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2024PGAツアー プエルトリコオープン


1.日程及び会場

〇日程 2024年3月7日~10日
〇会場 グランドリザーブCC(プエルトリコ)
〇全長 7506Y(Par72)

2.結果

優勝 ブライス・ガーネット         -19
  (6年ぶりツアー2勝目)

2  エリック・バーンズ          -19
  (1、2位はプレーオフ)

T3 ヘイデン・スプリンガー        -18

T3 ビクトル・ペレス           -18

T3 ジミー・スタンガー          -18

T6 アドリアン・デュモン・ド・シャサール -17

T6 ジョー・ハイスミス          -17

T6 ベン・コールズ            -17

3.4ホールに及ぶプレーオフを制し6年ぶりの美酒、40歳のブライス・ガーネットが優勝

 最終日先に回っていてトップに立つバーンズ、それを2打差で追いかけるガーネット。
 13、14H(ともにPar4)でバーディーを奪いバーンズを捉えると、残りのホールはパーで終え、トータル19アンダーで2人が並びプレーオフに突入しました。
 プレーオフは最終18H(Par5)の繰り返し、1H目は共にパーで迎えた2H目。
 ガーネットのバーディーパットで、アドレスを解くためにパターのヘッドを離したとき、わずかにボールが動いたものの元の位置に戻ったためセーフとなり、無罰で済みました。このバーディーパットを決め勝負は3H目に持ち越し。

 同じホールでプレーオフ3H目に入るため、ピン位置を変更したものの共にパー。
 プレーオフも1時間かかり、そろそろ日没が気になる4H目。
 先にガーネットがバーディーを奪い、後はバーンズの結果待ち。そして バーンズがバーディーパットを決めることができず勝負あり。
 嬉しい6年ぶりの美酒となりました。

 2006年にプロ入りし、2014年にレギュラーツアーに昇格。
 2018年のコラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権でツアー初優勝を挙げましたが、あとはこれといった結果はありませんでした。
 コンフェリーツアーを行き来するツアー生活で、今年もここでスタートはしたものの3試合に出場し1試合しか結果が残せていない状況でした。
 それがプエルトリコに来て、今年初めてのPGAツアー出場でいきなり優勝する一発大逆転劇を演じました。
 パーマーインビテーショナルが開催されている中でのオルターネートイベント(裏開催)でフェデックスカップポイントは300ポイントしか貰えず、しかもマスターズに出場できないものの、これからと来年以降2年間のツアーカードを貰えるとあれば、大きな1勝と言えるでしょう。

4.雑感

 オルタネートイベントはこれから3試合あります。
 シグネチャーイベントに出場できない、若手から中堅、そしてベテラン選手が集まり、PGAツアー初優勝を目指す、復活の手応えをつかむなど様々な状況下に置かれた選手達が競っているオルタネートイベント。
 ある種の”真剣勝負”が見られる試合ではないでしょうか。

 日本から久常涼、蟬川泰果が出場していましたが、改めてPGAツアーの選手層の厚さを実感したことと思います。
 更に一段上を目指し、若手の日本人選手達が早いうちにトップクラスで戦う姿を見たいものです。

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