アトラン(筆名)竹之内 稔

現代詩と小説、児童文学を創作。詩は『ユリイカ』投稿欄Top掲載が'20年7月…

アトラン(筆名)竹之内 稔

現代詩と小説、児童文学を創作。詩は『ユリイカ』投稿欄Top掲載が'20年7月号、'21年5月号に有。『ココア共和国』傑作選に’22年10-12月号等掲載。’21年詩集『ことのは 付喪神』(七月堂)出版。今、放送大学に在籍中。ブログはhttps://ameblo.jp/atlan/

最近の記事

明石市文芸祭の授賞式に出席しました

(以下の文章は、自分のブログの3/24からの転載に、文章を付け加えたものです) 昨日、明石市文芸祭の授賞式に出席しました。 東京からわざわざ来られた方もいて、ビックリしました。 不届きな僕は、最初、受講する詩の講座とダブルブッキングしたので、講座優先で欠席しようと思っていただけに反省しました。 講師の福田知さん子からの丁寧な講評会は、プチ詩論、プチ創作教室になって、すごくためになりました。 来年は、この明石市文芸祭へ、詩の方はもう投稿しないでおこうかと思ってましたが、少

    • 昨年、第34回伊東静雄賞の佳作の件で

      (以下は僕の2/21のブログからの転載に書き直しを加えた記事です。皆さんの何かのお役に立てばと思って、備忘録として、ここへ転載します。) 昨年の、第34回伊東静雄賞の佳作の件で、委員会から式次第の小冊子がおくられてきました。 こんなものです。 ページをめくると、受賞作品と受賞者の言葉、最終選者である以倉紘平先生ら、お二人の、受賞作とその他の候補作4つに関する講評があります。 次が1次選者である、平野宏さんと、森永和子さんの選評が記載されて、佳作者50名の氏名一覧でした。

      • 現代詩を救う提言。小説とのコラボしかないんじゃない?

        (以下は僕の2/2、今日のブログからの転載に書き直しを加えた記事です。本音を書きました) *えっ!? 詩の芥川賞って中也賞じゃないの? 今日は詩界における禁断の話題を語ります。(えっ!?) 現状、詩だけを書くプロ詩人は気にしていないだろうけれど、現代詩は蛸壺に入っています。 つまり、一般からは完全に乖離してしまっています。 だから、詩といえば、一般からはポエマーとして揶揄されたり、やたら高尚なものとして敬遠されるか、ですよね。 (実際、詩の創作教室へ来ている方からさ

        • 芥川賞作家・井戸川射子さんの分析と発見

          以下は、僕のAmebaブログの日記を編集したものです。よければ、そちらもご覧ください。 この度、芥川賞を受賞した作家で詩人の井戸川射子さんの表現を熟読分析しました。 その言語感覚や表現法 きっと、こんな風に、小説と詩を同時に、その表現感覚に着目して比較分析しようなんて、 きっと僕だけだと思います。 この世の喜びよ Amazon(アマゾン) 1,562円 別のショップのリンクを追加・編集 する、されるユートピア Amazon(アマゾン) 1,484〜4,40

        明石市文芸祭の授賞式に出席しました

          『詩と思想』'24年1.2月号の投稿欄に、自作詩が掲載されました

          (以下は、自分のブログの1月13日からのほぼ転載した記事です。) 昨日、投稿欄に掲載されたので、詩誌『詩と思想』’24年1•2月号が午後、やっと送られてきました。 ありがとうございます。 タダですので、文句は言えません。 定期購読者も、2日ほど前だったらしいので、1月でなければ、もっと早いのかな、と思います。 全文をあえて、載せておりません。 ご興味のある方は、図書館かどこかで、拙作をご覧いただけると、嬉しいです。 この作品は落選作を改稿に、改稿を重ねた作品で、自分として

          『詩と思想』'24年1.2月号の投稿欄に、自作詩が掲載されました

          『日本児童文学』評論新人賞へ応募する

          さて、書くぞ、書くぞ、と言ってなかなか書き出さない『日本児童文学』評論新人賞の研究文。 (いえ、メモ書き程度は、いっぱいしております) そろそろ、煮詰まってきました。 たくさんの関連書籍を図書館を梯子して借りまくり、読みまくりました。 今回の岩瀬成子論をどんどん考えてゆくと、江國香織や戦後の児童文学史の行方に関わってきてしまった。 すると、13年前にやっていた慶應通信で卒論として書いた12万字のマンガ表現論で勉強、 そこで研究した広義の日本児童文化史(手塚治虫以前

          『日本児童文学』評論新人賞へ応募する

          衝撃を受けた、宇多田ヒカルの「Automatic」の歌詞から井戸川射子論へ

          昔話をします。 あの、今から25年も前、’98(H10)年に宇多田ヒカルの「Automaticオートマチック」の歌詞に衝撃を受けました。 その冒頭の歌詞、 「七回目のベルで受話器を取った君  名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる  唇から自然とこぼれ落ちるメロディー  でも言葉を失った瞬間が一番幸せ」 あれを初めて聴いた瞬間、15歳の彼女に比べて、 何も表現できる術を持たない自分が、限りなく惨めで、生きる価値がないと思えたものです。 「唇から自然とこぼれ落ちるメロデ

          衝撃を受けた、宇多田ヒカルの「Automatic」の歌詞から井戸川射子論へ

          詩の関連、素敵なWebページについて

          皆さん、あけましておめでとうございます。 このnoteのページでは、できるだけ詩に関する僕が聞き知った情報を広く伝えることにしようと思っています。 と言うのも、どこかの同人に入って先輩詩人から聞かない限り情報って、ほんと少ないのが詩の世界だと思うので。 僕も関西のリアルで通える詩の教室は、今まで、京都で一つ、大阪で二つ、神戸で二つありますが、 (他に、オンラインで東京付近二つ) なかなか教室で、先生のプロ詩人のかたに、失礼でお尋ねするのに躊躇することが多いからです。 そこ

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          『ユリイカ』2020年7月号 今月の作品(新人投稿欄)に掲載された件 (ブログ’20年6/27からの転載)

          ユリイカ 2020年7月号 特集=クイズの世界 Amazon(アマゾン) 1,870円 別のショップのリンクを追加・編集 著作権の関係上、誌面は載せられませんが、 自作(竹之内稔:名義、題名「粉々の〈ふつう〉」)の詩が「今月の作品」の冒頭に載っています。 前回、数日前に書いたように、 「もうユリイカに出すのをやめよう。  どうせ、やめるのなら、最後にふだん書かない散文詩を書いて送ろう。  散文詩か。小説の文章と、どう変えたら成立するのだろう」 と思って、迷

          『ユリイカ』2020年7月号 今月の作品(新人投稿欄)に掲載された件 (ブログ’20年6/27からの転載)

          白鳥省吾賞の二次選考へ(ブログ12/14からの転載)

          昨日、薄い封書が来ました。 ああ、いつもの落選通知か、と思って開けたら、 第24回白鳥省吾賞に応募した詩が、二次選考へ進んだとの連絡でした。 えっ、と一瞬、固まりました。 白鳥省吾賞は、僕の認識では近代詩的な公募賞という認識です。 そのテーマは毎年変わらず、「人間愛」や「自然」です。 この賞は毎年1000篇近く応募があり、昨年は47篇が二次選考へ進んでいます。 どちらかと言えば、毎年の受賞作は、人生や生を讃えたり、葛藤したりする詩だと感じています。 ただ僕の作風は社会風

          白鳥省吾賞の二次選考へ(ブログ12/14からの転載)

          お勧め『公募ガイド 詩を書こう 2018年7月号』(ブログ2/5からの転載)

          皆さんにお勧めしたいのが『公募ガイド 詩を書こう ’18年7月号』。 公募ガイド自体はご存知だと思いますが、意外と知られていないのが、詩を単独で特集したものは、 ここ5・6年、いやもしかしたら、12年前ぐらいからだと、この号が唯一で、初めてかもしれません。 短歌や俳句の特集号はたまにあるんですがね。 文字通り、小説志望者人口、俳句・短歌創作者人口のニーズが大きいので、 絶滅した現代詩愛好者のマイノリティには、見向きもされなかったのでしょうか。 この特集も最果タヒ効

          お勧め『公募ガイド 詩を書こう 2018年7月号』(ブログ2/5からの転載)

          詩誌『季刊 びーぐる』54号に詩集の講評が載りました(ブログ1/28からの転載)

          僕の第一詩集『ことわり付喪神』の講評が、詩誌『季刊 びーぐる』54号に載りました。 嬉しいです。 送るとき、果たして相手にしてもらえるのだろうか、とドキドキだったので、 ほんと嬉しいです。 講評をお書き頂いた中村不二夫さんは、『詩と思想』の編集委員であられたりする方です。 さまざまな詩の評論を、著書として、僕が何冊も拝読してきただけに、 読んでもらえるだけで舞い上がっていました。 さらに、今回お褒め頂き、感激しております。 当たり前ですが、僕の詩集の構成もしっかりと見抜

          詩誌『季刊 びーぐる』54号に詩集の講評が載りました(ブログ1/28からの転載)

          「現代詩手帖』1月号の〈詩書月評〉に、僕の詩集が掲載、講評されました(ブログ’21年12/29からの転載)

          昨日、発売された『現代詩手帖』1月号の〈詩書月評〉に、 なんと、僕の詩集『ことわり付喪神』についての講評が掲載されました。 選んでいただいた須永紀子さん、誠にありがとうございます。 このブログでも、以前に、書いたことですが、 各詩誌に勝手に送ってよいものか、かなり逡巡したり、戸惑ったりしたことを報告してきた件のことです。 (詩誌へは10/23に添え状付きで、送付しました) 取り敢えず、一番メジャーな『現代詩手帖』で紹介されたら、 いろいろな人の目に触れる機会が多いと思うの

          「現代詩手帖』1月号の〈詩書月評〉に、僕の詩集が掲載、講評されました(ブログ’21年12/29からの転載)

          詩集について詳しい方々、お教えください(ブログ’21年10/4からの転載)

          プロ詩人の方々並びに先輩諸兄の方々へお尋ねします。 ぜひご教授ください。 9月に第1詩集を自費出版しましたが、こういうものって、 「びーぐる」や「詩と思想」「現代詩手帖」などの詩の専門誌に、 献本の形で各編集部に送って良いものなのでしょうか? 「びーぐる」には、詩集時評というページがあって〈編集部より〉と言う記述で〈ご寄贈は以下の送付先に直接お送りください〉とあるので、 送って良さげな雰囲気があるですが。 こう言う情報って、ネットではわからないですよね。 先月、詩の講座で

          詩集について詳しい方々、お教えください(ブログ’21年10/4からの転載)

          詩集『ことわり付喪神』の表題について、と、詩集の構成意図の紹介(ブログ’21年9/14からの転載)

          僕の第1詩集『ことわり付喪神」について、詩の投稿仲間として献本した蘇武さんから、タイトルの「ことわり」がわからない、とのご質問がありました。 内容紹介も含めて、蛇足にならない範囲で、どういう意図で、こんな題をつけたかを解説したいと思います。 (きっと、題の付け方とか、参考になると思いますので) 僕自身は、小説や詩のタイトルは象徴的で適度にわかりにくい方がいい、と感じています。 たぶん、作者が思うテーマをそのままストレートに題にすると、わかった気分にさせてしまうので。   詩

          詩集『ことわり付喪神』の表題について、と、詩集の構成意図の紹介(ブログ’21年9/14からの転載)

          詩集単位で応募する公募賞(ブログ’21年9/12からの転載)

          詩集出版の話題の、続きです。 今回、僕が詩集を出そうと決心したのには、昨日のブログ記事に書いたように経費的に出せる目処が立ったことが最大の理由です。 ただ、もともと、「いつか」出すつもりでいました。 でも、それはもっと『ユリイカ』や『現代詩手帖』にばんばんと投稿詩が掲載されたり、何か大きな賞を取ったときだと思ってました。 まだ2年ぐらい先のことだと予測していました。 けれど、急遽、出そうと決心したもう一つの理由は、詩集単位でしか〈応募〉できない賞が幾つもあったからです。

          詩集単位で応募する公募賞(ブログ’21年9/12からの転載)