊座シーズンになって数日経過したのですが、彼岸も重なった乙女座満月前、きっつかったのは私だけではないはず。

乙女座って、実は陰の力がめっちゃ強いらしい?
本当は目を背けたい部分が、照らし出される満月でした...

私はここにフォール(下降)の金星を持っています。
ちなみにチャートルーラーも金星。
この力を私なりにうまく使っていくことが、人生を乗りこなすコツなわけですが、なにぶんフォールゆえ...。
なんて言い訳しているとプールに突き落とされるよ!
私の金星サビアン「水泳競争」をネタに漫才めいたやりとりを、ととこさんとしていました。それは楽しい気づきだった訳ですが、そうこうしているうちいつの間にかプールに落ちてもがいていたことに気づいたのが、乙女座満月の直前でした。

そうそう、ととこさんが勧めてた森見登美彦さんの『熱帯』に「満月の魔女」という言葉が出てきて、“鯨座新月”に続く”魔女座満月”だわ!って盛り上がって、いやはや、境界線を溶かして広げる魚座効果に違いない。
そんな世界をまるっと映し出すのが”魔女座(乙女座)”の満月だったのでしょう。

と話が脱線しましたが、そういうマニアックなものを好むのも恐らく乙女座金星。本物の魔女は蠍座かもしれないんだけど...。

乙女座の軌道 セントーリー ∞ ホリー ∞ パイン


「控えめで尊厳ある性格」「自分を殺してまで徳のある行為をする傾向」「奉仕を必要とする性格特性」「細かいことに注意が行き届く感覚と、強い識別力」「几帳面で実用的」「物質主義的で細かい」「決まりごとに甘んじて、人生の奇跡を(あこがれてはいても)見失うことが多い」

『バッチ・フラワーレメディーの占星学』

ピーター・ダミアンは乙女座(処女宮)の特性をこんな風に述べています。

この宮にチャートルーラーの金星を持っている私ですが太陽が獅子座なので、控えめに言ってもどうも奉仕と謙虚さが足りないというか、それゆえ7番目の天秤座的な場所から先へ進めないような感覚を拭いきれません。

季節の循環の中での乙女座の位置を考えるなら、私たちが個人的関心ごとから宇宙的関心事へと自分自身を新たに方向づけていくことができるようにー(中略)ーこの自己変容は起こらなければならない(中略)。このような変容は、他者ヘの献身的な奉仕をなんらかの形で行うよう人を導いていくだろう。

『占星術と神々の物語 ホロスコープの中の元型』

「個人的成長の最後、ないしはもっとも発達した段階」である乙女座(ないしルーラーとされる水星)の示す「識別力」とは、個人が集団と出会うために有益なものを同化するためと、そうでないものを排出する準備として「全体を部分へと分解する」能力。
…なんだけど、分解しっぱなし、分析しっぱなし、ではネガティブな面に傾いてしまう。過度に分析的になったり、完璧主義になったりというような。

乙女座ないし6ハウスが示すテーマに「健康」があげられます。
それは「地」のサインが示す通り、まず肉体の健康と捉えられますが、
現代においては心や精神が肉体の健康に及ぼす影響を無視できません。
もう一つ乙女座が健康と結び付けられる要素として、支配星が水星であることがあげられます。
知性の神ヘルメス/マーキュリーが双子座の水星だとしたら、乙女座の水星は錬金術の始祖メルクリウスに表される。

一方で乙女座の支配星をキロンやケレスとする説も出てきている。
「傷ついたヒーラー」と呼ばれるキロンは「健康」というテーマに、大地の豊穣を司るケレスは「奉仕」というテーマに近しい。
より新しいテーマとして、地球環境の保護、というよりも地球そのものの治癒という領域も、乙女座が負うことになるのでしょうか。

霊を純粋な化学に置き換えてきた過剰な文明化によって、危機にさらされている惑星を浄化し治癒すべく(中略)自分たちの歴史や文明における乙女座の極性を見直し、冷たく頑固な論理の原型ではなく治癒の元型を創り出すことが必要不可欠

『占星術と神々の物語 ホロスコープの中の元型』

「癒し」という言葉を使うと魚座の領域に飛躍しそうではあるけれど、人の手によって自覚的意識的に「治癒」をもたらすことが乙女座、という感じ。
ちょうど環境問題に関する映像に触れる機会があって、そこから色々気になって調べていたところにこのテーマがやってきて、それはやっぱり乙女座満月に扱われるべくしてだったのかと感じ入ります。

とりわけ植物に治癒の力を感じるのも、乙女座金星の所以だろうか。
乙女座に太陽や水星があれば「緑の手」の才能なりそうだと思うのだけど、私の場合は...?
昔は、部屋に置いた植物が悪いエネルギーを吸ってくれて枯れることしばしば。
今は緑に囲まれた環境の中で、さらに部屋の植物も多めになって、すぐに枯れちゃうことはなくなりましたが、相変わらず奉仕するよりされているほうだと思う。

そうそう、フラワーレメディを取り入れ始めたのも、雪の季節になると庭仕事ができずてきめんにパワーが落ちるから。自分だけでなく買ってきた切花のお水にもレスキューを垂らしてみたら、すごくもちがよかった。

植物=地のエレメントでもあるけれど、「水」にそのエネルギー(「火」的なもの)を転写(これは「風」的な)したフラワーエッセンスは、まさに錬金術という乙女座的な性質を持っているものなのかもしれません。
バッチ博士は太陽天秤座だけど、乙女座14.0°に金星、28.44°に水星を持っています。

そういえばプログレスの太陽は乙女座で、もう数年もすれば天秤座へ。

私自身のネガティブな乙女座的な性質を見直して、世界に貢献できるようになっていきたい。。


乙女座のコミュニケーションフラワー セントーリー

セントーリータイプの人たちは遠慮深く、人当たりが良くて親切なので、どこへいっても人から好かれます。ところが、そのような「高貴」な性格の背後に潜んでいる動機は、人から認められ、好かれたいという願望です。

『バッチフラワーニューセラピーⅠ   12の軌道』

前半の文章は当てはまらないとしても(ということはすでに補償状態なんだろうけど)、それにより「犠牲になる」のが自己肯定や自己実現といった自分にとって大切なもの。
私の場合、太陽獅子座にとって果たしたい大切なものが抑えられてしまうので、生命力を奪われるような感じになりがち。

セントーリーが示すマイナス状態「意志が弱く他人の言いなり」というのは、とかく日本では「美徳」とされがちだったけど、本当はそれが謙虚だとか言うのでもなく、きちんと自己の意志を自分で尊重しながら、自分の能力を奉仕や貢献に役立てることが、乙女座というサインが目指すところなのです。

「臆病で恥ずかしがり屋」...昔の私は殊にそうだったかもしれません。
意志の伝え方や表現のしかたというものを知らなかったからでもあり、
逆に行き過ぎると謙虚でないこと、目立つことで非難されるような、
日本の田舎のような土地柄ではどうも生きづらくって敵いません。
そんなの気にならなかった太陽期もあったんだけどなぁ。

うーん...前回の蟹座火星に続いて「陰」サイン×「フォール」の天体という組み合わせを見ていくのは危険か?でもなぁ、ここで獅子座を挟む気にもなれないな。
びっくりするくらい私の陰の部分が浮かび上がってきます。
今はとことん乙女座金星に向き合っておく必要があるのかもしれません。

どこかで見ないようにしていた、セントーリーの特性、
今はもう当てはまりすぎていることを認めざるをえない。

・身体的に消耗しやすいのですが、それでも精神は敏感で活発です
・なかなか自立ができません。簡単に影響されます。他から助言をもらっても、
 自分の持つ小さな個性を覆し、歪めてしまいます
・個人的な願望を犠牲にしてまで他に気を使う
・自己否定、自己犠牲に陥る傾向

『バッチフラワーニューセラピーⅠ  12の軌道』

外側で「いい人」を無意識に演じていて、でも本心ではブラックなところも知りながら自分を責めていたのかもしれません。

他の人と一緒にいるとよく疲れたりだるくなる

『バッチフラワーニューセラピーⅠ  12の軌道』

これ、顕著です。認めたらやなやつになるけど、自分をいじめるよりも認めてしまおう。
ん?そうじゃなくって、これもセントーリーのマイナス面。
自他との境界線をきちんと意識すること、無自覚に相手を受け入れすぎたり、自分のバリアを弱めてしまっているということ。

『バッチフラワーニューセラピー Ⅰ 12の軌道』のなかで、一番最初に紹介されているのがこの「セントーリー」の軌道なのですが、最初に読んだからかサラッと流していけたけど、読み返してみると結構ハードな軌道です。

こと、私のホロスコープでは11ハウスという人生後半のテーマであり、チャートルーラー金星がある場所。
ある意味10ハウス的な場所からいったん退いているような身としては、今こそ取り組むべき課題なのかもしれません。

実際のところ乙女座満月前はあまりにきつくて向き合えないくらいでしたが、向き合うよりも自分を守るための行動が必要だったのだと、今さらながらそちらのケアを強化中。

「意志薄弱」と言われると、太陽獅子座としてはそんなことはないと思ってしまいたくもなるのだけど、境界線を溶かす魚座が強めの昨今、ほどよくバリアを作って私自身を守ってくれるセントーリーを使いながら、フォールの金星をサポートしていく必要がありそうです。

ひとつは人生を自分の意志で形作り、人生の課題を学ぶという方向性であり、もうひとつは、傷つけられた感情をブロックして、弱点を補償するという方向性です。

『バッチフラワーニューセラピーⅠ 12の軌道』

セントーリーが極端な陰の状態を表しているがゆえ、それを補償する陽の状態であるホリーへと傾く、そしてそれがまた極端に達するとパインという陰の状態に陥っていく。

ふりかえってみると乙女座満月前の期間、コンペンゼーションフラワーの「ホリー」とディコンペンゼーションフラワー「パイン」のマイナス状態を行ったり来たりしていました。


コンペンゼーションフラワー 〜 ホリー

「怒り、憎しみ、妬み、嫉妬、不信感、復讐心、執念深さ」に効くレメディ。

なんだか激しいワードが並ぶので「セントーリー」状態の弱々しい状態からどうしてこうなるのか、不思議でもあります。

私の場合は蟹座火星を持ってるからこのようなネガティブな性質が発動してるのかと思ってたけど、どうやら金星が拗れてこうなってたらしい。相乗効果?陰極まって陽となる...本の、この軌道の部分を何度も読み返していてもなかなかに捉え難い。

極端に振れすぎるそんな性質が自分の中に確かにあるのだと、認めるのはこうも難しいことなのだろうか。

マイナスが強くなるとプラスの面がかき消されてしまうし、マイナスも底を突くと無になる。マイナスの時には学ぼうとする意欲はおろか客観的に自分を観る力もなくなってしまうから、一体自分がどんな状態でどんなことを考えていたのか、詳細に思い出すことは難しい。

当たり前なのかもしれないけど両方が同時に現れることはないから、どちらかが強く現れていると気づいた時にすぐさまその状態をケアするということが大事なのかな。乙女座の繊細で弱っちい部分が確かにあるのに、平気で鈍感なふりをしてしまうのが、太陽獅子座なのかもしれません。

自分であっても他人であっても、人を許すのはとても難しい

『バッチフラワーニューセラピーⅠ 12の軌道』

そうそう、許せないんだと思う。
乙女座金星と蟹座火星との反乱は見て見ぬふりをできないレベル。
どうにかして協力体制を再構築していかなくては。

ホリーのプラス指標は、

・人の幸福を心の底から素直に祝福できる
・愛情を与えられる

『バッチフラワーニューセラピーⅠ 12の軌道』

というもの。ちょっとまだハードルが高い。
例えば、自分に愛情を与え自分の幸せを素直に喜べる、そんなことにも効果はあるんだろうか。
そこが満たされていない場合には、ディコンペンゼーションフラワーの「パイン」に陥っていく可能性もありそうです。

ディコンペンゼーションフラワー 〜 パイン

いつも「罪悪感」に苛まれているのがパイン状態の特徴。
私はそんなつもりなかったんだけど、あるみたいです。
本当かなぁ?そもそも罪悪感ってどういうことなんだろう?

もし、今「自分はしあわせではない」と思うなら、そこに罪悪感が存在している可能性があります。「罪悪感」とは、ひとことで言うと、「自分が悪い」「自分のせいだ」と感じる感情のこと。

ー下記サイトより

こちらのサイトで罪悪感チェックができます。

□ 他人の期待に過剰に応えようとしてしまう
□ 自分と仲良くしてくれる人に、どこか申し訳なく思う
□ 過去に自分がしたことで後悔していることがある
□ 仕事や恋愛を頑張っているのに、報われない
□ うまくいかない恋愛ばかり選んでしまう
□ 子どもを深く愛しているのに、やたら怒ってしまう
□ 自分の子育てに自信が持てない
□ なにかと自分を責めて「ダメ出し」してしまう
□ つい責任転嫁してしまう

ー同サイトより

9個中7個当てはまるかなぁ。
そして罪悪感の7つのタイプというのがあって、私はこれに当てはまりそうだなぁと思ったのが、

自分は穢れているという罪悪感
⇒「自分といても相手はしあわせになれない」「人と距離をとってしまう」「ギャンブルにはまりがち」などの行動は、この罪悪感によるもの。罪悪感が潜在意識にたまっていくことで、しあわせになれない選択を繰り返してしまいます。

ー同サイトより


ディートマーがあげている「パイン」のマイナス指標から当てはまるものを選ぶなら...

・人のせいかもしれないとしても、自分に非がなかったかどうか必ずチェックしてしまう
・自分をよく責めている(そういうことだったんだと最近、自覚が出てきた)
・心の底から喜ぶことが、とても難しいと感じられることがある
・そもそも心の底から喜ぶことができないので、悲しんだり落ち込んだりすることが多い
・人に非難されると気分が台無しになり、後ろめたさでいっぱいになってしまう

『バッチフラワーニューセラピーⅠ 12の軌道』

うわー、読んでるだけでめんどくさいですね。
って、これも自分を責めることになるのかな。
外に出さずとも、自分の中でしっかり認めて手放していくしかない。
こじらせた感情をあらためてお勉強中です。

ただあまりネガティブにばかり浸っているのもどうなのか、と今朝ふと思いました。というか、ここ数年常に浸って抜け出せなくなっていたことに、ちょっと違う角度から気づけました。
落ちてもちゃんと何かを拾ってこれるなら、悪くない。
(これが『熱帯』での「サルベージ」「伏線の回収」ってことかw)

自分の「セントーリー」がわりと強めなのもわかってきたけど、
「罪悪感」というものも私の中で意外と強いのかもしれないぞ。
「パイン」は飲んでみる必要があるのかもなぁ?
「自分は汚れているという罪悪感」ならば「クラブアップル」もいいかも。
ちょっと客観的になれている今のうち、感情をしっかり見てみてから。


12の軌道の旅を始めて2ヶ月。もう2ヶ月?それともまだ2ヶ月??
この頃時間の感覚がジェットコースターだ、くるっと1回転して行ったり来たりするタイプ。
決してそれが好きな訳ではない、むしろ現実では乗らないんだけど...
降りたいんだったら降りるって決めなきゃな。
そうかといって低いところだけノロノロ走っているのも時間もったいないなぁ。
選択肢はそれしかない訳じゃない、自分の足で歩きたいし、行きたい場所を明確にしてそこに連れてってくれる乗り物を選ぼう。


また話がズレた。

その約2ヶ月間「メンテナンスレメディー」をとり続けているのですが、効果はどうかって、それは穏やかすぎて正直よくわからない。
でも少なくとも「安心」という感覚は得られているかもしれません。
不安になったら飲んでみる、という「行動」ができること、劇的な効果はないがゆえ依存的にならないのが、フラワーレメディのいいところかも。

蟹座火星の「クレマチス」と「インパチェンス」が交互にやってくるので、
本当のところは結果を急ぎがちなんだけど、
強いモヤモヤが出てる時は「レスキュー」を入れてみたり、
乙女座軌道に取り組み始めると境界線引けてなかったことに気づけたので、
「セントーリー」と「ウォルナット」で防御を強化してみたり、
少ない選択肢ながらも今の自分にできることを積み重ねてくことと、
反対にいらないものを手放していくこと。

春分すぎて、太陽牡羊座の季節だから「インパチェンス」的な焦りも強まりますが、いろんなことを全部やるには気力と体力が持つか心配...
そんな時は「オリーブ」や「オーク」が強い味方になるわけで。

むしろ選べないで迷う時は反対の天秤座の「スクレランサス」が出てる時。
私はこっちに天体が偏っているから、それも疑ってみる。

やっぱりおもしろいなぁ、星とバッチフラワーレメディ。
ちょっと間が空いてしまったけど、
ゆっくりペースで12の軌道の旅を続けて行きたいと思います。

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