オードリー・ヘボンさん?

突然ですが、ヘボン式ローマ字って聞いたことありますか?
ヘボンって人の名前なの?聞いたことない!
「いや、でも、同じ名前の女優もいるよ。オードリー・ヘップバーン」って話です。

たしかパスポートのローマ字表記は、原則ヘボン式だったはず。
"し"はSHI、"ち"はCHI、"つ"はTSU、そして"ふ"FU。
わたしの名前はATSUKOとなるのだが、たまにATUKOと表記されると気持ちが悪い。
それくらいなじんでるのです。
このローマ字表記法を考案した人が、アメリカ人宣教師で医者であるヘボンさんです。

最近、東海道五拾三次の神奈川宿を歩くツアーのガイドをしてます。
ここには、横浜開港当時欧米諸国の大使館や宿舎として使われた寺がいくつかあります。
ヘボンさんが宿舎として使用した成仏寺、施療所だった宗興寺なんかも案内します。
そのとき「ヘボンさんという名前は、有名な女優さんと同じです。誰かわかりますか?」と聞くとお客様は??という顔をします。
そこで「ヘップバーンって発音すると?」というヒントを出すのです。

Hepburnを英語式で読むとpがプにはならんので、ヘボンみたいな発音になるんだよね。
自分の名前を日本式に発音されて、呼ばれてると気づかない外国の方も多いよね。
その昔"ギョエテとは俺のことかとゲーテいい"という川柳もあったみたい。
これ、どうなの?どっちがよいのかしらん?
わたしの名前も英語だと"あーっそこー"みたいに聞こえるんだけど、我慢しないといけんのかね。

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