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週末散歩_Vol.12

新橋・銀座編(2024/3/2:土曜)


1.新橋からスタート

今日のスタートは新橋。
まだ肌寒いので地下ルートを選択。このルートでは隣の汐留シティセンターのエレベータを利用して地上に出るのがベスト。そしてパナソニックビルに入るとエスカレーターで4階へ。(新橋駅から地上ルートでは昭和通り沿いを築地方面に進み旧新橋停車場が見えるとすぐ。)

パナソニックビル

2.フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築

フランク・ロイド・ライトは人気のある建築家。私同様の少し年齢のいった週末時間を作れる人やリタイヤ世代、ご夫婦、若い学生や女性一人など幅広い人々が早い時間から入口前に集まっていた。(今回の展示は日時指定予約要)透視図、断面図などドローイング、帝国ホテル・ヨドコウ迎賓館の模型、幼稚園の窓ガラスや帝国ホテル時代の椅子とある意味で芸術作品のような展示を鑑賞。これまで自由学園・ヨドコウ迎賓館を見てきたこともあり、名古屋の博物館明治村にある帝国ホテル玄関部分、フランクロイドライトではないが遠藤新の設計による甲子園会館(旧甲子園ホテル)など実物を見に行きたい気持ちが高まった。
<展示会場内写真>
原則不可(入口およびユーソニアン住宅の原寸モデルの部分のみ撮影可)
<気になった作品>
・透視図(木々のデッサンを含めたドローイング)
・クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラス

フランク・ロイド・ライト展

3.林田真季展 Water & Mountains

オープン時間に行ったため、3階の資生堂パーラーに入りたい長い列に紛れての入店。1階のショップにある焼き菓子なども魅力的であるが、地下ギャラリーに伸びる階段の雰囲気もいい感じ。
「shiseido art egg」は、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラム。もう17回目でこれまで宮永愛子さんや川内理香子さんなども受賞しているもの。今回初めて見学。身近な素材を題材に「何だろう?」と考え、作者の意図に気付いていくという作品。現代アートの特長「頭で考える鑑賞」を地で行くものだった。
<展示会場内写真>

<気になった作品>
・The Stacks(東京都のごみ焼却場の煙突の写真群)

Water & Mountains
The Stacks / Re-Collection


4.ヨシロットン 拡張するグラフィック

資生堂ギャラリーからすぐの場所にあるggg(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)に。今回はヨシロットンさんの企画展。1983年生まれのグラフィックアーティスト、アートディレクターで、佐藤千亜妃さんやOKAMOTO’SのCDジャケットなども手掛けている。外からは中が見えなかった理由はRGBの画面が並ぶ「Signal RGB」などディスプレイベースの作品があるため。さらに地下のギャラリーではR.G.B(Radial Graphics Bio)としてこれまでの作品などをインスタレーションとして展示。こういう観て感じる作品を味わうのも楽しい。
<展示会場内写真>

<気になった作品>
・R.G.B(Radial Graphics Bio) 

ggg
RGB
R.G.B

5.昼食へ

いくつかの展示を見たうえで、そろそろお昼。銀座数寄屋橋に近づいたので久々のSONYビルがあったころに何度か訪問した「あるでん亭」へ。今は銀座ファイブに移り引き続き人気。12時前についたがもう第一陣は席についており、第二陣が並んで待っている状況。とはいえ10名もいないところだったのでそれほど待たず入店。いつもは定番のアマトリチャーナに行くところだが今日はアリタリアを。当たり前の感想ですが「美味い」です。

アリタリア

6.ダイアローグ2 「つかの間の停泊者」

エルメスには2回目。「エコロジー:循環をめぐるダイアロー」のダイアローグ1「新たな生」崔在銀展に続けた展示として、ニコラ・フロック、ケイト・ニュービー、保良雄、ラファエル・ザルカの4人のアーティストによる作品を見学。エコロジーに対する色々なアプローチを体感。正直、すべてを理解できているわけではないが、今の生活において感じることの少ない自然というものを再度見直す機会となった。二コラ・フロックの写真はモノトーンの迫力を体感できる作品だった。
<展示会場内写真>

<気になった作品>
・ニコラ・フロック《Initium Maris》(海の始まり)
・保良雄《glacier》

glacier / always,always,always  / Calls us、Calls us
水の色、水柱/海の始まり・インヴィジブル

7.最後に

所要時間:約3時間半
新橋(10:00)→パナソニック汐留美術館・資生堂ギャラリー・ggg・銀座メゾンエルメスフォーラム→有楽町(13:30)
お疲れ様でした。


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