次にくるけど、今は怪しいものは、「脳と心のHack」だ。
Webで話題になっていた以下のインタビューの中で、「いま怪しげだと思われているものが、次の覇者」という表現があった。まさしくその通り!
自分が子供の時のことを考えても、親がプログラミングを子供に勉強させようとしているなんて、信じられない。日本ではまだだけど、医療用大麻だけでなく娯楽用大麻解禁という流れも、LGBT問題からのトイレ男女共有化の流れも、すべては過去には信じられない世界だろう。もしかしたら、親だけで子供を育てることだって、将来的には「教育の経験がない人が子供を育てるなんて!」と、有資格者と一緒に子育てすることが義務付けられるかもしれない。社会の常識なんて、時代によって変わっていくのだ。
さて、本題。今は怪しいけれど、次にくるものの筆頭は、自分の心と脳をHACKすることだと思っている。ご存知のように脳はハードウェアとしての能力を一部しか使っていない。古代から変わっていない人間の悩みも多くは、心の持ちようで変えることができるだろう。つまり、宗教が担っていた部分も技術や科学的な根拠をもとにして、改善方法を提示することが一大産業として台頭してくる未来。怪しいでしょ? 特に歴史を知っている人にとっては、薬物を利用した変容意識とか、マッドサイエンティストが行った脳手術的なものを思い浮かべてしまう。だからこそ、問題は明確だけれど、怪しい領域の筆頭です。
この話は10年以内のスパンで進むレベルの「次」の話。AIなどの外部機能拡張を活用する世界が徐々に見えてきている中で、その次のフロンティアはどうしても身体の中、脳・心の中か、宇宙という地球の外に向かっていく。もうVCなどはとっくにその文脈で動いているのだと思う。瞑想アプリのCalmが10億ドルの評価額となったり、こんまりの会社であるKonMariが40億円超調達か?というニュースが出ていたが、それも脳や心のHACKする領域にあてはまるからだろう。それでも、まだ怪しいって言っていられるだろうか?
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