月夜の逢瀬

羽織ひもほどく間もなく組し抱かれて足袋の白さも月にかなわず 羽織の紐をほどく間もないくらいの唐突さで、組し抱かれる幸せな夜。抱えあげられて暗闇に浮かぶ真っ白な足袋も、大寒の大きな満月の白さにはかなわない。

ここから先は

0画像

¥ 100

この記事が参加している募集

404美術館

応援いただければ幸せ。そうでなくても幸せ。どうぞ楽しいひとときを・・・。