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花を慈しむ

僕が暮らしのなかで欠かせないことのひとつに

「花を飾ること」がある。

僕は思う。花が空間にあるだけで、気持ちが安らぐこと。優しい気持ちになること。花の名前を覚えて、散歩が楽しくなること。

花があると、ステキなことが起こる気がする。

僕はいつも、決まった花屋に花を求めにいく。
そこは週に3回、仕入れをしているから、いつ行っても色鮮やかで元気な花が並んでいる。そして、知識も豊富で優しさに溢れたスタッフの雰囲気も好きだ。

いつも、花の名前と花言葉を教えてくれる。
そして、いつもの通り、何かしらの花を抱えて家に戻る。
僕はバラのように華やかなものではなく、かすみ草やスズランのように、可憐な印象の花を買い求めることが多いらしい。

そして、お気に入りの花瓶に水を張り、花を挿す。
花瓶はこれも、いつもお世話になっているアンティークショップで見つけた、1980年代のものだ。背が高く、エメラルドグリーンの爽やかな色合いが気に入っている。

朝の日課は、花瓶の水を代えること。花も気持ちも1日の始まり、フレッシュな気分に……

今まで見向きもしなかった花だけど、習慣になると、街中にひっそりとたたずむ、素敵な花屋さんが目に留まる。道端に誰に見られるでもなく、それでも力強く咲く花に目を奪われる。

ただ、ボーッと歩いていた街にも「花」というステキな色が溢れている。

花のある暮らし

それは、僕の暮らしに彩りをもたらしてくれる大切な習慣になった。

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