エナジードリンクというと，レッドブルやモンスターエナジーを思い浮かべる人が多いかもしれません。日本には昔から，滋養強壮剤という形で似たようなドリンクがあるのですけどね。ただし，たいていそれは小さなビンに入っていて，ドリンクというよりは「薬」といったイメージなのかもしれません。

そもそもレッドブルの元になったドリンクは，タイで売られていたものだというのもよく知られた話です。そしてタイでは，リポビタンDに対抗しようとレッドブルの元の飲料が作られたとか。

そもそも，日本が絡んだ話なのですね。

大容量

アメリカだと，日本では売っていないような量の缶のものも売られています。「健康にとって大丈夫？」とついつい心配になってしまいます。

たとえば，この記事に出てくる24オンスの缶です。長距離の車の運転には良いかもしれませんけどね......。

よく飲む人の研究

では，エナジードリンクをよく飲む人の特徴を検討した研究はあるのでしょうか。たとえばこの論（Personality and motivational correlates of energy drink consumption and misuse among female undergraduate students）です。

調査の対象は，カナダの大学に通う学生201名です。年齢範囲は17歳から43歳までで，174名が女性，79％が白人だったそうです。