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口内炎は遺伝のものではありません、だって

また、口内炎ができた。
わたしは脚もむくみやすいが、口の中もむくみやすく、すぐに口の中を噛んでしまう。噛んだところがしばらくして口内炎になる。

傷に触れると痛いので歯磨きをいつもより丁寧にし、丁寧にしても必ず触れて結局は痛いのだが、フロスをかけてマウスウォッシュで洗浄する。ビタミン剤をふだんより多めに飲んでみる。

思えば母も口内炎のできやすい人だ。痛い…と言うので見せてもらったら、三つくらいできていて、その三つがつながって一つになりかけている。怖かった。
遺伝ということはあるのだろうか、そう思って検索してみるが、検索結果一覧の文字の中にすでに“口内炎は遺伝と関係ない”というようなものを見つけ、そのページまではクリックしない。

医学的でなくても遺伝を勝手に感じている。
帰省した日にたまたまカバンの中にわたしの血液検査結果の紙切れが入っていたことがあった。そしてたまたま、母も血液検査をしてきたといって結果の紙切れをリビングにおいていた。見比べると二人の数値は各項目ほぼ同じだったのだ。
そうか、この人から生まれたもんな、としみじみと思った日だった。

今回は初めて、口内炎にパッチシールを貼ってみた。一晩寝て今朝、溶けると思っていたシールが溶けていないことに焦り、つい舌でシールを触る。指でシールを剥がす。痛い。剥がしてはいけないものだったのか。寝起きで、薬の説明書を読むことまで頭がまわらなかった。

シールは溶けない。剥がしてもいけない。ごはんと一緒にシールを飲み込むことを想像して気分が悪くなる。どうすればいいのかわからないまま今夜もシールを唇の裏に貼る。歯ぎしり対策のマウスピースをはめて、喉を守るためのマスクを着ける。眠る前にあれやこれやと装着をする。

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