仕組みとモデルのもう一歩先

セミナーを受けたり商談や会食で情報を仕入れ、自社でも実践するのだ!となる話はよくある。

一番あるのは仕組みの実践(真似)をすること。管理手法や判断基準、チェックシートなどやり方そのものを持ち込む。しかしそのまま使っても大概うまくいかないのは、背景の違う状況で個別解だけ持って来てしまってるから。

少し進んで、仕組みではなくそれを抽象化したモデルを活用することがある。概ね3-4個のフローチャートで表されていて、一つ一つについて自社ならどうするか仕組みを考える。これも途中で検討が止まることが多く、案は出せても合意できなかったりする。

一つの解決法として、自社にとってなぜその論点が必要か、ビジョンや戦略から落とす「狙い」のようなものを作るやり方があると思う。

狙いを一から考えるのは論点が多いので結構大変だが、どこかから仕入れたモデルをベースに考えることで考えやすくなる。モデルと狙いから仕組みに落としてみる、そんな流れ。

なにか他社の仕組みを聞いて使いたくなったら、抽象化されたモデルとその会社はなぜそうしたのかの狙いを必ずセットで聞くことで、より自社での検討がしやすくなると思う。

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