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2024リセット旅行⑥憧れの奈良ホテル

奈良に行くのだったら泊まってみたいところがあった。

だけど「お水取り」だと夜遅くなってしまうのでもったいない…
ならばもう一泊すればいいのだ!と、思いきって予約。

そこへ向かう近鉄線のホームにあったポスターは、
そんなわくわくする気持ちを祝福してくれてるような。
前泊した奈良ロイヤルホテルも素敵でしたよ。
でも本命の奈良ホテルに泊まるわたし、おめでとう!

近鉄奈良駅から徒歩で行くと、裏門から入ることになる…
しかし目の前にあったのは、サンラファエル教会。
これも、見たかったの!

でも中は見れなくて、残念…窓もすべてカーテンがかかっていた。
レーモンドによる貴重な建築、時間が限られてたり有料でもいいからぜひ見学できるようにしてほしいなぁ。

気を取り直して坂を登って行くと、見えてきた。

エントランスに人力車。風情がありまくり。
法被の文字がまた奈良ホテルにぴったりな「麗」。

全体も写してみる。

中ももちろんもっと素敵。

あ、この上に登るのを忘れた…

チェックインまでの待ち時間に喫茶室で紅茶。
優雅なじかん。
ケーキも食べようか迷ったけれど、
途中で買ってきたお菓子があったので…

近鉄奈良駅を出てすぐのアーケード街にあった和菓子屋さんの、
かわいい包装のいちご大福と、期間限定「修二会の椿」。
お部屋に入ってゆっくりいただく。

外出するのももったいないので、夕食もホテル内で食べることにして、時間まで館内を散策。

部屋は2階なので、あえて移動は階段で。

これに呼ばれてたのです、幻の長崎ホテルの食器たち。
昨年の長崎旅行で見かけて、奈良ホテル、気になるぞと思ってたら、まさか翌年に来れるなんて。

にわか歴女であり元ホテルスタッフの血が騒ぐ。
しかしもちろんこんな伝統あるホテルでは働いたことないので、その重厚感に圧倒されます。
いいなぁ、こういうところで一度働いてみたい、なんて思ってしまう。

「桜の間」にはアインシュタインが弾いたピアノやら、これまでの要客にまつわる資料が置いてある。

これ、全部は読んでないし内容ほぼ忘れちゃったけど、おもしろかった。
自分の日記なんて死んだ後でも誰にも読まれたくないと思うけど、こうして貴重な資料になるのはやっぱ天才が書いたものだからだろう。
カバーの裏に、アインシュタインの誕生日が書いてあったのだけど、なんと私が宿泊した翌日。
生誕145周年!ここでも、おめでとう!!


夕食は、フレンチのコースを食べ切れる気がしなくて、和食にしました。

日本酒も頼んでみたけれど、1合飲みきれなかった…

器が素敵。

これ、美味しかったのー!
さすがに鮑は入れられないけど、こういうのつくってみたい。

予定より一時間早く席が空いたと連絡があり、どうしようかなぁと思ったけど、早く来たら食事が始まる前、窓からこの景色が眺められて良かったな。

ちなみに、私の生まれた町の名前が「大和町」。
平成の大合併でもう町の名前はないんだけど、誰がつくったのか町の歌の中に「国のまほろば」という歌詞があったことを思い出す…
その後頭の中でリフレインして止まらない。。
お酒のせいだろうか。

ちょっと中座して、階下のお手洗いへ…
するとここでも私へのお知らせかのような案内板を見つける。

ウケる!星座別って…!!
星読みをやめたほうがいいんだろうかと悩んでいる私へ、
いやいやそんな深刻に考えるなんて馬鹿らしくないかい?
と言われているような感じだった。
もっと楽しもうよって。


そうなんだ、なんでも真面目に(?)深刻に(?)考えすぎる悪い癖。

ホテルの仕事だって、もうちょっと肩の力を抜いてできたんじゃないかい?
職業病みたいにすみずみまでチェックしてしまうのだって、楽しんでやってる分にはそれでいいじゃないか。

古くたって多少の不便があったって、それだって楽しめる。
逆に、楽しみ方を知らずにクレーム言ってくるお客さんに対して、わかってないなー何様のつもりよ、って言ってやりたくなるのが大変だった…

天井が高い…!

窓も大きい!

あーしあわせ。


朝ごはんも和食で…
伝統の茶粥をいただきました。

名残惜しいけど出発。
到着時に対応してくれたスタッフお二人とも会えて、
あいさつしたり見送ってもらったり写真も撮ってもらったり…
建物や歴史や雰囲気だけでない、心に残る思い出ができた。

またいつか行きたいなぁ。
ありがとう奈良ホテル。

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