映像では、数多くのモニターとマイクでいっぱいの秘密の空間が登場する。 モニターにはポスターとは相反するオールホワイトの人物が登場し、誰かを洗脳させるように繰り返し単語をよむオーディオが流れている。 この中で突然映像と音が途切れ、ポスターのようなメッセージが流れ、最後に7月29日というカムバック日を表記している

公開されたポスターは地下に無作為に貼られた印刷物の姿が含まれており、黒いフェドラとマスクで顔を隠した謎の人物が視線を惹きつけるだけでなく、彼の顔の上にATEEZの新しいロゴが刻まれており、その横に書かれた「WAKE UP, WORLD/ARE YOU THERE? / IT'S TIME」というフレーズがどんなメッセージを含んでいるのか好奇心をそそる。

公開された写真の中のATEEZは床に撒かれたチラシと仮面を踏んで立ったまま、オールブラックの衣装で格別な雰囲気を醸し出している。 このチラシには無政府主義を象徴する「アナキスト」のロゴと3年前に発売された曲「HALAHALA (HeartsAwakened、LiveAlive)」が印刷されており、彼らの拡張された世界観を予告する。
特にメンバーのサンが手にしている仮面は、ATEEZの世界観の中で、感情が統制された社会に反対しようとする姿を象徴的に表すために喜びと悲しみが入り混じった表情をしていて目を引く。
それだけでなく強烈な目つきでカメラを見上げているATEEZは「No More Lies」「Make a move」という文章が書かれた旗を持っており、世の中を動かすという意志を示している。

「THE AWAKENING OF SUMMER」というサブタイトルの2分22秒の動画は、高層ビルが立ち並んでいる灰色の都市の風景で始まる。白い教室の中で並んで座っている彼らは「完全な世界。完全だから我々の世界は安全です。あなたはいつも自分を疑わないでください」というメッセージを聞きながら、無表情で正面を見つめていている。そんな中、マントを被って正体を隠したATEEZのメンバーたちが一人ずつ登場し、都市を監視するように空に浮かんでいる飛行船を眺める。何かを計画しているかのような彼らは、時計を確認して同じ場所に集まり、その後HONG JOONGが息を整えて握っているリモコンのボタンを押す。

人間たちを洗脳させていたスクリーンの画面と音声メッセージは変わり始め、ついに「あなたはいつも自分を疑ってください」という全く異なる意味を込めた音声が流れ、動画は終わる。

これに先立って公開されたカムバックポスターでも分かるように、今回のアルバムを通じて新たにスタートする「THE WORLD」シリーズは、「芸術（ART）」「音楽（MUSIC）」「ダンス（DANCE）」が禁止され、感情が統制された社会を、ATEEZが揺るがすという意味を盛り込んでいる。

約4分のこの映像は、空中を漂う飛行船を眺めていたホンジュンが、自分の正体を隠していたポンチョを脱ぎながら始まる。
不安に聞こえるサイレンの音越しに時計を確認したユンホが連絡を取ると、ヨサンがこれを確認、そして機械音混じりのナレーションが無秩序に変化する。
すぐに集まったATEEZは「個人の意志に任せるんです。 強制的に引っ張ってくることはできません。 それは『自分が正しい』とだけ言う彼らと変わらないことです」という助力者の言葉に皆が共感し統制された社会の中で抑圧された人々を起こす新しい方法を捜し出す。

画面は白黒に変わり、結局ATEEZは「WAKEUP、WORLD」という音声と共に姿を現し、彼らが留まる世の中でタブーとなった「ダンス」、「音楽」、「芸術」を披露し亀裂を作り出す。 ついに映像序盤の飛行船が最後には燃えはじめる。

耳を叩く強烈なビートで始まる映像の中のATEEZは真っ白な空間に置かれた黒い舞台に立っており、一気に視線をとらえた。 まるで何重にも取り囲まれた囲いのように立っているメンバーの中で、しゃがんで座っていたサンが起きてホンジュンと場所を変え本格的に始まるパフォーマンスは導入部だけでも歴代級タイトル曲を予感させた。

それだけでなくATEEZは独特な装飾がついた杖のような小物を利用したり、「We are the Guerrillas」という歌詞に合わせて爆発しそうなエネルギーが溢れ出る激しい振り付けを完璧に消化した。 特に0.1秒ごとに変わる表情演技で「パフォーマンスグルメ」であることを改めて立証し、映像の間ずっと目を離せなくした。

今回の「Guerrilla」の振り付けはATEEZと長い間呼吸を合わせてきたB.BTrippinはもちろん、BTSの「ON」の振り付け家として国内にも多く知られたSienna Lalauが引き受け、その相乗効果を加えた。 特に1分30秒ほどの映像の間、新譜タイトル曲「Guerrilla」の一部分が公開され、ホンジュンのよどみのないラッピング、ジョンホの安定的な高音、中毒性溢れるサビなどが好奇心を刺激し、今回のアルバムに対する期待感を一層高めている。

また、映像に先立って公開されたパフォーマンスティーザーポスターでは「Guerrilla」タイトルロゴの下でポーズを取っているATEEZの姿だけでなく、ホンジュンとミンギが作詞に並んで名前を載せ、歌の歌詞にも多くの関心が集まった経緯がある。

映像は空中に飛行船が漂いながら監視をするような都市で身元不明の男たちが建物の屋上に集まっている姿から始まる。 すぐに男たちはスピーカーを設置し、灰色の世界はずっと平和に見える一方、どことなく不気味な感じを醸し出す様子。

皆が同じ服装をしている間、一人の男だけの服だけクロマー模様のロゴが刻まれていて、目を引く中で静かに流れていた音楽は急激に警告音のように不安定になる。 耳が裂けるような破裂音が止まってから、この男は自分の顔を引っ張るのかと思ったら、その下にホンジュンの姿が明らかになり衝撃を与える。

これは事実、正体を隠してスピーカーを設置する男たちの間に隠れていたホンジュンだったのだ。 彼と共に「Breakthewall」という音声が繰り返され、平和に見えた都市に亀裂が入り始め、まもなく映像は終わる。

これに先立ち、ATEEZは今回のアルバムのムードを伝えるトレーラー映像2編を公開した。 映像は抑圧され統制された世の中で変化に向けた動きの始まりを盛り込んだタイトル曲「Guerrilla」のメッセージが明確に明らかになり注目を集めた。

映像は「BREAK THE WALL」という音声と共にエレベーターのドアが開かれると、圧倒的な目つきのソンファが登場し目を引く。 その後、8人のメンバーたちは各自の場所でミッションを遂行するような姿で映像没入度を引き上げた。

その後、ウヨンの「MAKE A MOVE」の台詞でいつの間にか彼らは放送を流す秘密アジトと建物の屋上に集まり、そこで禁止された芸術家の歌とダンスを世の中に広める。 特に「ダンスを踊ってBreak that wall/俺たちのFell/あちこちに響きGuerrilla」という歌詞に合わせた振付が強烈に刺さって目が離せなくなる。

続いて映像の間ずっと都市を監視するように空中を漂う飛行船からATEEZのメッセージが書かれたチラシがばら撒かれティーザーは終わり、ミュージックビデオ本編に対する好奇心を刺激した。

ATEEZは先立って先行注文数110万枚を突破し、初めてのミリオンセラーを期待させた。これに対してメンバーたちはメディアショーケースを通じて
「ひとまず本当に感謝して驚いています。ファンがいらっしゃるので、このような嬉しい便りをカムバックの度に聞くことができると思うし、数値よりは僕たちが頑張って恩返ししようと思います。」
「もっとうまくならなければいけないと思った。これからも良い音楽をお聞かせするATEEZになれるように努力する」
と感想を明かした。

続けてメンバーたちは「今年初のアルバムで、新しく始まるシリーズなので緊張している。気持ちいい緊張だと思って頑張る。音楽的にもビジュアル的にもたくさん準備し、成長したアルバムなので、楽しみにしてほしい」とカムバックの感想を伝えた。

ATEEZは韓国を越え、海外での人気がより高い。「本当にありがたいことに、全世界で僕たちに関心と愛をくださって、感謝している。責任を感じながら、もっとカッコいいステージをお見せしたい。韓国でも、もっと一生懸命に活動して知名度を上げ、良いアーティストになりたい」と話した。

韓国での知名度に対する悩みもあるはずだ。
メンバーたちは「大衆性に関する疑問や努力について、僕たちも話している。比較的に多くの方が好んでくださる海外と韓国の市場ではどのような違いがあるか時々悩むけれど、結論は出ない。実は、韓国にも多くのファンがいらっしゃる。僕たちには、そのような相対的な部分がそこまで重要ではない。僕たちが見せたいものをお見せするためには、そのような悩みよりは、韓国であれ海外であれ、1人でも満足できる音楽をお聞かせすることが目標だ」と考えを語った。

タイトル曲「Guerrilla」はATEEZが愛、悲しみ、楽しさのような感情を抱くことができない統制された社会で、変化に向けた動きの始まりを告げる楽曲だ。特に、彼らの動きを描写したビートチェンジと、サイケデリックなサウンドがポイントとなる曲で、ATEEZだけのエネルギーを感じることができる。