【実体験】子どもが生まれて妻とセックスレスになっても、またセックスができるようになる方法

このnoteは

・子どもが生まれてから妻がセックスを嫌がる
・妻とセックスをしたいけど断られる
・どうやって妻とセックスをしたらいいのか分からない
・妻から男として見られていないように感じる

といった男性向けに、「子どもが生まれて妻とセックスレスになっても、また妻とセックスができるようになる方法」を、詳しく説明したものです。

ぼく自身、上の子どもが3歳になるまではセックスレスになっていましたが、なんとかセックスレスを解消し、自然に3人目が生まれました。

セックスレスを解消するにあたって、いろいろな本を読みましたが、抽象的な話が多く、しかも、セックスレスを克服した男性による実体験の話は少なく、実践的なものは1つもありませんでした。

子どもが生まれ、セックスに興味をなくしてしまった妻に、ぼくら夫はどう対応すればいいのか?

どうやって、妻のセックスへの興味を回復させ、満足できる性生活を送ることができるのか?

既婚男性の性の悩みを解決するような本がないため、自分で書くことにしました。

ぼくと同じよう悩みにぶつかって、密かに悩んでいる人がきっといると思います。

そんな方のために、ぼく自身がセックスレスを解消するために行動していくなかで見つけた「産後の妻とのセックスレス解消方法」を、noteで公開します。

あまりにプライベートであり、あまりに赤裸々な内容のため、後半部分は有料パートになっています。

ちなみに、会社の同僚や友人にここで書いている方法を伝えたところ、実際にセックスレスを解消できた人が何人もいました。

なので、再現性はあるかと思います。

理論のエビデンスとして、進化人類学者ヘレン・フィッシャーの著作と、世界的に有名なセックスセラピストであるエステル・ペレルの著作を活用させていただいています。

両名の著作は、夫婦関係やセックスを考える際に、大いに役立ちました。

また、「妻のトリセツ」で有名な、黒川伊保子さんの著作も参考にさせていただいています。

ぼくは、セックスレスが解消できてから、進化人類学に出会いましたが、セックスレスを解消するにあたり、進化人類学の知識は必ず必要になってきます。

実際に、ぼく自身のセックスレス解消のための行動を振り返って見ると、進化人類学的に当てはまる成功法則がいくつもありました。

それから、脳科学者である池谷裕二さんの著作「パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学」は、父親の育児について考えるきっかけになりました。

これから、妻とのセックスレスを解消しようとする方は、本文でご紹介する本をぜひ読んでみてください。

このnoteと、ご紹介する本を読むことで、このnoteに書かれている内容をより理解できるようになります。

はじめに

日本家族計画協会の調査によると、日本の夫婦のセックスレスの割合は年々増えており、2014年段階では44.6%に達しています。

日本の夫婦の約半分がセックスレスということです。

多いなと思いますが、自分がセックスレスになり、なぜ人はセックスレスになるのかを進化人類学の観点から考えると、むしろ人はセックスレスになってあたりまえだと感じるようになりました。

セックスレスにならない夫婦の方がおかしいのです。

なぜ、セックスレスになるのが当然なのかは、この後詳しくご説明しますが、まずはセックスレスを解消するにはどうすればいいのかをご説明します。

結論から書きます。

妻とのセックスレスを解消する手順は、この5つです。

1. 産後の女性の体の変化について理解する
2. 妻を「妻」や「母」であることから解放する
3. 妻に「女」であることを感じさせる
4. 自信をつけて妻にアプローチする
5. 焦らずゆっくりセックスレスを解消させる

ぼくが妻とのセックスレスを解消した当時は、この手順を意識していたわけではありませんが、今思い返すとこの順番通りに行動をしていたことに気づきました。

これから、妻とのセックスレスを解消する方のために、ぼくの経験談を交えながら、セックスレスを解消するための方法を順番に説明していきます。

まずは、産後の女性の体がどのように変化しているのかを理解します。

なぜ、あなたの妻は、セックスする気にならないのか?

産後の女性の体の仕組みと、ホルモンの変化を正しく理解すれば、その答えはおのずと見えてきます。

また、進化人類学のアプローチからも、あなたの妻が、子どもを産んだ後になぜセックスに興味をなくしたかを説明します。

次に、家事と育児に追いかけまわされ、疲れ果てている妻を、「妻」であること、「母」であることから解放します。

ここが重要で、妻の現状の負担を減らさない限り、セックスレスは解消できません。

なぜ、妻を「妻」であること、「母」であることから解放しなければならないのか?

それは、セックスの象徴である「自由と自主性」、家庭の象徴である「義務」、これらの相反性がキーワードになります。

どのように、妻を「妻」であること、「母」であることから解放するのか?

後半で、詳しく説明します。

妻を「妻」であること、「母」であることから解放したら、次は、妻に「女」を感じさせる必要があります。

義務感に圧迫される家庭から妻を脱出させ、限りなく広がる自由を妻に味わせ、自主性を取り戻すことで、セクシャルな気持ちをよみがえらせます。

どのようにして、妻に「女」を感じさせるのか?

こちらも、後半で詳しく説明します。

また、妻に「女」を感じさせるだけでなく、妻との間に意図的に距離を設けることで、関係がマンネリ化している主な原因である「過度な一体感」を取り除きます。

「家族になっちゃったから、もうセックスできない。」

こういったセリフを、何度も聞いたことがありますよね。

妻との間に空白を設けることで、この問題は解決できます。

どのようにして、マンネリ化した関係を刺激あるものに変えられるのか?

これも後半で詳しく説明します。

こういった準備が整っても、妻をセックスに誘えなければセックスはできません。

いったんセックスから離れてしまった妻とセックスするには、自然に任せるのではなく

妻が「セックスしてもいいかも」と思うように、うまくセックスに誘わなければなりません。

自然とセックスができるよう待っているだけでは、残念ながらセックスレスは解消できません。

産後の妻とのセックスレスを解消するには、正しい知識と正しい努力が必要になります。

人を含むすべての霊長類のメスは、堂々としたオスに惹かれます。

あなたが自分の外見や中身を磨き、自分に自信をつけることで、はじめて堂々と妻をセックスに誘えるようになります。

外見を磨くことが重要なのではなく、自分に男としての自信がついたことで、妻に優しく接したり、上手にセックスに誘導できるようになることが重要なのです。

それから、産後すぐの女性の体と心は、セックスがすぐにできるようになっていません。

「産後1ヶ月からセックスはできる」と、医者から言われたり、ネットに書いてあったりしますが

ホルモンの知識と、妻の現状を正しく把握すれば、産後1ヶ月では、まだセックスができないことは明らかです。

では

どのように、妻をセックスに誘えばいいのか?
どうやって、セックスまでたどり着けばいいのか?
産後初めてのセックスは、どうやってすればいいのか?

これから、すべてを詳しく説明していきます。

==目次==

第1章:産後の妻の性欲がなくなる本当の原因は?
1-1. 産後は全治8週間の大ケガと同じ状態!
1-2. オキシトシンの大量分泌
1-3. プロラクチンの副作用により制欲が減退
1-4. 2~3時間おきの授乳に夜睡眠不足
1-5. 家事と育児の二重負担

第2章:「恋愛ホルモンは4年で消える」という悲しい真実
2-1. 結婚は気の迷い?
2-2. 恋愛ホルモンの減少がマンネリの原因
2-3. お見合い結婚の方が恋愛結婚より満足度が高い理由

第3章:人類の遺伝子に刻み込まれた”結婚4年限界説”
3-1. 世界的に離婚のピークは結婚後4年
3-2. 人類は4年で夫婦関係が終わるように進化した

第4章:女性脳と男性脳の違いによる永遠のすれ違い
4-1. 脳梁の太さの違いが男女の違いを生む
4-2. 女性が得意で男性が苦手な「共感性」

第5章:男女の違いを乗り越えるための3つのコミュニケーション
5-1. 妻の言葉に共感をしめす
5-2. 妻の心に響く謝り方
5-3. 妻に微笑むことを習慣にする

第6章:○○であり○○であることが「妻の性欲」を減退させる

第7章:妻を「○○」であることから解放させる
7-1. ○○という非日常空間でセックスレスを解消させる
7-2. 妻のための〇〇巡り
7-3. 〇〇屋・〇〇巡り
7-4. 〇〇館・〇〇展巡り
7-5. 〇〇屋巡り

第8章: 「妻」に〇〇を感じさせるための工夫
8-1. 妻を○○と〇〇から解放する
8-2. 子どもと夫婦の〇〇を必ず分ける
8-3. 〇〇と〇〇を習慣にする
8-4. 妻の〇〇、〇〇、〇〇を褒め続ける
8-5. 2人で〇〇を取り〇〇をする

第9章:妻との〇〇にあえて〇〇を作ることで情熱を取り戻す
9-1. 〇〇からの脱却
9-2. 夫婦それぞれが別々の〇〇であることをであることを意識する
9-3. 自分を「〇〇」として、妻を「〇〇」として認識する

第10章:自分に〇〇を持って、妻にアプローチする

第11章:生活のすべてを〇〇中心にギアチェンジする
11-1. 誰よりも〇〇を優先する
11-2. 妻と同じ〇〇を体験し、妻の〇〇を身をもって理解する
11-3. 〇〇には男性の〇〇を抑える効果がある

第12章:妻の〇〇を高めるために夫ができること
12-1. 〇〇でテストステロンを分泌させる
12-2. ○○と〇〇への没頭を促す
12-3. 一緒に〇〇なことを体験する

第13章:妻との〇〇に恋愛〇〇を利用する
13-1. 〇〇を使い妻の〇〇を聞き出す
13-2. 〇〇、〇〇、そして〇〇
13-3. 〇〇により妻と〇〇を合わせる
13-4. 〇〇で妻に「〇〇」と思わせる

第14章:妻が○○に対して〇〇的になるよう誘導
14-1. 最初の〇〇で〇〇してはいけない
14-2. 〇〇で〇〇という〇〇を蘇らせる
14-3. 〇〇は〇〇をかけて達成する
14-4. 〇〇が高まる〇〇と〇〇の直前をきっかけにする
14-5. 〇〇が多いほど女性は〇〇になる
14-6. 妻が〇〇に抱くイメージを○○なものに変える
14-7. ○○をすればするほど、夫婦の〇〇は強くなる

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第1章:産後、妻の性欲がなくなる本当の原因は?

セックスレスを解消させるためには、まず、産後の妻の体の変化を知る必要があります。

産後の妻がなぜセックスができないのか?

産後の体にはなにが起きているかが分かれば、その疑問も解消します。

産後は全治8週間の大ケガと同じ状態!

女性の体は産後6~8週間かけてゆっくりと妊娠前の状態に戻っていきます。

この期間を産褥期(さんじょくき)と呼びます。

妊娠によって大きく膨らんだ子宮が、元の大きさに戻ろうとし、そのときに「後陣痛」と呼ばれる痛みを感じます。

また、悪露(おろ)と呼ばれる、胎盤、血液、子宮内の排出物などが、体から排出されます。

産褥期は、外から見たら元気そうに見えますが、体の中は全治2ヶ月の大ケガと同じ状態なんです。

なので、めちゃくちゃ疲れやすい状態です。

産褥期に体を動かし過ぎると、この方のように死にかけることになります。

ぼくの妻は、第一子第二子(双子)出産の翌日、入院中に仲良くなった友人のベッドに行き、喜びの報告をして歩いてました。

ですが、翌日、両手両足をブルブル震わせて、ベッドから出られなくなってしまいました。

昨日は元気だったのに、翌朝、病院の個室のドアを開けたら、妻が腕を震わせながらベッドで震えていたのには、かなりびっくりしました。

出産したばかりの女性は、オキシトシンという幸せを感じるホルモンが爆発的に分泌されるので、脳がハイになってしまいます。

子どもが生まれた興奮もあり、外から見た体はキズがあるわけではないので、ついつい気づかずに無理をしてしまうのです。

妻は子どもが生まれた喜びと、大量に分泌されてオキシトシンにより幸せの絶頂にあり、興奮状態になっていたのです。

第三子が産まれたときは、この時の教訓を生かし、妻を無駄に出歩かせず、なるべくベッドの上で休ませるようにしました。

産院から退院しても、できる限り家事はやらせずに、3ヶ月の育休を取ったぼくがやるようにしていました。

それでも、外見に大きなケガをしているわけではないので、妻はついつい無理をしてしまい寝込んでしまうことが何度かありました。

このグラフは産後一年未満の女性の死亡理由です。

その他が多いですが、これは出血死などの出産時の死亡がほとんどです。

出産後の死亡理由は「自殺」がもっとも多い結果となっています。

さらに自殺がいつ起こったのかを調べてみると、このような結果になりました。

妊娠中ではなく、出産後の自殺の方が圧倒的に多いのがわかります。

これほど、出産後の女性は追い込まれているということです。

オキシトシンの大量分泌

女性は出産時と授乳時にオキシトシンというホルモンを大量に分泌します。

オキシトシンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸せを実感でき、子どもを可愛いと思うようになるホルモンです。

このホルモンのおかげで、女性は育児放棄をせずに子育てができるのです。

オキシトシンはセックスの最中にも分泌されます。

育児によってオキシトシンが分泌されるため、セックスを必要としなくなるのです。

そして、このホルモンには副作用があり、周囲の人間に排他的になってしまいます。

夫が育児に積極的でない場合は、子どもに害を及ぼす存在と認識され、妻は無意識のうちに夫を家庭から排除しようとします。

ガルガル期という言葉を聞いたことはありますか?

子どもを守ろうとして、母親が周りの人間に攻撃的になることを指しますが、これはオキシトシンの副作用によるものです。

プロラクチンの副作用により性欲減退

産後、女性はプロラクチンというホルモンの分泌も増えます。

このホルモンは母乳の分泌を促すホルモンです。

このホルモンの副作用により、女性は性欲が減退します。

子育てに集中させるために、自然が作り出したプログラムですね。

だから、産後の女性がセックスに興味がなくなるのは自然なことなんです。

プロラクチンは妊娠中から徐々に増え、出産時にピークに達し、ゆるやかに下がっていきます。

下がってはいくのですが、授乳のたびにプロラクチンの分泌は増えるので、卒乳するまでは、妻はセックスに前向きにはなりにくいのです。

2〜3時間おきの授乳による睡眠不足

乳児は生後半年くらいまでは2~3時間おきの睡眠を24時間繰り返します。

授乳のために、母親も睡眠が2~3時間おきになってしまいます。

これ、やってみれば分かるんですが死ぬほど辛いです・・・

特に、ぼくらは最初の子どもが双子だったので、本気で精神を病みそうになりました。

ただ、長期の育休を取らないと、この苦しみは男には分からないんですよね。

自分が会社で働いている間も、妻は2~3時間おきに子どもにおっぱいをあげ、その隙間時間で家事をやっているので、もう毎日倒れそうになっているんです。

夜中の授乳時に赤ちゃんがウンチをすれば、その始末を含めて30分〜40分は時間がかかりますから、睡眠時間がどんどん減っていくんです。

そんな生活の中で、性欲が湧く方がどうかしてますよね。

子どもが長時間寝てくれない期間は、セックスできないとはじめから思っておいた方がいいです。

それから、金曜と土曜の夜に赤ちゃんへの授乳を変わってあげると、妻の辛さが体感できて、夫婦の絆が強まりますよ。

自分と赤ちゃんが一緒に寝て、妻には別の部屋でゆっくり寝てもらうんです。

こんな辛い日々を送っているのか・・・と愕然としますから。

家事と育児の二重負担

ベビーシッターやお手伝いさんの文化が無い日本では、母親の家事・育児の負担が大きいです。

本来は夫も家事・育児を積極的にやるべきですが、文化的に男は家事・育児に関わってこなかったため、そういった父親は残念ながら少数派です。

そのため、母親に家事と育児が集中し、夫への恨みつらみが夫の気づかぬところで膨れ上がっています。

仕事のキャリアは出産・育児によって中断され、膨大な家庭のタスクに埋もれ、そして夫は知らんぷり。

そんな家庭ではセックスレスは改善できないですよね。

セックスレスどころか、夫婦の絆はどんどん弱くなってしまいます。

ぼくも、第一子と第二子(双子)が産まれたときは育休も取らず、子どもたちがまだ0歳の時に、三泊四日の社員旅行に行ったり、月に一回は海外出張に行ったりと、だいぶ妻に負担をかけてしまいました。

ぼくが妻と子どもたちのことをすっかり忘れていると妻は思うようになり、妻にはかなり辛い思いをさせてしまいました。

その結果、育児方針をめぐってケンカしたり、妻のInstagramアカウントからブロックされて、子どもたちの写真が見れなくなってしまいました。

社員旅行も海外出張も、妻は行っても構わないと言ってくれたのですが、そこはぼくが遠慮すべきでした。

妻としては、仕事に関わることを断らせるというのは、夫の仕事に悪影響が出ないかと気になって、なかなかできないということに、当時のぼくは気がつきませんでした。


ぼくが自分にブレーキをかけるべきだったのですが、社員旅行や海外出張は、当時のぼくにとって「家庭を抜け出し、息抜きができる貴重な機会」だと思っていたのです。

毎日の睡眠不足がつらく、息抜きがしたいと思っていたのですが、三男が産まれて育休を取ったいまだから分かりますが、妻の方がぼくとは比べものにならないくらいの、辛さと寂しさを毎日感じていたのです。

その当時は、育児も家事も妻はなんとか頑張ってこなしてくれるのですが、心には少しづつ孤独感が募っていました。

そういった経験が降り積もり、ぼくらの夫婦関係は知らぬ間に破綻していたのです。

これを読んでいるあなたには、そうなって欲しくないのですが、あなたの奥さんが、口に出して「家にすぐ帰ってきて欲しい。出張には行かないで欲しい」と言うことはないでしょう。

なぜなら、あなたの奥さんはこう思っているからです。

・夫の負担になりたくない
・死にそうになるけど1人でなんとかなっているから大丈夫

でも

口には出さないけれど、あなたがいないことへの寂しさは、本人ですら気づかないうちに、少しずつ心に溜まっていくのです。

そして、1人でなんとかなってしまうから、あなたを頼ることがなくなり、あなたは家事育児に積極的になることもなくなり、どんどん夫婦の心の距離が広がっていくのです。

「家事や育児は女性がやるもので、夫は頼りにならないもの」という意識が、本人は意識していなくても、女性にはあります。

周りのママ友が、「夫が使いものにならないから、むしろ家には遅く帰ってきて欲しい」と言うことは多いですし

テレビなどのメディアでも、男性が家事や育児をやらないことをよく取り上げますから、知らない間に「男性は家事や育児ができない。だから私がやらなきゃいけないんだ。」という思い込みが、女性に生まれてしまうのです。

あなたの妻は、「うちの夫も家事や育児が苦手だ」という思い込みを、メディアや周りのママ友から洗脳されているのです。

だから、1人でがんばりすぎてしまうのです。

ぼくは、三人目が生まれたときに3ヶ月の育休を取りましたが、育休を取って妻と同じ生活を送ることで、やっと妻の気持ちを100%理解することができました。

育休が終わる頃、妻は「私と同じ目線に立ってくれたことが、なによりも嬉しい」と言ってくれました。

男性の育休取得率は、2018年になっても、たったの6.16%です。

2015年のデータですが、5日未満の取得がもっとも多く(56.9%)、8割が1ヶ月未満の取得です。

女性の体が出産前の状態に戻るまでの産褥期は2ヶ月間ですので、1ヶ月では足りません。

3ヶ月の育休を取りましたが、本音のところ、3ヶ月では足らず、最低でも半年、できれば1年間の育休を取ればよかったと後悔してます。

産褥期が終わっても、夜中の12時や3時に授乳やオムツ替えのために起きなければなりませんので、どうしても睡眠不足になります。

上の子がいるので、保育園の送り迎えやご飯を作ったりと、めちゃめちゃ重労働です。

そんな状態で、セックスのことなんて考えられるはずがないんですよね。

第2章:恋愛ホルモンは4年で消えるという悲しい真実

結婚して何年か経ち、子どもが生まれると、ぼくの妻への感情が少しずつ変わってきていることに気がつきました。

以前のような激しく求めるような情欲が減り、落ち着いたリラックスした気持ちで妻と接するようになり、恋人というより親友や家族のような感覚を妻に覚えるようになってきました。

当時は妻への愛情がなくなったのかと心配になったのですが、そうではなく、この感情は愛着や親密性と呼ばれるもので、どんな夫婦も付き合いが長くなると、このような感覚を感じるようになります。

結婚は気の迷い?

なぜ、結婚する前はあんなに毎日ドキドキしていたのに、子どもが生まれた数年経つと、まったくドキドキしないのか?

そして、妻から求められなくなるのか?

その答えも脳内ホルモンに隠されています。

人は恋に落ちると、脳内に「PEA(フェニルエチルアミン)」、別名「天然の惚れ薬」と呼ばれる興奮性の神経伝達物質が大量に分泌されます。

このホルモンのせいで、人は恋に溺れるわけです。

PEAは、ドーパミン(「脳内麻薬」と呼ばれ、強い快楽と多幸感を作り出す)の分泌も促すため、ますます相手に対してときめきを感じていきます。

ドーパミンは、性衝動に関係するテストステロンというホルモンの分泌も促します。

結婚するタイミングである20代は、このPEAの分泌のピークですから、恋愛ホルモンに身を任せ、勢いで結婚してしまうわけです。

「結婚は勢い」とよく言いますが、それにはこういった理由があるのですね。

性衝動に関わるテストステロンの分泌ピークも20代ですので、まさに繁殖期としてもっとも優れているタイミングになります。

結婚すれば支出が増えますし、子どもが生まれればますますお金がかかります。

子ども1人を育てるのにかかる費用は、3,000万円とも言われています。

2人なら6,000万円、3人なら9,000万円!

合理的に考えれば、子どもはコストがかかりすぎる存在ですよね。

でも、フェニルエチルアミンとテストステロンがバンバン分泌されているときに、そんな合理的な判断はできないので

人はリスクを深く考慮せずに、結婚し、子どもを産むわけです。

とは言え、3人の子どもがいるぼくは、毎日幸せな気持ちを感じて暮らせているので、後悔はしていません。

ただ、恋愛ホルモンによって人は合理的な判断ができず、勢いで結婚してしまうというのは、納得ができますね。

進化論で有名なダーウィンも、若い頃は結婚にかなり慎重で、既婚者を「幸せな奴隷」と呼んでいました。

「幸せな奴隷がたくさんいる」とダーウィンは考えた。青年ダーウィンは結婚に慎重だった。なぜ自分には結婚が向かないかという理由を数えあげたリストまでつくった。金銭的な束縛、自由の喪失、時間的制約、そして不可避の親としての不安と責任などがあげられた。しかし、結局は従姉妹のエマ・ウェッジウッドと結婚した。結婚式の祭壇に自分をかりたてたものは二つある、と彼は書いている。「ソファに座るすてきなやわらかな妻」と、「生殖能力のない働きバチ」になる恐怖である。
(ヘレン・フィッシャー著「女の直感が男社会を覆す」より)

恋愛ホルモンの減少がマンネリの原因

人を恋に落とすホルモン、フェニルエチルアミンは20代後半から分泌量が減っていきます。

しかも、なんと、同じ相手には3~4年で効果が切れてしまうことが分かっています。

結婚して3~4年で妻や夫にときめかなくなるわけです。

人によっては、子どもが生まれたばかりか、子どもが1歳から3歳になる頃ですね。

子どもが1歳から3歳というと、もっとも子育てが大変な時期で、妻が家事と育児の負担に苦しめられている時期に重なります。

夫が家事や育児を積極的に行ってくれない家庭の場合、早くも、夫が妻からジャマモノ扱いされている頃です。

ただでさえ、妻はオキシトシンの副作用で、協力的出ない夫に排他的な態度を取っていますから、余計、夫婦仲は悪くなりやすいタイミングです。

・出産によるホルモンの変化
(オキシトシンにより排他的になり、プロラクチンにより性欲減退)
・ 恋愛ホルモンの効果切れ
・ 妻への家事と育児の集中による疲労

この3つが見事に重なることで、産後の夫婦はセックスレスになります。

1と2は誰にも避けようがありません。どんな女性にも起こる自然の変化ですので。

3は夫の努力でなんとかなるはずですが、既婚女性の話を聞いていると、3人に2人は夫が家事や育児に積極的でないため、妻が疲れ切っている状況です。

2人目の子作りをがんばっているけれど、セックスレスなのでセックスをするのが辛いと言う意見を、男性女性問わず耳にします。

2人目を作るタイミングも結婚後4年目が多いですから、上に書いた3つの条件が重なり、潜在的セックスレスのまっただなかということになります。

日本の女性の離婚率が一番高い年齢は、30歳から34歳です。

だいたい結婚から3~4年経ち、妻の夫への恋愛ホルモンがちょうど切れた頃と重なりますね。

結婚から3~4年経ち、1人目の子作りや2人目の子作りを考える時は、家事育児に関して夫が頼りにならなくなっていて、恋愛ホルモンも切れている。

こんな状況ですから、何も手を打たなければセックスレスになって当然です。

逆に2人目の子作りをする時期に、仲のいい夫婦の方が珍しいですよね。

これは日本家族計画協会が調査した、「既婚女性がセックスに前向きになれない理由」です。

「面倒くさい」が一位、「仕事で疲れている」が二位、「出産後なんとなく」が三位となっています。

この理由は表面的な理由に過ぎず、女性自身が気づかない無意識化での現象(ホルモンによる性欲減退、恋愛ホルモンの効果切れ)が原因なのです。

セックスよりも、やらなくてはいけない重要なものが存在する、ということが問題なのです。

お見合い結婚の方が恋愛結婚より満足度が高い理由

結婚から何年も経つと、愛情が薄れていくことを裏付ける調査が、インドのラージャスターン大学の心理学者ウシャ・グプタとプーシパ・シングによって行われました。

彼らは、結婚期間が1年から20年の、50組の夫婦を対象にアンケートを取りました。

50組の夫婦のうち、半数が恋愛結婚、残り半数が取り決め婚(花嫁と花婿は結婚式まで相手を知らず、親が子どもに相談せずに結婚相手を決める結婚のこと)でした。

アンケートの結果、結婚後1年の場合は、恋愛結婚の方が満足度が高かったのですが、期間が長くなるにつれ、取り決め婚の満足度は上がり

結婚後10年の場合は、取り決め婚の方が恋愛結婚より満足度が高いという結果になりました。

ここから分かることは、幸せな結婚には努力が必要であること、そして、ぼくらは結婚に幻想を抱きすぎているということです。

恋に落ち、「この人しかいない!」と、激しい恋愛感情を胸に結婚式を挙げたならば、その愛は永遠に続いていく。

「愛は永遠に続くのがあたりまえ」

と、ぼくらは思っていませんでしょうか?

ぼくは、夫婦の愛は永遠に、それも「自然に」続いていくものだと思っていました。

「幸いなるときも不幸なときも、富めるときも貧しきときも、病めるときも健やかなるときも、死が2人を分かつまで、愛し合うことを誓いますか」

と、問われ、イエスと答えたならば、ぼくらは永遠に愛し合い続けるものだと。

でも、現実は違いました。

結婚には努力が必要なのに、恋愛結婚したぼくらは、結婚が恋愛のゴールで、そこから愛情に変化はないと思ってしまいがちです。

だけど、愛を育てる努力をしないと、恋愛ホルモン切れと同時に、夫婦の愛も消えていくのです。

正確には、愛というより「相手への性欲」ですが。

夫婦の絆を強く保つためには、正しい努力が必要になるのです。

第3章:人類の遺伝子に刻み込まれた”結婚4年限界説”

次に国連のデータと、進化人類学の観点から、結婚がいつまで続くのかをみていきます。


世界的に離婚のピークは結婚後4年

国連の1947年から現在までの期間における世界各地(フィンランド、ロシア、エジプト、南アフリカ、ベネズエラ、アメリカなど文化的に多種多様な国々)の国勢調査の結果によると、結婚して3〜4年目に離婚する人が多いことが分かっています。

こちらは、1947年から1989年までの離婚率データです。

そして、こちらは、2003年から2014年までの離婚率データです。

大きな違いはなく、どちらも結婚から3〜4年後が離婚率のピークになっています。

イスラム国家では、花嫁が花婿の家に合わないと、すぐに花嫁を返してしまうため、離婚が結婚数ヶ月後というデータがありますが

そういった例外を除いて、人種、文化、宗教を問わず、離婚のピークは4年後がもっとも多いことがわかります。

1947年でも、2012年でも、離婚率のピークが変わらないことから、人は結婚後、3~4年に離婚する可能性がもっとも高いということが、時代を超えた事実であることがわかります。


人類は4年で夫婦関係が終わるように進化した

なぜ、世界中を見回しても離婚のピークは結婚後3〜4年なのか?

進化人類学者ヘレン・フィッシャーは、伝統的な生活をしている部族を観察した結果、子どもを産み、授乳をし、そして親の手を離れ、そして再び妊娠するまでの期間が4年であることから、このような結論に達しました。

ひとの一対一の絆も、もともと扶養を必要とする子どもひとりを育てる期間だけ、つまり次の子どもをはらまない限り、最初の4年だけ続くように進化したのである。
(ヘレン・フィッシャー著 草思社 「愛はなぜ終わるのか? 結婚・不倫・離婚の自然史」より)

つまり、一夫一婦制の結婚生活は、4年間しか続かないように人類は進化したということです。

今でも伝統的な暮らしをしているアフリカのクン族は、昼も夜も子どもを抱っこし、泣けばおしゃぶり代わりに乳首をくわえさせます。

このたえまない乳首への刺激、運動量の多さ、低脂肪の食事などによって、排卵が止まり、約3年間は妊娠能力がストップします。

そのため、クン族の出産は4年周期になります。

アマゾンのヤノマノ族、ネトシリク・エスキモー、シッキムのレプチャ族、ニューギニアのダニ族も、出産はほぼ4年間隔です。

伝統的な暮らしをしている民族から、太古の人類の結婚生活が推測できます。

人類の祖先である原始人も、一対一の絆を作り、子どもを作り、子どもが4歳になる頃には、その子どもはコミュニティのメンバーによって養育されることになったのでしょう。

コミュニティには年上の子どもたちや、世話役の女性たちがいて、彼ら彼女らが、4歳になった子どもたちを世話していたのだと思われます。

そうなると、もう親である2人は一緒にいる理由がなくなります。

恋愛ホルモンも切れていますので、別のパートナーを見つけて子作りを始めたはずです。

つまり、人類は動物と同じように、繁殖シーズンだけ一夫一婦制を取っていたことということです。

キツネの繁殖がとても分かりやすいです。

キツネの発情期である2月、キツネは交尾のダンスを踊り、配偶者を見つけます。

二匹はキスし、なめあい、寄り添って歩き、冬が終わるまでに巣穴を作ります。

春にメスは出産し、ほぼ三週間子どもを育て、その間オスが毎晩ネズミや魚などをメスに運びます。

夏になっても親ギツネは巣穴を守り、子どもをしつけ、子どものために狩りをします。

しかし、夏が終わると、オスが巣穴に戻る回数は減っていき、8月になるとメスの機嫌が変わり、巣穴から子どもたちを追い出し、自分も出て行きます。

キツネの一夫一婦制の婚姻は、繁殖シーズン限定のものなのです。

鳥類の90%もヒナが育つまで一対一の絆を作りますが、50%は繁殖シーズンだけの関係で、ヒナが育ち終われば、鳥の夫婦も別れてしまいます。

翌年、二羽が同じ場所に戻ってきて、再びつがうこともありますが、どちらかが死んだり消えていて、相手が変わっていることの方が多いです。

キツネや鳥と人間を比較することは乱暴かもしれませんが、伝統的な暮らしをおくる人々の出産サイクルを見ると、そうとも言えないのです。

ちなみに、哺乳類でつがい(夫婦)関係になるのは、全体のわずか3%です。

なぜこんなに少ないのかというと、哺乳類が夫婦関係になるのは、ある特定の条件のときだけだからです。

それは、オスがメスの世話をしないと、メスと生まれたばかりの子どもが死んでしまうケースです。

先ほどのキツネのように、生まれたばかりの子どもの体力が弱く、メスがつきっきりで授乳などの世話をしなければならず

授乳でつきっきりのメスは、そのままでは飢え死にしてしまうため、夫となったオスがメスに餌を運んでくるのです。

人類は、脳の容積が増え、頭蓋骨のサイズが大きくなったことにより、赤ん坊を未熟児の状態で産むようになりました。

そして、二足歩行をはじめた人類のメスは、子どもを抱きかかえながら食料を探さなければならなくなりました。

そのため、メスと生まれたばかりの赤ん坊を飢え死にさせないために、夫婦関係となったオスがメスに餌を運び、子どもの世話もするようになったのです。

ですが、先ほどの話のように、子どもが4歳になる頃には、コミュニティのメンバーによって育児が行われるようになり、人類もその頃につがい関係を解消したのです。

人類の遺伝子には何百万年も前から、3〜4年で夫婦関係が終わるようにプログラミングされているということです。

ちなみに、クン族の女性は出産後、3年間は排卵が止まるため妊娠しません。

つまり、その期間はセックスをしても妊娠しません。

そして、伝統的な生活をしている民族の男性は、毎日狩に行っているわけではなく、ブラブラしている時間の方が多く、オフィスで働くぼくらよりのんびりとした生活をしています。

太古の人類の祖先もきっと同じような生活をしており、そのため、育児に関わる時間も今よりも多くあり、セックスレスの悩みはなかったのでしょう。

子どもが4歳になれば、夫婦関係を解消し、また別のパートナーと夫婦関係を結んだのでしょう。

でも、現代の子どもは、たった4年で1人立ちしてくれませんよね。

ぼく自身、3人の子どもがいるから分かりますが、4歳なんてまだまだ手がかかって大変です。

4年で独り立ちしてくれたら、めちゃくちゃ助かるんですけどね・・・

原始時代のように、年上の子どもや世話役の女性が面倒をみてくれるなんてこともないわけです。

それに、昭和のサザエさんのように、祖父母や親戚が一緒に住んでいて、子どもの面倒をみてくれるということもありません。

現在の子どもは、10代の終わりまで親に育てられます。

ぼく自身も高校卒業まで実家暮らしでしたし、大学に入ってからも親は学費を出してくれました。

経済的に自立したのが22歳で就職してからです。

太古の人類は4年で子育てが終わったのに、今を生きるぼくらは、子育てが終わるのに22年もかかるんです。

遺伝子に組み込まれた4年周期の出産や、脳内ホルモンの分泌とはおかまいなしに、ぼくらは長い間、夫婦でいることを義務づけられた時代を、人類史上はじめて生きているのです。

自然の摂理に反した生活をしているわけだから、夫婦関係が冷え切ったり、セックスレスになったりするのも当然なのです。

だからこそ、正しい努力をしないと、今を生きるぼくらの夫婦関係は続けることができないのです。

第4章:女性脳と男性脳の違いによる永遠のすれ違い

次に男女の違いを、脳科学の側面から見ていきます。

妻とのコミュニケーションに悩んでいるなら、これを読めば解決できます。

あなたの妻が、あなたとのコミュニケーションを快適に感じてくれるようになれば、セックスレス解消がスムーズに進みますよ。

ぼくは、この男女の脳の違いを知ることで、妻をイラっとさせることが減り、「わたしの気持ちを理解してくれている」と思わせることが、できるようになりました。


脳梁の太さの違いが男女の違いを生む

2013年にペンシルベニア大学のラギーニ・ヴェルマ博士は、男女の脳の違いをMRIで可視化することに成功しました。

その研究結果によると、女性は脳を使う時に、左脳と右脳を連携させる頻度と密度が高かったのですが、男性は女性と比べると、その頻度も密度もとても低いものでした。

左脳と右脳をつなぐ脳梁(のうりょう)という脳の一部の太さが、女性の方が太いことが原因と言われています。

女性は感性をつかさどる右脳と、論理性をつかさどる左脳という脳の異なる機能を連携させて使う傾向が高いため

感じたことがどんどん意識に溜まっていくのですが、その量が多いため「無意識のレベル」で気づきがたまっていきます。

そのため、女性は人から言われなくても様々な変化に気づくことができ、自然とそれに対処することができるのです。

これが女性が「察すること」が得意な理由です。

では、男性はどうかと言うと、男性は脳梁が細いため、左脳と右脳を連携させることができず、それぞれが独立して機能しています。

感情と論理性を一緒に処理できないため、「論理的で感情が混ざらない短い話」でないと理解ができません。

それから、男性は同時に1つのことしかできないため、パソコンを打っているときや本を読んでいるときに話しかけられると、遠い星にいるかのようにまったく声が耳に入ってきません。

ぼくも本を読んでいるときや、子どもと何かをしているときに妻に話しかけられると、妻が何を言っているのか、まったく聞こえてきません。

会議中に他のことを考え出すと、他の人がなにを話しているのか、さっぱり頭に入ってきませんよね。

でも、女性は同時に脳のいくつもの部分を動かすことができるため、子どもと遊びながら買い物のメモを書いて、さらに夫に話しかけることもできるのです。

ぼくは、休日に妻から「ぼーっとしてるけど大丈夫?」と良く心配されます。

あなたも言われたことありませんか?

「うちのダンナは土日は使い物にならない」

とよく言いますが、あれは、情報を(左脳で)処理している間は、感情をつかさどる右脳がストップしているため、周りからはボーッとしているように見えるのです。

ボーッとすることで、平日に起こった情報を脳内で整理しているのです。

左脳と右脳をじょうずに連携ができないので、右脳がストップして感情がフリーズしてるわけです。

でも、女性は左脳と右脳を同時に連携させられますから、考え事をしながら同時にいくつものことができてしまいます。

女性から見れば

「なんで男はいつもボーッとしているんだろう?」

「仕事はちゃんとできているのか?」

と不安になるわけですね。

ぼくもよく妻から言われます。

「そんなんでちゃんと仕事できてるの?」と。

できているんですけどね。土日に魂が抜けているように見えると、心配になるんでしょうね。

男は仕事のときは左脳をバリバリ使って、家とは別人のように働きますからね。


女性が得意で、男性が苦手な「共感性」

男女の脳の違いで、夫婦関係に一番関係するのは「共感性」です。

女性は共感されることでストレスが減る生き物なので、「最近、腰が痛くて・・・」とあなたに話しかけた時に

あなたの妻が期待している答えは「大丈夫?病院に行く?」とか、「どうするの?」などの「具体的解決方法の模索」ではなく

「大丈夫?おんぶが多いもんね。おんぶ紐しながら家事とか辛いよね。横になって休みなよ。」

と、妻の感情を受け止めて、共感を示す行為です。

夫としては、適切な問題解決方法(病院に行くこと)を提示しただけなのですが、妻への回答としては間違っているわけです。

でも男性は、感情と理屈が入り混じったあちこちに飛ぶ話を聞いていると、小脳にストレスがかかり、小脳にストレスがかかると小腸がダメージを受け

小腸がダメージを受けると免疫力が落ち、そしてなんと寿命が縮みます。

妻と会話をするのは命がけということですね。

妻に共感を示さないと妻とのコミュニケーションを取れないですが、そうすると寿命が縮む。

大きなジレンマですが、妻の話を真面目に聞かずに「うんうん、それは大変だね。」と、話を聞くことより、「共感をしめすこと」に集中すれば、楽になれますよ。

男女の脳の違いは、生物としての違いですので変えられません。

だけど、この違いが分かっていれば、ムダに、妻に「話が分かりにくい!」とイライラする必要もないし、さらに、妻の心を動かす言葉を使うことができるようになります。

第5章:男女の違いを乗り越えるための3つのコミュニケーション

では、どうすれば妻の心を動かし、妻から「この人ともっと話したい。距離を縮めたい。」と思ってもらえるのでしょうか?

セックスレスを解消させる前に、まず、あなたの妻があなたとのコミュニケーションを積極的に取りたいと、思ってもらう必要があります。


妻の言葉に共感をしめす

まず、これが大原則です。

「つかれた〜」

「あ〜腰が痛い〜」

「もう、なんにもやりたくない〜」

「子育て、もういやだ〜」

「ご飯、なんにも作りたくない〜」

というグチを、奥さんから聞いたことがありませんか?

ぼくは何百回も聞いています。

こんなことを奥さんが言った時は、真面目に回答しない方がいいです。

「疲れるよね〜」

「大変だよね〜」

「いつも、ありがとうね」

「そうだよね〜、いやになっちゃうよね〜」

「なんにもやりたくないよね〜」

と、とにかく妻の気持ちに寄り添って共感するだけでいいです。

「だったらどうするんだ?」とか、「俺になにもかもやれってのか?」など、口に出さなくていいし、そんなことを思う必要もないです。

あなたの妻は、解決策が欲しいんじゃなくて、ただ「だよね〜」と共感して欲しいだけですから。

「さっき、玄関で転びそうになっちゃって危なかったの!」

「今日は雨が降りそうだけど、降らなかったね」

などの

「だから、なんなんだ?」

と、言いたくなるような発言を、あなたも自分の妻から一度は聞いたことがありますよね。

女性は右脳と左脳の連携が上手ですから、記憶(感情)と解決策(論理性)が、セットで脳内に保管されます。

そのため、トラブルが起こった時に、過去の体験を記憶から瞬時に引っ張り出すことができます。

転びそうで転ばなかった話や、雨が降りそうで降らなかった話も、記憶にしまっておくのです。

そして、女性は「前日雨が降った日は、滑りやすい靴を履かない」という体験と教訓を、セットで脳内に記憶するのです。

だから、あなたが奥さんから「転びそうで転ばなかった話」や「雨が降りそうで降らなかった話」をされても、まともなアドバイスは一切せず

「危なかったね〜」

「ケガしなくてよかったね〜」

と、共感を示しておくだけでいいんです。

もっともらしいアドバイスを、条件反射で思わず言ってしまいそうになるんですが(ぼくは、過去何度も言っています)

「共感する。共感する。共感する。」

と、心の中で念仏のように唱えて、余計なことを言わないようにしましょう。

これだけで、だいぶ妻との距離は縮まりますよ。

男はみんな余計なアドバイスをしたがりますから(左脳と右脳を連携できず、左脳だけが機能して瞬時に解決策が頭に浮かぶため)、あなたがそうしないだけで好感度がグッと上がります。

詳しくは黒川伊保子さんの「女の機嫌の直し方」という本に書かれていますので、ぜひ読んでみてください。


妻の心に響く謝り方

「今日、飲み会があるなんて聞いてない!」

「夕飯いらないなら早く言ってよ!」

「帰りが遅すぎる!」

「何時に帰るかちゃんと連絡してよ!」

「洗濯物ぜんぜん片付けてくれないじゃん!」

なんてことを奥さんから言われたことがきっとありますよね?

ぼくはめちゃめちゃあります。

そんな時に、あなたはなんと言ってますか?

「ごめん!言い忘れてた!」

「今度からなるべく早く帰るから!」

「ごめん。何時に帰るかLINEしようと思ったけど、会議が長引いて出来なかったんた。」

「ごめん。洗濯物に気づかなかったよ。今度からちゃんとやるよ」

ぼくは、こんなことをしょっちゅう言っていました。

一見まともなことを言っているように見えますよね?

ちゃんと理由と対策を伝えているのに、妻の機嫌が直ることはなく、余計、怒らせるだけでした。

(謝っているのになんで怒るんだよ)と、当時は思っていたのですが、妻の機嫌を劇的に改善させる魔法の謝り方がありました。

それは、「妻の気持ちに謝る」謝り方です。

「君に寂しい思いをさせてしまってごめん」

「君に余計な手間をかけさせてしまってごめん」

「君に辛い思いをさせてしまってごめん」

こういった、妻の感情に寄り添うような謝り方です。

なんて言っていいか分らなかったら、とりあえずこう言っておけばOKです。

「君を傷つけてしまってごめん」

ぼくは、なんて謝ったらいいのか分からないときはこの言葉を使いまくってます。

「もう〜、それ言えばいいと思ってるでしょ〜」
と妻からは返されますが、その時の妻の顔はニヤニヤしているので効果があるようです。

同時に「今日もかわいいよ」と、付け加えると、さらに妻はニヤニヤするので効果的です。

女性は共感されることで、ストレスが減る生き物です。

怒っているときは、ストレスがマックスに達しています。

そこでぼくらがやるべきことは

「今後、同様の事案が発生しないよう、原因と対策をまとめること」

ではなく、妻の気持ちに寄り添うことです。

仕事とは真逆ですよね。

仕事でトラブルを起こした時に、取引先に

「それは大変ですよね。大変な思いをさせてしまってごめんなさい」

なんて言おうものなら

「謝罪は要らん!原因と対策を早急に提出しろ!」

と無能者扱いされるだけですからね。

妻とのコミュニケーションにおいては、仕事のスキルは一切役に立たないので忘れた方がいいです。

なかなか頭の切り替えは難しいですけどね。男性の脳は女性よりも人の感情に共感しにくいようにできていますから。

だけど、自分(男)は、「共感が苦手だ」ということが分かっていれば、意識して共感をしめそうとすることができます。

ぜひ、妻に共感をしめしてみてください。

周りの男性で、これができる人は少ないですから、妻に好印象を与えられることは間違いないです。

習慣にできれば、妻以外の女性からも頼られるようになります。

妻に微笑むことを習慣にする

「疲れた顔しないでよ」

そんなことを、ぼくは妻からよく言われました。

妻はぼくが仕事から家に帰るまでは、1人で子どもの面倒と家事をやってくれています。

生まれたばかりの初めての子どもの面倒で疲れ果て、家事もやらなきゃと精神が張り詰めている状態の時に夫が帰ってくる。

(これでやっと一息つける・・・)

そう、妻は思っているのに、帰ってきた夫が疲れた顔をしていると、家事や育児を頼みづらいですよね。

悪いなと思ってしまうので、余計に妻への負担が増えていきます。

女性は困っていることや嫌だったことを、誰かと(どうせなら自分の大切な人と)共感することで、ストレスが減る生き物です。

だから、男は妻に疲れた顔を見せてはいけないんです。

妻が言いたいことを言えて、心と体を休ませてあげられる環境を作る必要があるんです。

妻には疲れた顔を見せずに微笑みましょう。

微笑むかけることで、相手もつい微笑んでしまいます。

微笑むことで表情筋を動かし、顔の神経が刺激されます。

すると、その信号が脳に伝わり、特別な脳内化学物質が分泌されて気分が良くなります。

つまり、妻に微笑みかけることで、妻もつられて微笑み、その表情の変化によって、妻の脳内に幸せな感情が科学的に作り出されるんです。

幸せな気分になれば、妻はあなたともっと話したいと思うようになります。

妻を幸せな気持ちにするために、微笑みかけることを習慣にしましょう。

初めはぎこちないし慣れないですけど、妻に話しかける時に微笑むことを意識すれば、自然にできるようになります。

ぼくの妻は、ぼくよりも表情が豊かなので、妻はよく微笑みながら話しかけてくれます。

そのたびに、ぼくの心にパッと明るい光が差して、気持ちが楽になるんです。

とはいえ、「仕事から疲れて帰ってくるな」というのが、難しい話だということはぼくもわかります。

でも、ぼくはいまそれが実現できています。

なぜ、できているかというと、その理由がこちらです。

・朝7時に出社して、仕事のほとんどを午前中に終わらせる
・フレックス制を使い、16時に退社する
・亜鉛とビタミンDのサプリを毎日飲む
・睡眠の質が悪くなるのでお酒は飲まない
・好きなことを少しずつでもいいからやる

フレックス制がない会社の人は、退社時間をコントロールできませんが、朝早く出社して残業せずに帰ることはできるはずです。

誰もいない朝のうちに仕事を片付けて、みんなが出社したら、人に確認するたぐいの仕事をやっつけます。

そうすれば、仕事は14時から15時頃には終わります。

それから、亜鉛サプリで活力をつけ、日光に浴びたときに生成されるビタミンDをサプリとして飲むことで、気持ちを落ち込ませないようにコントロールできます。

それから、アルコールを摂取すると、寝るまでの子どもの相手がしんどくなるし、翌朝早く起きれないので、お酒は飲まないことにしました。

お酒を飲むと怒りっぽくもなるので、子どもを怒りやすくもなってしまいます。

ノンアルコールビールを一本だけ、妻と一緒に、夕飯のときに飲んでいま下が、今は炭酸水を飲んでいます。

炭酸水なら人口甘味料が入っていないので健康にもいいです。

妻は授乳中なので、お酒が飲めず、ぼくが飲んでいると、ビール好きな妻はつらい思いをするので、それもあってお酒を飲むことをやめました。

それから、こういうnoteの執筆やブログ運営など、自分が好きなことを少しでもやることで、毎日の疲れが取れていきます。

そうすれば、妻に疲れた顔を見せずに、笑顔を見せることができるようになります。

ちなみに、人は自分でなにかを選択できる機会が増えると、生き生きとするという傾向があります。

コロンビア大学ビジネススクールの教授であるシーナ・アイエンガーが書いた「選択の科学」という本を読むと、より理解が深まります。

人間は、生まれながらに選択を行う手段を持っている。だが、それと同じくらい重要なのは、わたしたちが「選択したい」という欲求を生まれ持っていることなのだ。たとえば、線条体のニューロンは、まったく同じ報酬であっても、受動的に与えられた報酬よりも、自分から能動的に選んだ報酬に、より大きな反応を示す。
(シーナ・アイエンガー著 文春文庫「コロンビア大学ビジネススクール特別講義 選択の科学」より)
選択したいというこの欲求は、生得的なもので、それをまだ言葉で表現できない子どもでさえも、この欲求にかられて行動する。生後4ヶ月の乳児を対象にしたある研究で、乳児の手にひもを結わつけ、ひもを引っ張れば心地良い音楽が流れることを教えた。その後、ひもをとり外し、代わりにランダムな間隔で音楽を流してみた。すると、自分で音楽を鳴らしたときと同じ時間だけ音楽が聴こえたにもかかわらず、子どもたちは悲しげな顔をし、腹を立てた。子どもたちは、ただ音楽が聴きたかっただけではなかった。音楽を聴くかどうかを、自分で選ぶ力を渇望したのだ。
(シーナ・アイエンガー著 文春文庫「コロンビア大学ビジネススクール特別講義 選択の科学」より)

多くの人にとって、会社の仕事は自分で好きなようにすべてをコントロールできるものではありませんから、選択の自由がないためにストレスがたまります。

ぼくにとってのブログやnoteのように、自分が完全にコントロールができ、なにをしても自由だというものを持つことで、毎日が輝いてきます。

サプリを飲んだりお酒をやめたりも大事ですが、自分が100%思い通りにできて、強い自由を感じることができるなにかを持つことをおすすめします。

第6章:妻であり母であることが「妻の性欲」を減退させる

子どもが乳離れをし、身体的にもセックスができる状態であるにも関わらず、妻がセックスに意欲的ではなくて、なかなかその気になってくれない。

「セックスに誘っても、断られて辛くなる」という気持ちは、よく分かります。

そのうち、誘うこともなくなり、風俗や浮気で性欲を解消させるようになってしまう人も多いですよね。

でも、そうなると余計、妻とのセックスレスの問題は解決されず、夫婦関係も良くならないんです。

ぼくも妻とのセックスレスに悩んでいましたが、なかなか妻に相談できず、一人でひたすら悩んでいました。

なぜ、妻の性欲がなかなか戻らないのか?

そこをまず理解する必要があります。

ホルモンの影響の話はしましたが、今回は著名な心理療法士であるエステル・ペレルの著書「不倫と結婚」からその秘密を紐解いてみます。

エステル・ペレルの元には数多くの夫婦関係に関する悩みが寄せられます。

その中には「妻とのセックスレスが辛い」という男性からの悩みも数多く寄せられます。

そういった男性は、妻が子どもに夢中でセックスにまったく興味を失っている。なんとかして欲しいと彼女に悩みを打ち明けますが

そういった女性が、「他の男性と思いがけない恋に落ち、セックスに夢中になることがある」とエステル・ペレルは言います。

男としてはびっくりですよね。

セックスに興味がなくなっていると思っていたのに、他の男ならいいんかい!って思いますよね。

セックスレスの悩みを抱える男性は、妻は「セックスに興味がない」と思っていたのですが、実は「おれとのセックスに興味がなかっただけ」という事実を知らされるのです。

なぜ、永遠の愛を誓った夫には欲情しないのに、出会ったばかりの他の男に妻は欲情するのか?

エステル・ペレルはこう言います。

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【実体験】子どもが生まれて妻とセックスレスになっても、またセックスができるようになる方法

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子どもが生まれて妻とセックスレスになったことをきっかけに、夫婦関係改善とセックスレス解消について研究。3人の男の子のパパです。ブログ「KIND OF HAPPY DAYS」(https://www.kindofhappydays.com/)でも、夫婦関係について発信しています。
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