見出し画像

能楽堂へ行ってきました


初めての能楽堂は10年ほど前
琉球舞踊のお稽古仲間と
組踊を観に行ったときのこと。

チケットが手に入ったから
お勉強のためにも是非どうぞ!と
舞踊の先生に誘われて
お稽古仲間と連れ立って行った能楽堂。
組曲という沖縄の伝統芸能は
何を言っているのか
チンプンカンプンでも
その美しさと舞にうっとりした。

2度目になる能楽堂。
地謡さんの声や鼓や笛の響きと
舞方さんのお着物や髪飾り
所作のひとつひとつにうっとり。

演目は「羽衣」。
昔話によくあるアレである。
ただ昔話と違うのが
漁師が羽衣を天女に返してあげるところ
そしてそのお礼にと
羽衣を纏った天女が舞をひとさし
天から宝物を降らせながら
天女は自分の世界へと帰って行く…と
この上ないハッピーエンドだということ。

初めて見る能楽なので
やや興奮気味に
視線はあちこちに飛びまくり
気づけば終演…集中し過ぎてかなりぐったり。
気持ち良さそうにうつらうつら
眠っている方もおいでだったから
楽しみ方は色々なんだろうな…。

キラキラした髪飾り
能面、着物、足袋の白さや足運び…
一挙一投足に釘付けになる雅な世界が
決して嫌いではない。

舞台前には案内役の方が
物語のあらすじを穏やかに丁寧に
説明してくれたので
何となくうっすらとではあるけれど
謡の歌詞も聞き取れた。
そんな能楽はワタシにとって
理解はできずとも感じる表現に思えた。

御足払って観に行くことは
多分この先もないだろうな…
っていうのが初めて能楽を体験した
小市民の正直な感想…。


能楽堂の前で待ち合わした
かつての仲良しさんは
その足で職場へ向かうと言うので駅でお別れ。

伴侶や子ども達の成長の話
最近のことなどなど…
観劇の前後
僅かに話をしたけれど
お互い下心は何もないので
あっけらかんとしたものだ。

大きな病を二回患い
奇跡の生還を遂げた人だから
後悔しない道を勧めてくれるかな?
なんて期待していたのだけれど
とうやらそうではないらしい。 
子どものことを1番に考えて
最善の道を選ぶよう諭される。
考え方は人の数だけ…。


天女があまりに嘆き悲しむのを
哀れに思った漁師は
羽衣を返してあげるかわりに
舞を見せてよとリクエスト。

羽衣を纏わなければ
舞うことはできない…だから
どうか先に羽衣を返してくださいな。

そんなことをすれば
約束を破ってそのまま天上へ
舞い上がってしまうだろうと漁師。

そのように人を欺く行為は人間界の話
天上の世界に欺いたり疑ったり
そんな行為はありませぬ…
言われた漁師は自分を恥じ入り羽衣を返す
羽衣を天女に返し
宝物をまき散らしながら
優雅に舞う天女を見て感激し
天上に帰っていく天女を見送る。


疑ったり欺いたり
そんな行為が存在しない
天上の美しい世界…
一度でいいから見てみたいものです。



おしまい




この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

❤️ありがとうございます!近いうちお邪魔しますね♪
8
2019年4月22日初めてnoteを開きました。不定期ですが楽しみながら更新していきます。

コメント2件

ちなみにシーチキンで有名な「はごろもフーズ」の社名は天女の羽衣が由来です。
クルクル☆カッピーさん

はごろもフーズ…そうなんですか。
シーチキン以外の食品あまり思いつかないけど、はごろもフーズには小さい頃からお世話になってます♪
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。