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横浜の中の小さなアメリカマイカル本牧

 横浜の中の「小さなアメリカ」と呼ばれていた本牧という街を知ってますか。そこにマイカル本牧という西洋近代風なショッピングセンターがあった事を。

 1945年8月15日の終戦後、本牧はアメリカ海軍横須賀分遣隊の管理下に置かれ、軍人やその家族の居住地として接収された。1982年3月31日の本牧米軍接収地返還式を以って日本に土地が返還された事により、新本牧地区は再開発の機運が高まった。バブル絶頂期寸前の1989年4月30日にマイカル本牧が誕生した。

 マイカル本牧オープン日、今でも衝撃だったのが、マイカル5番街という建物1階に、当時大人気だった映画『バッドマン』のバッドマンカーを持ってきお披露目したところだ。おそらく映画で使用した車体実物だったと聞いた事がある。小学生の私は興奮したし、街全体が興奮し、熱気がすごかった。

 マイカル本牧に入っているお店もアメリカ的であり、日本全国探しても当時こんな最先端でマニアックのショッピングセンターないのではないかと。週末には家族でマイカル本牧に行くのが楽しみであった。ディズニーランドよりマイカル本牧みたいな。ディズニー+マクドナルド+コストコのような夢の建物であった。

 今現在はイオングループの傘下となり本牧イオンとなっているが、建物外観は当時のまま。私の中では日本一オシャレなイオンだと今でも思っている。未来都市マイカル。

*「都会派消費者がくつろぎ、楽しめるアーバンリゾート型ショッピングセンター」と位置づけた。更に東京や遠方からの客もターゲットにする為、本牧だけにしかない専門店を集中してテナントとして出店させており、大型複合ショッピングセンターのパイオニアともいえる存在であった。→と言われている。

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