とある記事の中に，次のようなことが書かれていました。パソコンやスマホのアイコンが乱雑に並んでいると，「ああ，この人は整理整頓が苦手な人なんだな」と思われてしまう，というお話です。

パソコンの整理をしてない人も気になるな。うちの上司、デスクトップにアイコンがめちゃくちゃ並んでて、いつも「あのファイルどこだっけ？」って探してる。ファイル探しにどれだけ業務時間を浪費してるんだか……。

スマホ画面に膨大な数のアプリが並んでる人も、整理整頓が苦手なのかなって感じちゃう。よく使うアプリは限られてるんだから、整理すればいいのに。

本当にそうなのか

こういう記事を読んで「へえ」と思うだけでなく，「本当にそうなのか」と考えてみることは大切です。

さらにできれば，「どうやったらそれを確かめることができるだろうか」と考えてみることも，思考のトレーニングのひとつになります。それに，それが実際に何かの研究にもつながるかもしれません。研究のネタはいろいろなところに落ちているものです（お笑い芸人さんのネタ探しにも似ている？）。

ちなみに，iPhoneとAndroidの比較研究は以前，記事で紹介したことがあります。

並びの研究

検索してみると，アイコンの並びそのものの研究が見つかりました。学会発表のプロシーディングのようですが，紙面にスマホのスクリーンショットが並んでいて，きれいだな〜と思ってしまいました。

たしかに，いまやスマホのアプリはありえないほど多くの種類のものが出ていて，その中から何をどう選ぶかという選択の個人差は研究の対象として意味がありそうです。また，その膨大なアプリを画面上でどのように配置しているのかについても，研究としては面白そうです。

研究方法