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スポーツいろいろ

ラグビーワールドカップ、南アフリカ対日本戦。前半までは頑張って見たんだけども、息を詰めすぎてしんどくなって、後半からはベッドで寝ながら音声だけを聞くことにした。

子どもの頃にラグビーの試合観戦に連れられたもののルールがわからないし幼すぎた。
結婚してから元ラガーマンの夫に連れられてラグビー観戦に何度か行ったけど、やっぱりルールが難しすぎた。

でもこのワールドカップで何試合も続けて見ることで、やっとおもしろいと思えてきたのだ。ビギナーに優しい解説と画面だったのもあると思う。タックルを見ることにも慣れた。最初の頃は痛そうで見ていられなかったけれど。球技に格闘技が混ざっているように思えてきてからは、楽しくなった。

次はベスト4が決まる試合だ。日本は敗退したけれど、世界最高峰の試合が見やすい時間に見られるのはありがたい。

運動神経ゼロのわたしを、ハンドボール部に勧誘してきた教師がいる。中学1年の春だ。ハンドボールが何かもわからなかったし、運動が苦手だったから、断った。あの時断っておいて本当によかった。わたしの世代は体罰のまだ存在する世代で、そのハンドボール部はめちゃくちゃ強かったが体罰もめちゃくちゃあった。にこにこと勧誘してきた元アメフト部の背の高い男性教師はいつも貧乏ゆすりをして部員をにらみつけていたし、おまけにロリコンだったのか、ハンドボール部には入らなかったのに教室でわたしをめちゃくちゃ贔屓した。本当に怖かった。

贔屓されることで何か陰口を叩かれるんじゃないかという怖さと、この贔屓が終わってしまって贔屓されない側になってしまったらどうなってしまうんだろうという怖さがあった。

中学を卒業して高校生になったとき、その教師の体罰が暴力行為だとして問題になったことを知った。
わたしたちの世代は殴られて鼓膜を破られて血を流して、それでも男子生徒の中にはあの先生は考えてくれてるからとか言う人もいて、いや99%の生徒は嫌がっていたし恐怖だったけれど、でもわたしたちの世代を誰かが終わりにしてくれたんだ、と知った。体罰の世代は終わり。

ラガーマンだった夫も、体罰はもちろん、練習中は水を飲ませてもらえない世代だったという。転けたときがチャンスで、水たまりの水をすする、アメトーークのラグビー芸人のエピソードを体験していたそう。

そんな時代は終わり。
日本ラグビーはベスト8に入ったし、いろんな国から来た人たちでナショナルチームは構成されているし、かっこいい疾風だった。

#日記 #ラグビー

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