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豚汁カレーと詐欺師がぼくら夫婦の絆を作ってくれた話。

ぼくら夫婦には、ぼくらにしか通じない言葉があるんです。一種のファミリーコード(家庭内暗号)みたいなものですね。

これがぼくらの絆をめちゃめちゃ作ってくれてるなあと感じているんです。

ファミリーコードとはなにか?なぜ夫婦の絆を作るのか?

この話は、夫婦の会話を楽しいものへと変えるヒントになるんじゃないかなと思ってます。

「今日は豚汁カレーだよ!」

夕方に妻からそんなLINEが来た日は、帰るのが楽しみでしかたがなくなります。

なぜならば、豚汁カレーとは我が家において世界でもっとも美味なカレーを指す言葉だからです。

豚汁カレーとはなにか?

まず初日に大量の豚汁を作ります。だいたい半分か三分の一は残るように計算されてます。

2日目は豚汁に肉とカレールーを足してカレーライスにします。これが、豚汁の旨味が溶け込んでとてつもなく美味いんですよ!

さらに3日目は余ったカレーに出汁を足してカレーうどんにします。そこに卵と刻んだネギなんか振りかけちゃったらもう最高!!

これらの工程すべてホットクックでできるので、作るのもめちゃ楽です。

我が家では豚汁が夕飯に出た日は、その日から三日間、夢のトリプルディナーが出ることが確約されているのです。

いわば豚汁カレーとは、ぼくら夫婦にとって「幸福な三日間」を意味しているわけです。

でも、他の人に「豚汁カレー」なんて言っても通じないですよね?

この話を誰かに話しても実際食べなければわからないし、なんならぼくらが3人の子を持つ親として歩んできた歴史も知らないから、食べたところで味しかわからなくて、背景にあるストーリも含めて豚汁カレーの素晴らしさなんて、絶対に理解できないんですよ。

当事者であるぼくらにしか身体的に感じることができない言葉、つまりファミリーコードなんです。

もう一つありまして、それが「やってやりましたよ」です。

まだ子供が生まれる前のこと、とてつもなく辛い出来事がぼくらに降りかかり、精神的にめちゃくちゃ落ち込んでたときがあったんです。

そんなある日、友人夫婦とスタバでお茶していたら、やたら身なりのいい50代のおっさんが通りかかったんです。社長さんが持つようなグッチのセカンドバッグを抱え、トイプードルだかなんだかの高級犬の散歩中でした。

そのおっさんはさりげなくぼくらの会話に紛れ込み、手品やら気功?を使った怪しげな肩凝り解消やらを織り交ぜながら、ぼくらの心に忍び込んできました。

僕らが最近体験した辛い出来事をついつい話してしまったところ、そのおっさんはこんなことを言ったんです。

「京都のなんちゃらかんちゃ(名前は忘れた)の寺で君たちのために祈りを捧げてくる。それで君たちの災いはなくなる。費用はたったの五万円だ。」

あ、や、し、い……!

としか思えなかったけど、すっかりメンタルをやられてたぼくらはすっかり騙され、次の日に会う約束をしてしまったんです。

だけど、さすがに詐欺やろと気づきお断りしました。

その詐欺師がよく使ってた言葉が「やってやりましたよ!」だったんです。

「わたしねえ、あそこの駅前の本屋の社長が許せなくてね。きぃえぃいい!!と(呪いを)飛ばしてやったんですよ!そしたら潰れたんですよ!やってやりましたよ!

そんなことを何度も言ってたんですよ。詐欺をお断りしたぼくらも「やってやられるんじゃないか」とビクビクしてましたが、幸いそんなことはなくその後のぼくらのジョークネタとなったんです。

めっちゃ美味しいご飯が作れた時に「やってやりましたよ!」

仕事や趣味で成果を出した時に「やってやりましたよ!」

そんな感じでぼくらにしか通じないジョークとして、普段の会話の中で使ってるんです。

豚汁カレー

やってやりましたよ

どちらもぼくらにしか通じない言葉なので、共同体感覚や一体感の熟成に役立ってるんですよね。少数民族しか使わない言語や方言、宗教団体が使う専門用語や儀式に近いです。

二人にしか通じないファミリーコードをポジティブなコミュニケーションとして使うことで、ぼくらの絆は強まり、距離が縮まっていく。

そんな気がしているんです。

それから「物語の語り直し」という効果もあると思います。

どういうことかというと、料理って辛いこともあるじゃないですか?

買い過ぎに気をつけながら材料を買う、食事に間に合うように作る、寝る前に後片付けする。

苦行だなって感じることもあるわけです。

だけど、豚汁カレーというめっちゃポジティブなファミリーコードが使われることで、料理の工程や食事の時間がものすごく楽しい物語として語り直されるんです。

辛い出来事の意味づけを自分で語り直すことで変えていくナラティブセラピーに近いかも。

どんな夫婦にもファミリーコードは存在してるんじゃないかな?

ただ言語化できてないか、たいしたことじゃないと切り捨てているだけだど思うんです。

自分たち夫婦にしか通じず、二人の絆を強めてくれるファミリーコード、あなたも試してみませんか?

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」でも詳しく話しています。

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(平日火曜〜金曜AM6:30配信)

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