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【必見】就活パーフェクトブック

私たちは体育会学生・スポーツ経験者の就活をサポートする「アスリートエージェント」です。

「就活って何から始めればいい?」
「スポーツしか面接でアピールできることがないけど大丈夫?」

こんな悩みや不安を持つあなたのために、就活の基本をまるっと詰め込んだお助けブックをお届けします。



第1章|就活スケジュール

1. 就活スケジュールの実態

💡Point:
就活スケジュールの「実態」を正しく知ろう!

クイズ:就活をスタートする時期はいつ?

A)大学3年生の4月から
B)大学3年生の3月から
C)大学1~2年生から
D)大学4年生になってから

答えは……?

国によって決められた就活解禁日はBの「大学3年生の3月から」です。

しかし、実は就活はどんどん早期化しているんです!

第一志望に内定をもらえる学生の多くは、「大学3年生の4月から」、早い人は「大学1~2年生から」準備を進めています。

このスケジュールを知らずに、本格的に就活が始まったころにはもう手遅れ……なんてことも。とくに、試合や練習で忙しい体育会学生からは「なんでもっと早く始めなかったんだろう!」と後悔の声がたくさん挙がっています。

これを見ている皆さんは下のスケジュール表を参考にして、第一志望内定への一歩を踏み出しましょう!

■体育会学生のための就活スケジュール 

大学3年3~5月:
就活準備スタート!これまでのスポーツ経験で得た強みは何か、自己分析を行ないましょう。部活のOB・OGの先輩と話してみるのもタメになります。

大学3年6~9月:
サマーインターンシップにエントリー&参加。部活に支障が出ない短期のインターンシップもたくさんあるから、積極的にチャレンジ!

大学3年10~12月:
オータム・ウィンターインターンシップにエントリー&参加。早期選考に備えましょう。

大学3・4年3~6月:
いよいよ本採用のエントリーがスタート!本命企業の対策を強め、第一志望の企業から早期に内定を得ることを目指しましょう。

2. インターンシップとは?

インターンシップとは学生が企業や自治体で「お試しで働く」こと。1日~1週間程度の短期のものもあれば、1ヶ月以上の中長期に及ぶものも。

時間がない体育会学生は短期のインターンシップを選ぶ人が多いものの、長期のインターンシップであれば給料が発生するものもあるためアルバイトの代わりに長期のインターンシップを選ぶ人もいます。

大学3年生の夏~冬にかけて募集があるインターンシップは、明確に書かれていなくても、実は選考に直結しているものもあります!

また、選考につながっていなくても「インターンシップに参加して企業を理解している」という事実だけで、本採用時のアピールにもなるため、気になる企業のインターンシップは積極的に参加しましょう!

3. 早期選考とは?

早期選考とは大学3年生の冬までに内定をもらえる選考のこと。大手企業をはじめとする、さまざまな企業が早期に選考を行なうため、機会を逃さないようにしましょう。

💡Point:
早期選考に参加するためには、事前のインターンシップへの参加が必要な場合も!

早期選考を受けられなかった学生は、本採用の限られたポジションを争うことに……。

自分の目指す業界や企業がどのような選考方法を取っているのか、調べたり先輩に聞いたりして情報をキャッチすることが大切です。

💡Point:
まとまった時間を取りづらい体育会学生だからこそ、早いうちからコツコツ就活準備を進めることが大切!

〇冬季インターン、早期選考についてはコチラの記事もチェック!

夏季インターンとの違いについてもご紹介!




第2章|自己分析

💡Point:
自己分析の大切さを知ろう!

自己分析とは?

自己分析とは、自分の性格や考え方、価値観、長所や短所を正しく理解し分析すること。

「やりたい仕事が見つからない!」
「どんな企業なら自分に合うのかわからない」
「自己紹介が苦手……」

こんな人は、もしかしたら自己分析が足りていないのかも。体育会学生の就活の最初の一歩は自己分析からスタートさせましょう!

まずは学生時代に一番時間をかけてきた、スポーツ経験から振り返ってみるのがおすすめです。

■体育会学生の自己分析のための質問リスト

・どんなことに感動するのか
・どんなことに怒りを覚えるのか
・チームメイトからよく言われること
・なぜ練習を続けてこられたのか
・試合に負けたときにどうやって乗り越えてきたのか
・リーダーシップを発揮できるタイプなのか
・尊敬している人は?

自己分析はこちらの動画も参考になります!

一つひとつ、言語化して自分自身を「自分の言葉」で表すトレーニングをしましょう。


自己分析不足の体育会学生あるある⁈

ここで、面接官や人事から「自己分析が足りていないな〜」と思われてしまうNG例を見ていきましょう。

NG例①

学生「私はこれまでバスケットボールに打ち込んできたので、御社のようなスポーツメーカーで働きたいと思っています!」

面接官「バスケットボールの経験を活かして、スポーツメーカーではどんなことをやってみたいと思っていますか?」

学生「えーっと……どんなこと……」

NG例②

学生「つらい練習も持ち前のガッツで乗り越えてきたので、御社でも活躍できると思います!」

面接官「努力できるのは素晴らしいことですね。具体的にはどんな困難があってどうやって乗り越えてきたのでしょうか?」

学生「どうやって乗り越えたか……?えーっと……や、やる気で……!」

このように、自己分析が足りていないと「何となくそれっぽいこと」を語ることしかできず、本当のあなたの魅力が企業に伝わらないのです。企業が知りたいのは事実だけでなく、事実に対してあなたが感じたこと・考えたこと、どんな行動を取ったのかということです。

これまでのスポーツ経験がどのように自分を作ってきたかを明確にし、それをアピールポイントに変えていくことが大切です。

自己分析を通して、自分の強みや弱み、チームワークやリーダーシップ経験などを具体的に伝える力を身に付けましょう!

〇自己分析については、コチラの記事もチェック!




第3章|業界・職種調べ

💡Point:
さまざまな業界に目を向けてみる!

クイズ:知っている業界を挙げてみよう!

メーカー、小売、金融……。さまざまな業界がありますが、あなたが気になっている企業や職種はどの業界にありますか?

体育会学生あるあるなのが、「スポーツが好きだから、スポーツメーカー業界に進もう!」という考え方。

ちょっと待って!進む業界によって、十年後、二十年後に選べるキャリアも絞られてくるため、業界は慎重に選びたいもの。
それぞれの業界は働き方や年収、休日日数、得られるスキルなどがまったく異なります。企業であれば、入社してから転職することもできますが、キャリアの途中で違う業界に移るのは結構難しいこと。

今見えている業界だけでなく、以下のポイントを踏まえて業界を選んでいくことが大切になります。

同じ職種でも仕事内容が違う?
業界を知る前に、まず「職種=仕事の種類」を知りましょう。

文系学生の場合は総合職で採用されても、新卒での配属先は「営業職」となることがほとんどです。とくに、体育会学生の場合はハキハキとした態度やコミュニケーション能力を見込まれて「営業職」を務める先輩を多く見てきたはず。

ただし、「営業職」と言っても、小売業やIT業では「売るもの」も違えば「売り方」も違います。業界によって仕事内容や難易度が変わってくるのです。

■業界別の特徴

業界ごとの仕事内容や求められるスキルを理解し、自分に合った業界を見つけていくことが大切です。

以下に業界別の「営業職」の特徴をまとめてみました。

これらの特徴を参考にしながら、自分の志向やライフスタイルに合った業界を見つけていきましょう。

〇業界や職種については、コチラの記事もチェック!



第4章|自己PR

💡Point:
体育会学生ならではの強みを活かして、内定をもらえるガクチカ・自己PRを作ろう!

ガクチカとは、「学生時代に力をいれたこと」です。エントリーシートや面接で必ずと言っていいほど聞かれる質問のため、特に気合いを入れて準備をしましょう!

体育会学生がアピールしたい5つのポイント

・熱意
・目標に対して地道に努力する力
・困難をどのように乗り越えてきたか
・続ける力
・チームで活動した経験

体育会学生あるある⁈落ちるガクチカ・自己PR

ガクチカのNG例①

【NG例】
私は学生時代に陸上部に所属し、部長を務めていました。部長は代々陸上部の中で、最も「強い」選手が就任する流れがあり、私は陸上部の花形競技である100mの選手として、県大会に出場しベスト8という成績を残しています。部長として結果を残すことで、背中でチームメンバーにさまざまな影響を与えられたと思っています。

【ここがNG!】
・事実や成績しか述べていない――「ベスト8はすごいけど、陸上選手になるわけじゃないよね?」
・考えや人柄が見えない――「部長としての動機は?」
・自分ならではの工夫がない――「結果を残すのは自分のためだよね?チームに貢献したことは?」
・学びがない――「陸上部での経験から何を得たの?」
・就職してから活躍する姿が見えない――「陸上部での経験をどうやって活かしてくれるの?」

改善するなら……👇

【OK例】
私は学生時代に陸上部に所属し、部長を務めていました。陸上競技は個人種目が中心だからこそ、チームワークやメンバー同士のコミュニケーションが、重要だと考えてさまざまなアクションを起こしてきました。

たとえば、定期的にミーティングを行ない、全員の目標や課題を共有することで、メンバー同士がアドバイスや応援しあう環境を作りました。また、陸上部史上初の試みとして、種目横断型の運動会を企画。親睦を深めることで「このチームならがんばれる」というモチベーション向上に貢献しました。これらの取り組みの結果、私が引退する大会では、自己ベスト更新者と入賞者が過去最多の1.7倍の人数を記録しています。

個人の能力やモチベーションに左右されがちな競技でも、チーム全体に目を向けることで結果として一人ひとりの持っている力の底上げにつながることを学びました。この経験を活かして、ダイバーシティの精神を大切にしている御社では、社員一人ひとりが輝ける組織づくりに貢献したいと思っています。

ガクチカのNG例②

【NG例】
私は学生時代にバレーボールのマネージャーとして活動していました。活動の一環として、練習ノートを作成し、選手たちの良いところを文章で伝えていくことにしました。「〇〇さんはスパイクのフォームが綺麗になった」「最後のサーブが速くて良かった」など、具体的な言葉でノートに書き残していったのです。私が引退する日には、後輩から「練習ノートを作ってくれてありがとうございました」とうれしい言葉をいただきました。この練習ノートがチーム力向上に貢献したのだと考えています。

具体的な取り組みが書かれていて、一見良さそうなガクチカですが……。

【ここがNG!】
・課題や問題提起がなく、活動の動機がわかりづらい――「なぜ練習ノートを?」
・工夫に対する結果が見えづらい――「練習ノートを作った結果何が変わったの?」
・就職してから活躍する姿が見えない――「この経験から何を得て、どうやって仕事に活かすの?」

改善するなら……👇

【OK例】
私は学生時代にバレーボールのマネージャーとして活動していました。活動のなかで、特に力を入れていたのが下級生のサポートです。

3年生のとき、バレーボール未経験の新入生が入部してきましたが、ほかのチームメイトが全員経験者だったこともあり、すっかり萎縮している様子でした。彼女はつねに緊張しており、練習時も十分な力を発揮することができず、チームワークが何よりも大切なバレーボールにおいては致命的でした。

この状況をなんとか打開できないかと考えた私は、練習ノートを作り、彼女をはじめ選手たちの良いところを文章で伝えていくことにしました。「〇〇さんはスパイクのフォームが綺麗になった」「最後のサーブが速くて良かった」など、具体的な言葉でノートに書き残していったのです。 次第にそのノートは部員全員の交換日記のように活用され、マネージャーだけでなく選手たちもお互いに良いところや励ましの言葉を書き残す習慣ができました。

私がマネージャーを引退する日、バレーボール未経験だったあの新入生が「練習ノートを作ってくれてありがとうございました」と、入部当初よりも何倍も良い笑顔で伝えに来てくれたのです。もともとは彼女を励ますために始めたことだったので、彼女の自信につながったことをうれしく感じました。

マネージャーは一見すると地味な役割かもしれません。しかし、チームの一人ひとりを支え、客観的な視点からチーム力を高めるために、重要な存在だったと実感しています。社会人になってからもマネージャーの経験を活かし、一人ひとりがやりがいを持てるような組織づくりに貢献していきたいと思います。

ガクチカのNG例③

【NG例】
私が学生時代に最も注力したことは、フットサル部での活動です。「性別や経験年数に関係なく誰でもフットサルを楽しむこと」が部のコンセプトだったため、経験者・未経験者問わず楽しめる大会を企画し、部の雰囲気を活性化させました。所属するメンバー一人ひとりが「入って良かった」と思える場作りに貢献しました。

一見ユニークな活動をしているように感じますが……。

【ここがNG!】
・工夫が伝わらない――「コンセプトに沿った活動をするのは当たり前じゃない?」
・具体的な取り組みがわからない――「結局何のために何をしたの?」
・学びがない――「活動から得たものは?」

改善するなら……👇

【OK例】
私が学生時代に最も注力したことは、フットサル部での活動です。フットサル部のコンセプトは、「性別や経験年数に関係なく誰でもフットサルを楽しむこと」でしたが、 実際は経験者と未経験者の実力差が大きく、経験者だけが楽しめる雰囲気になっていました。
私が2年生のとき、せっかく入部してくれた新入生がわずか1ヶ月で「練習に付いていけません」と辞めてしまったことがありました。初めてできた後輩の退部にショックを覚え、「誰もが楽しめる場所にしなければ、部の未来はないかもしれない」と焦りを感じ、本気で状況の改善を試みることを決めたのです。

そこで行なったのが、未経験者が実力差を感じずに楽しめる大会の企画です。未経験者の入れたゴールは、通常の3倍の点となるルールを設定し、経験者と未経験者をバランスよく混ぜてチームを編成しました。また、大会の冒頭で、あらためてサークルのコンセプトを伝えることで、チームメンバーの意識の改善に務めました。

結果、大会は予想以上に盛り上がり、未経験者から経験者からも「以前よりフットサルが好きになった」という声を貰いました。私はこの経験から、状況に応じてルールを作り変えていくことの大切さを学びました。社会人になっても、組織の未来のために何ができるかつねに考えて行動し、貴社の発展に貢献していきます。

自己PRのNG例

【NG例】
私は高校生から大学生までハンドボール部に所属しており、ハンドボール部で厳しいトレーニングや激しい試合に取り組んできました。だから、私には忍耐力があります。御社でもこの忍耐力を活かして、困難な状況におちいったときにも粘り強く考え、壁を乗り越えます。

【ここがNG!】
・強みに具体性が足りない――「また“忍耐力”か、オリジナリティがないな……」
・強みを裏付ける具体的なエピソードがない――「練習に一生懸命取り組むのは普通だよね?」
・強みをどのように活かすのかわからない――「本当にウチで活躍できる?」

改善するなら……👇

【OK例】
私の強みは「目標達成に向けて粘り強く取り組む力」です。高校生から大学生までハンドボール部に所属しており、ハンドボール部で厳しいトレーニングや激しい試合に取り組んできました。ハンドボールは連日の練習や厳しいフィジカルコンディションが要求されますが、トレーニングがすぐに結果につながらないこともあります。

県大会の予選会で破れてしまった際には、毎日の全体トレーニングに加えて、自主的に毎朝1時間のランニングと筋力トレーニングを実施することにしました。

困難な状況にもめげず、一つひとつの課題に忍耐強く取り組み続けることで、まわりのメンバーからの共感を得られ、気づけば毎朝一緒に練習をする仲間が増えていきました。この結果、私個人の実力向上だけでなく、チームとして県大会で優勝するという成果を上げることができました。

プロジェクトや業務において、結果に結びつかないことがあった際にも、部活動経験で培った忍耐力を活かし、冷静かつ着実に解決策を見つけ出します。また、目標達成に向けて尽力する姿勢を大切にすることで、まわりにも良い影響を与えられるビジネスパーソンとして御社で活躍する人材になります。

■ガクチカ・自己PRのポイント

ガクチカ・自己PRでスポーツ経験をアピールするときは以下のポイントを意識してみましょう。

・事実や成績だけでなく、過程を具体的に記述する。
・強みや経験を具体的に、仕事に活かせる形にアレンジする。
・ほかの候補者と差別化するために、独自の視点や解決力を強調する。

これであなたのガクチカ・自己PRも改善されるはず。
もし、不安な場合は学生課の就職サポート係や就職エージェントに自分が書いた文章を見てもらうのも一つの手です。自分だけで悩まず、気軽に相談してみましょう!

〇自己PRについてはコチラの記事もチェック!



第5章|面接

💡Point:
面接官が「イマイチ」「いいね!」と思う体育会学生を知ることで、面接通過率を上げよう!

「何通もエントリーシートを提出して、ようやく面接までたどり着いた……!」
「面接を成功させて内定をゲットするぞ!」

と意気込むそこのあなた!面接官が見ているポイント、本当にわかっていますか?

面接は少なくても2回、多い企業だと4~5回実施される重要な選考です。面接官が注目しているポイントを押さえて、自信を持って面接に臨みましょう!

まずは、面接官が「イマイチだな……」と感じる学生を見ていきます。

イマイチな学生①「圧倒的な準備不足」

面接官 「なぜこの会社を選んだのか教えてください。」

学生 「サッカーが好きなので、サッカーに関わる仕事がしたいと思いました!」

面接官「サッカーに関わる仕事はほかにもありますよね。どうして弊社なんでしょうか?」

学生「えーっと……日本を代表するサッカー製品のメーカーだからです。」

面接官「では、そんな会社でどんなことをやってみたいと思っていますか?」

学生「新しい製品を作る、企画職にチャレンジしたいです!」

面接官「たとえば、何かアイデアはありますか?」

学生「いや……そこまでは……」

この学生は会社の理解が浅く、志望動機も薄いのがわかりますよね。全体的に準備不足が目立つ回答です。「なぜ?」に対する深掘りができておらず、面接官が求めるレベルまで答えられていません。

💡Point:
本当にその回答で相手を納得させられるのかを考え、考えや思いを「なぜ?」「どうして?」で深ぼっていこう!

面接でよく聞かれる質問を知り、十分な回答を準備しましょう!

■面接でよく聞かれる質問

・なぜ弊社を選んだのですか?志望動機を教えてください。
・企業選びの軸は何ですか?
・弊社の課題や弱みを教えてください。
・学生時代にがんばったことは何ですか?
・部活ではどのような役割を担っていますか?
・リーダーシップを発揮した経験を教えてください。
・長所と短所を教えてください。
・弊社でやってみたいことはありますか?
・将来実現したいことはありますか?

イマイチな学生②「消極的な姿勢」

「声が小さい」「終始うつむいている」「質問への回答が短すぎる」……など、受け身で消極的な姿勢は企業に対してマイナスなイメージを与えてしまいます。特に、体育会学生ということで、面接官は前向きな姿勢を期待していることも。

企業が新卒に求めるものはずばり「新しい風」です。無理に明るさを演出する必要はありませんが、いつもの会話よりも「ハキハキ」と背筋を伸ばして、相手の目を見て話すことを意識してみましょう。

緊張しても大丈夫。面接官は学生は緊張しているものとして接しています。

イマイチな学生③「見た目に気を遣っていない」

「髪が乱れている」「スーツにシワがある」「靴が汚れている」……自分は大丈夫と思っていても、きちんとしている人が多いビジネスシーンでは少しの乱れが目立ってしまうことも。特に、部活の練習後に面接に参加する予定の学生は汗にも気を付けて!

第一印象は見た目がとても重要です。清潔感のある、服装や髪型を意識して「なんかいいね!」と思われる印象を目指しましょう。

💡Point:
人事が思う「受かる」体育会学生は……

①質問に答える準備ができている
②積極的に話す姿勢がある
③見た目に清潔感がある

〇面接対策についてはコチラの記事もチェック!!



第6章|就活への姿勢

「今は部活に集中したいから、就活は4年生の引退試合が終わってから!」
「就活が大切とはいえ、売り手市場だからどこでも就職できるでしょ?」

こんなふうに考える気持ちもよくわかりますが、体育会学生の皆さんに私たちが伝えたいのは「忙しくても、真剣に、就活に集中しよう」ということです。

それはなぜか。下記の2つが理由です。
①内定ゼロを回避するため
②ブラック企業に入社しないため

①内定ゼロを回避するため

大学3年生の体育会学生は、部活でも幹部を任されるようになったり、授業ではゼミが始まったりと、とにかく忙しくなってきます。

「今は忙しいから」と言い訳し、インフルエンサーからの「ぶっちゃけなんとかなるよ!」の言葉を信じて、就活を甘く見ていると必ず後悔します。

就活が本格化した4年生になってからでは、行きたいと思える企業からの内定がもらえなかったり、次の年の就活生に負けてしまったり……。

しかし、むやみに1人で不安がる必要はありません。OB・OGや就活エージェントに相談し、まわりを頼りながら進めていきましょう。

②ブラック企業に入社しないため

残念ながら世の中には、サービス残業を強いられたり、つらいノルマが課せられたり、「ブラック企業」と呼ばれる悪質な企業がまだまだたくさんあります。

就活のタイミングを逃してしまったり、就活に集中できなかったりすると、内定ゼロの不安から「早く就活を終わらせたい」というマインドになってしまうことがあります。

その結果、「うちなら内定をすぐに出せるよ」といった怪しいうたい文句に乗ってしまったり、求人広告をよく確認しないまま内定承諾してしまったりとブラック企業へ足を踏み入れることにつながります。

自身が安心して働ける環境を選ぶことは、将来の幸福度に大きく影響するもの。適当な選択をせず、自分の価値観や将来のビジョンに合った企業を慎重に選ぶことが大切です。

💡Point:
就活は将来を左右する大切なステップ。まわりの力も借りながら真剣に向き合い、充実したキャリアを描けるよう一緒にがんばりましょう!

〇就活スケジュールや内定時期についての記事もチェック!


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