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Ateez、次のアルバムでBillboard200の1位獲得も夢ではない

by Hugh Mclntyre(音楽ジャーナリスト)

ATEEZは今週、米国で最も消費されたアルバムとEPのランキングであるBillboard200で初の1位獲得まであと一歩のところまで迫った。残念ながら、彼らの最新作『The World EP.2: Outlaw』は2位に留まり、惜しくも首位の座を逃した。グループとそのファンにとっては残念な結果だったかもしれないが、最近リリースしたアルバムの印象的なパフォーマンスから、ATEEZの将来にはNo.1アルバムがあることを強く示唆している。

ルミネイト社によれば、『The World EP.2: Outlaw』は米国での発売初週に105,500相当ユニットを売り上げた。この数字だけでも、いくつかの厳しい競合がなければ、Billboard200でトップの座を確保するのに十分だっただろう。ATEEZは、Billboard200で14週間首位をキープしているモーガン・ウォーレンの『One Thing at a Time』にチャート1位の座を奪われた。しかし、これは接戦であり、ウォーレンのアルバムは僅差でATEEZのEPを上回ったに過ぎなかった。

『One Thing at a Time』は11万枚相当で1位をキープしたが、その大部分はストリーミング配信によるものだった。首位の座を維持できたとはいえ、発売時期や競合他社が少し違えば、『Ateez』の結果は変わっていたかもしれない。

大ヒット作にありがちなことだが、『One Thing at a Time』の出荷枚数は週を追うごとに徐々に減少している。このアルバムはデビュー枠で50万枚を超えたのを皮切りに、2週連続で20万ユニットを超えた。それ以降、10万から20万相当ユニットという数字で常にBillboard200の上位を占め、いまだに6桁を割り込んでいない。もしATEEZがEPを数週間後にリリースしていたら、ウォーレンのアルバムが生み出した減少した数字を上回るだけの勢いがあったかもしれない。

将来的にアルバム1位を獲得する可能性を高めるために、ATEEZは競争率の低い週に楽曲をリリースすることを検討した方がいいかもしれない。10万5,500ユニットという印象的な数字を考慮すると、2023年だけでも4回に分けてBillboard200の首位を獲得できたことになる。2月と3月にはSZAの『SOS』が3週連続で1位を獲得したが、『The World EP.2:Outlaw』はその各週で『SOS』を上回っていたことになる。

SZAに続き、カロルGのアルバム『Mañana Será Bonito』がBillboard200を9.4万相当ユニットで独占した。今回もAteezはこの数字を上回る可能性があり、ラテン界の強豪に先んじた。

ATEEZは米国で着実に人気を獲得しており、リリースを重ねるごとにBillboard200の頂点に近づいている。特に彼らが戦略的にリリースを計画すれば、いずれ1位を獲得するのは必至と思われる。ファン層の拡大と安定したチャート・パフォーマンスによりATEEZがBillboard200の頂点に立つのは時間の問題である。

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