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「令和」で、花が綺麗なので休みますが正当化される時代になるといいなぁ

新しい元号決まりましたね。自分は公文書などはすべて西暦だけにして、元号はサブ的にあくまで時代の区切りを共通化して語れるものとして運用すればいいのに…ぐらいの考えの持ち主です。

今回の元号「令和」ですが、出典となる万葉集の言葉がビジュアルが浮かぶ素敵なシーンです。

「于時初春令月 氣淑風和 梅披鏡前之粉  蘭薫珮後之香」(時は初春の良き月、空気は美しく風も和やかで、梅は鏡前で装うように白く咲き、蘭は身に帯びた香りのように香っている)

自然の美しさと儚さを讃え、だからこそ今は楽しもうという気持ちは、桜の咲くこの季節にはなおさら共感できます。1000年以上前の人が感じていた感情を、現代の我々も持っているという普遍性にも驚きます。

元号が時代のあるべき姿を提示するビジョンだとするなら、令和時代は自然を愛でる余裕のある時代を目指そうというメッセージとして捉えるのはどうでしょうか?「今日は月が綺麗なので、早く帰ります」「金木犀の香りが良いので、今日休みます」「風が心地いいので、今日はオフにします」などなど。

もうプレミアムフライデーや祝日など、いっせいに休ませようとするのはやめて、各自が自分のタイミングで、理由は”気分”で自分の人生を謳歌するオフを取れるようになってもいい頃です。

そして休むことで、新しい視点や美的感覚を養い、人間しかできないアウトプットを出していける社会になれば。モーレツな昭和から、マイペースな令和へ。その人だからこそ感じるもの、その人ならではの視点が尊重される時代になれば。そんなことを令和から感じました。今週は以上です。

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