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【Java】最新Spring Boot 3.0でREST APIを構築した話

対象読者

・Spring Boot 3.0を用いてWebアプリを作りたい方
・REST APIを構築したい方
・Spring Boot 2.X -> 3.0のアップデート内容を知りたい方

はじめに

Java Spring Bootは人気のあるフレームワークであり、バージョン3.0のリリースによって新たな機能や改善が期待されています。

このハンズオンでは、Java Spring Boot 3.0を使用してusersという会員情報を扱うREST APIを構築していきます。基本的なAPIの作成から、データベースの連携など、実践的なトピックまで幅広くカバーします。

APIのIF(インタフェース)

具体的なコード例やデモも交えながら、参加者が実際に手を動かして学べるように工夫しています。ぜひ、開発スキルの向上と最新のSpring Boot 3.0の理解に役立てていただければと思います。

事前準備

本ハンズオンの前提は以下の通りです。
※環境が異なる場合、エラーが出る可能性があります。

・OS:macOS Ventura
・開発環境:Visual Studio Code
・Open JDK 20.0.0
・ビルドツール:MAVEN(apache-maven-3.9.1)
・Spring Boot 3.0.7
・API開発ツール:Postman

§0 Spring Bootの概要

Spring Bootの説明をする前に、まずはSpring Frameworkについて触れておきましょう。

Spring Frameworkとは

JavaのWEBアプリ開発に用いるフレームワークの一つ

Spring Frameworkとは、2004年にリリースされたオープンソースのJavaのアプリケーションフレームワークです。

特にWebアプリケーションの開発に必要となる様々な機能を提供しており、近年のJavaのWebアプリケーション開発におけるデファクト・スタンダードとなっています。

Spring Frameworkは、多様なフレームワークを活用して幅広い開発力を提供する一方で、複数のフレームワークやライブラリを組み合わせて使用する場合には、設定の複雑化による「機能の使い分けの困難さ」というデメリットがありました。

Spring Bootとは

Spring Frameworkの機能を使いやすくするためのフレームワーク

Spring Frameworkのデメリットを解消して、2014年に登場したのがSpring Bootです。

Spring Bootは、Webアプリケーションを作る際に必要な設定が既に用意されており、最低限の設定でアプリケーションを構築できるのが特徴です。

さらに、Spring Bootには内部にTomcatというアプリケーションサーバーが組み込まれているので、別途アプリケーションサーバーを用意する必要もありません。

§1 プロジェクト作成

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