Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kが欲しい

こんにちは、物欲noteの時間です。

僕は普段、主に演劇関係の写真を撮っています。使っているカメラはCanonのEOS 6D MarkⅡとFUJIFILMのX-T20。写真に関していえば、だいたいこ2台があればこなすことができるので、非常に満足しているところです。

しかし、最近は動画も撮りたいという欲が出てきておりまして……。写真機でもそれなりに良い動画が撮れるのですが、僕の持っているカメラは、6D MarkⅡが30分、X-T20が15分しか動画を撮れない仕様となっています。

短い動画や、複数のシーンを切り貼りするような作品には使えるのですが、記録用のビデオカメラとしてはぜんぜん機能しません。上演時間2時間の作品を、4回に分けて撮るわけにもいかないし……。

一応、僕がいつも写真を撮っているstudio in.K.にはCanonのXC 10というそこそこ良いお値段のするビデオカメラがあるのですが、それはそれとして、個人でも動画撮影用の機材を持っておきたい! という要望があるわけです。

かといって、CanonのXC 10や、その後継機であるXC 15を買うのは芸がないし、他の動画機も割高だなと思っていたところでした。

そこで見つけたのが、Blackmagic社が販売しているBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kです。

これを書いている時点で、価格.comの最安値が15万円強。もちろん、ホームビデオ用のビデオカメラが4万円台で売られているのを考えるとめちゃくちゃ高いのですが、非常にコストパフォーマンスに優れたカメラだと思うのです。

というわけで、ちょっと、Blackmagic Design Pocket  Cinema Camera 4K(以下、BMPCC 4K)の特徴を紹介していきたいと思います。

マイクロフォーサーズのビデオカメラ

BMPCC 4Kは、レンズ交換式のカメラです。システムはマイクロフォーサーズを採用。日本メーカーでは、OLYMPUSやPanasonicがレンズを販売しています。マイクロフォーサーズは小型軽量でそれなりの人気を集めているカメラですし、レンズの種類も豊富にあります。レンズ一体型のビデオカメラだと撮影の幅に限界がありますが、このカメラであれば、課金する毎に撮れるものの幅が広がっていくのです。

同時に購入するレンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIがお手頃な予感。フルサイズ換算でおよそ28-300mmの超高倍率ズームになります。これだけあれば、基本的な撮影をこなすことができるでしょう。これでお値段が5万5千円ほど。

ちなみに、先ほど比較に出したCanonのXC 15は、焦点距離が27.3mm~273mmとなっており、ほとんど変わりません。F値こそ2.8〜5.6とやや劣っていますが、演劇記録用であれば、それほど小さいF値は必要ないと思います。それに、XC 15のセンサーサイズが1型なのに対してBMCC 4Kはフォーサーズなので、F値が大きくても暗所での撮影がそれほど辛くなさそうです。

BMPCCとM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIの組み合わせが20〜21万円で、XC 15は価格.com最安値で26万円くらい。

また、どうしてもF値の小さいレンズで撮影したい場合は、僕はEFレンズを基本的に使っているので、マウントアダプターを使って活用するという手もあります。ちなみに、マウントアダプターはだいたい2万円ほど。

これを買ってもまだBMPCC 4Kセットの方が安いので、かなりお得だなと思っているわけです。

映画風の映像を撮ることができる

BMPCCシリーズは、この価格帯で映画クオリティの映像を撮ることができるのが特徴。RAW動画の撮影も行うことができ、後からカラーグレーディングして色味を調整することも可能です。というか、そういう編集前提のカメラです。

このあたりはXC 15とかの方がよしなに撮ってくれるので便利かなとも思うのですが、編集前提だと圧倒的にBMPCC 4Kの方が良さそうです。

また、ハリウッドの現場でも使われているという映像編集ソフトDaVinci Resolve 15がついてくるらしい。普通に買うと、約3万円くらいするソフトだということです。

ちなみに、4K60Pの動画が撮れるのも地味に嬉しいところ。というか、こちらが理由で買う人も多いのでは? 僕は実用上困っていないので、フルHD60Pで撮れればそれで十分ですが……。

電池持ちが最悪

コストパフォーマンスに優れたBMPCC 4Kですが、唯一の欠点がバッテリー。僕が持っているEOS 6D MarkⅡと同じ規格のバッテリーを使用するのですが、4K60Pで撮影すると30分くらいでバッテリーが切れてしまうとのこと。これだと、6D MarkⅡを使うのと変わらない……。

一応USB-C給電が可能だということなのですが、モバイルバッテリーだとどれくらい持つのか、給電が間に合うのか、というところが不安なので、外部電源に繋げるような環境だと安心。

また、今年の8月頃には、新しくバッテリーグリップが発売されるとのこと。以下の記事には1回の充電で2時間以上の撮影が可能と書いてあるけれど、条件次第ではもう少し短くなりそうな予感もします。

しかし、それにしてもかなり電池持ちが改善されるのは嬉しいところ。めっちゃ大きいし価格も3万円くらいしますが、元のコスパが最高なので、それほど気になりません。

ロケ撮影にはバッテリーグリップなしで対応しつつ、定点の場合はバッテリーグリップをつけて撮影していくのが良さそうです。

まとめ

というわけでBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kがとてもとてもほしいので、関係者のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

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