コンタクトレンズの思い出
今日の記事は,自分自身のちょっと怖い体験談です。
「コンタクトレンズ・ホラー:寝るときに外さないとこうなっちゃうかも」という記事を見つけました。
記事では,コンタクトレンズをつけっぱなしにすることで色々な問題が出たケースが報告されています。
水道水が汚染されていて,コンタクトレンズからアメーバが感染して6ヶ月に渡って消毒点眼薬をすなければならなかったとか,2週間もソフトレンズを装着しっぱなしで角膜が損傷していて角膜移植を余儀なくされたとか,眼球が破裂して穴が空いたとか,まあ恐ろしいケースが報告されています。
実は私自身も,学生時代にコンタクトレンズをつけようとして,結局はやめてしまったことがあります。
当時は今のように使い捨てのソフトコンタクトレンズがまだそれほど普及してなかったのではないでしょうか。また,ハードコンタクトとソフトコンタクトの棲み分け(使い分け?)がされていたように思います。今ではもうコンタクトレンズをつけようとする気も起きないので,興味がないのですけどね......。
この記事によると,一日使い捨てコンタクトレンズが登場したのは1993年のことだそうです。当時の私にとってはまだ出始め,という感覚だったことでしょう。
さてその当時,眼科に行って目を診てもらうと,結膜炎気味なのでソフトコンタクトよりもハードコンタクトの方がいいですよ,と勧められたのでした。
ところがハードコンタクトって,練習がキツいのです。異物装着感がすごくて,とても我慢ができません。みんなこんなものをよく目の中に入れるなあ,と思っていました。そういう思いとはうらはらに,お店の人は「これで練習したください」と,練習キットのようなお試しセットを渡してくれました。
それを使って,練習を始めたというわけです。ところが,なかなか慣れません。
数日後の朝,練習しようと思ってレンズを取り出し,装着しようとした瞬間です。
「あっ」
と思った時にはもう遅かったのですが,左眼のレンズを落としてしまいました。「あーあ」と思ったのですが,探しても見つかりません。
今売っている使い捨てのソフトコンタクトなら,落としても「まあいいか」と思えるのでしょうが,ハードコンタクトはメガネのレンズ並みに値段が高いのです。お金もない学生でしたし,汚い部屋の中で落としてもう一度とてもつける気になりませんでしたし,練習する気力も一気になくなってしまいました。レンズも見つかりませんし「もういいや」と思い,そのままコンタクトレンズのセットをしまいこんで,またメガネの生活に戻ったのでした。いや,戻ったというより,コンタクトレンズは練習段階だったのでずっとメガネ生活だったのですが。
いやはや,これが私とコンタクトレンズとの苦い思い出です。
とはいえこれだけではなく,実は後日談があります。
ここからがちょっとしたホラーなのですが......。
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