主婦と生活社発行の週刊女性(2023年(令和5年)9月26日号)に
横浜副流煙裁判と映画【窓MADO】のことが掲載された。週刊女性から須田慎一郎氏が取材を受けたものである。

主婦と生活社発行「週刊女性」2023年(令和5年)9月26日号30~31頁

記事より引用しよう(ゴシック原文より)。

 2017年、神奈川県横浜市で、ある訴訟が提起された。のちに“トンデモ訴訟”と呼ばれる「横浜・副流煙裁判」である。4年にわたった受動喫煙をめぐる損害賠償請求事件をモチーフにした映画『窓』を観たジャーナリストは、、、。(中略)

 原告となったミュージシャン男性のご子息である麻王監督がこの裁判を題材にした映画を製作したんです。訴えられた側の息子さんが撮るものだから訴えた側に対して批判的なのかな?と作品を観る前は思っていたのですが、そんなことはなかった。非常にフラットな視点で、家族って何なんだろうということに焦点を当てていた。嫌な後味のない映画でした。(中略)

 化学物質過敏症の原因をめぐり、同じ集合住宅に住む2つの家族で争われた裁判を基に、現代社会の問題に深く切り込んでいる。それぞれの家族がどのような状況だったのか、両者の視点を丁寧に描いていて、モンスターと思われていた原告家族の人間味も感じられて、それぞれが抱える複雑な事情を考えさせられました。(中略)

 映画を観ると、訴えた側の家族の気持ちもよくわかるんです。娘さんが化学物質過敏症になるのですが、まずそれを治したい、苦しんでいる娘を解放してあげたいという気持ちからすべてが始まっているんですね。
 訴えた側の視点から見ると原因と思われる対象に怒りが向かっていくのは当然のこと。ただそれはもしかすると化学物質過敏症にかかったのではなく、精神的なもののような気がするので、その視点での適切なケアが必要だったのではないか。原告も被告もお互いが被害者だったのではないかと感じるんです。行きすぎが原因で悲劇が生まれたという。(中略)

 副流煙にどんなリスクがあるのか、ないのかも実のところまだわかっていません。反喫煙団体などの思惑が介入して情報が錯綜して翻弄されてしまう。どんどん問題の本質よりも周りで騒いでいる声のほうが大きくなっている。いつの間にかタバコ=害悪と化しています。(中略)

 映画『窓』の麻王監督は、《果たして、自らの窓が開いているだろうか。相手が自らの窓を開けらえるような環境があるだろうか。社会の窓が開かれているだろうか。どこか他人事で、自身の窓を閉ざしていないだろうか。この映画を見たときに、自分の窓を、問いただす、そんな映画を作りたいと思っています》とコメントしている。対立や断絶が生まれる前に、相手の視点に立って考えることが必要だ。


このような冤罪は誰に身にも起こります。信頼すべき医師が診断書を悪用し捏造を生み出し、弁護士が提訴する。今後この様な事の起こさぬよう私達は闘います。本人訴訟ではなく弁護士と共に闘っていくため、カンパをお願いします(note経由で専用口座に振込み)。ご理解の程よろしくお願い致します。