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そばが甘い?季節限定「そば結 里椛」の寒ざらしそば

栃木県さくら市を旅行中です。
美肌の湯を求めて喜連川温泉(きつれがわおんせん)にやってきました。

お昼は胃に優しくて、美味しいもの。
というわけで、お蕎麦屋さんを探します。
Google先生に聞いてみよ。

出てきたのがこちら。
「そば結 里椛」(そばむすび りっか)

●そばが無くなり次第、その日の営業終了、
●今の時期だけ寒ざらしそばを使っている。

寒ざらしそばって何?

寒晒しそばとは、そばの実を
・厳寒期(1~2月)に
・冷たい水、または清流に漬け(1週間~1ヶ月)
・天日・寒風に晒し乾燥させた
ものです。
アクが少なく、甘みのあるそばになると言われています。
また寒晒しの玄そばから挽いたさらしな粉は最上級品とされ、江戸時代に将軍家へ献上されたという記録も残っています。

日穀製粉ホームページより

寒い時期に、冷たいきれいな水にそばの実を浸し、その後冷たい風に当てる。
面倒な作業ですが、その過程を経たそばは甘みのある蕎麦になるとか。

Google マップを頼りに運転していくと、大谷石で作られた、雰囲気のある建物が。

ああ、ここですね!

営業時間が短い!
今日は月曜でよかった

店名に使われている「椛」とは「もみじ」の意味。看板にも🍁もみじの絵が書いてありますね。

季節限定の「かんざらしそば」を味わえそうです。

2月中で寒ざらしそばは終了

そこで、1番人気の「里椛(りっか)セット」と
「季節野菜の天ぷらそばセット」を注文。。

オルゴールの音楽が鳴るゆったりした雰囲気の店内で、じっくりと蕎麦が出来上がるのを待ちます。

先付が出てきました。
この羊羹ですが、蕎麦湯を使って作っているそうです。(写真、真ん中と右側)

左側のウドの煮物はちょっとピリ辛

季節柄少し冷え込みますが、暖炉が暖かく燃えています。

じんわりと暖かい
たっくん(5歳)は初めて見たので興味津々
火が燃えている様子に、心が静まります

しばらくして、里椛セットが。

これが寒ざらしそば

そして、こちらが季節の天ぷらそば

ふきのとうの天ぷらなど、早春の味覚も

さてさて、お蕎麦。

むむ、雑味がない!
すっきりしている。
ほのかな甘みを感じます。
歯ごたえもちゃんとあって。
今まで食べたことのない味です。
天ぷらはサクサク熱々で。

ああー。おいしいです。
この味に合うために、旅行してきたのかなって思ってしまうぐらい。
日本のお蕎麦、大好きです。

店内にはさりげなくアンティークなものが置いてあり。
会計のカウンターが足踏みミシンとか。
これ、母がリズミカルに踏んで使っていました。懐かしい。


他にも懐かしいものが。実際に行ってみて確かめてくださいね。

食後にはエチオピアのコーヒーをいただきました。

なかなか本格的なお味

お店の方が気さくにお話をしてくれました。

寒ざらしそばってなんですか?
この先付は何を使っているんですか?
この暖炉は何を燃やしているんですか?

あつこがうるさく聞いてしまったのに、親切に答えてくれました。

こだわりが感じられて、お腹も心もいっぱいになるお蕎麦屋さんでした。
さくら市に行くことがあったらオススメです。
道の駅きつれがわのそばです。駐車場あり。

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