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職場環境が人を良くも悪くも変える~名著:夢を叶えるゾウからの気付き~

今の私の仕事は、派遣社員のみで形成されている、期間限定の職場。
いつまで仕事があるかもわからないが、とりあえず半年位程続いている。
最初は、立ち上げのようなものだったから、みんなで協力しながらやっていたし、仕事も激務で、協力しないと回せなかった。
どうやれば仕事をスムーズに回せるか、意見を出し合って、考えて日々働いていた。

それが、次第に仕事が落ち着いてきて、暇な時間も増えてくるようになってきたことにより、いつからかどうすれば休憩時間を長くできるか、自分のペースで仕事を回せるか、面倒な仕事をさけるにはどう上に伝えるか、といった最初とは違う方向に進んでいた。

心の中に違和感を覚えながらも、何となく周りに同調している自分。
時々その違和感を同僚に口に出してみるが、まともに受け取ってもらえることはあまりなかった。

そして、ダラダラとなまけ癖が定着してきた頃、数か月ぶりにまた激務の時期に突入。忙しさは、最初の立ち上げの頃とほぼ変わらないのだが、一つ違うことと言えばスタッフの動きだ。
協力して動く、というよりは、早く仕事を終わらせて早く休憩したい、が近い。また、自分たちの手を煩わせる業務は、他業務の職員に振ったり、拒んだり。

つい昨日も、一つの業務について無駄ではないか?という意見が出た。
私は必要なものだと思って、削れる部分もあると思うが最低限は必要ではないか?と意見したが、私以外のスタッフは不要と意見した。

私の頭が固いのか、、、。
でも、自分たちの仕事を一貫性をもって取り組むには必要ではないか、と思ったんだけど。

モヤモヤして、起業している友人にラインを送った。
長文になってしまったが、文章を打ち込んでいてあることが思い浮かんだ。
ある本の内容だ。

私は今、「夢を叶えるぞう0」を読んでいる。
内容は、夢がない主人公に対して、ガネーシャが夢の持ち方を課題を出しながら教えてくれるというもの。

私がラインを打っていて思い浮かんだ箇所が以下↓

・主人公がパワハラ上司に意を決して立ち向かい、何とか良い方向に進んだ後にガネーシャと主人公のやり年の中盤で

「繰り返すで。怒りの気持ちを相手に伝えるのは大事なことや。怒りっちゅうのは、自分を大切思う感情やからな。せやけど、怒りが強うなりすぎると『自分は全く悪くない』『悪いのは、全部相手だ』ちゅう感情に支配されてしまう。すると、人間としての成長も止まってしまうんや」

このあとに、ネルトン・マンデラ氏の話が出てくる。
彼がロベン島の刑務所にいたころの話。
当時の残忍な白人の所長(黒人受刑者は人間として扱う必要はないという考えを持っていた)、彼を作り上げたのはこのロベン島の所長という環境で、生まれながらにして人間性が欠けていたわけではない、ということにネルトン氏は気付く。
その共感の気持ちを持ったことで、ネルトン氏は白人の言葉や文化を熱心に学び、その結果、他の白人看守がネルトン氏に心を開いた。

「共感は他者の心を理解すること、つまりーー自分の心を広げていくこと」

立ち上げから当初、私たち派遣社員の委託元とのやり取りが、本当にうまくいかず、みんなストレスを抱えながら働いていたし、だったら自分たちで働きやすい環境にするしかないと創意工夫して取り組んできた。
そんなバタバタの中、委託元のトップが変わり、さらに話が通らない事態となった。

そこから仕事の簡略化をはじめ、気付けば自分たちがどう楽に仕事をすればいいのかといった少しずれた方向に進んでいった気がする。
それに対して、みんなも特に口出しはしなかったことで、必要最低限の基準でさえもよく分からないものになっていたのかも、、、。

今の職場の感じだと、私の意見はお堅い人間が言うこと、と一蹴されてしまうだろう。
とりあえず仕事はするけれど、自分の中の違和感は消えないと思うので、他者共感の気持ちを持ちながら働いてみて、何かに気付いたときにまた意見してみようと思う。


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