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ドレスコードの手引き②

ドレスコードの歴史は、もともと西洋の貴族の間で「教養」を表すためのマナーとして始まったと言われています。
Part②は、Part①よりももっと日常に落としたドレスコードについてです。(ドレスコードの手引① ドレスコード:「ブラックタイ」「カクテル」)

今回はこちら、

スマートエレガンス
カジュアルエレガンス
Businessアタイア
スマートカジュアル

について。

☆ドレスコードが設定されている場合は外すべからず

ドレスコードというのは、あなた自身が楽しむだけというのではなくホスト側の意図を汲んで他の来客者との格を合わせるためのもの

つまり、周りの雰囲気を壊さないことが重要です。

雰囲気を壊すことなく、皆が楽しむためにドレスコードは設定されています。

好きな格好で出かけることで誰かに迷惑を掛けるわけでもないと思われがちですが、例えばドレスコードの設定されているレストランでコードを外すと浮くことはもちろん、そのお店の世界観、空気感を壊すことになりかねません。いいお店というのはお客様で作られているのです。
そして顧客様扱いされるといった思うようなサービスは受けられないかもしれません。

もちろん一流のレストラン、ホテルでは一定基準値以下のサービスは提供されません。それが信頼となり一流と言う名を築き上げられているからです。

ですが、サービスにはグラデーションがあるということも知っておきましょう。差別ではなく、区別です。

マナーというのは相手に対する敬意の表れです。

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お店に対して、他のお客様に対して、そして自分自身に対して敬意を表しておしゃれをして来店されるお客様と、他者は気にせず自分だけ楽しみたいと
ドレスコードを無視して来店されたり、周りを無視して騒がしくするお客様。
一流の方が良いサービスを受けやすいのはお金を払っているから良いサービスを受けられて当然だということではなく、Win-Winの精神で接されるからです。傲慢なタメ口で話すのではなく、誰に対しても丁寧な言葉、笑顔。
人と人です。

ホテルのレストランや、海外旅行中のディナー、気軽なパーティー、クルージング、お仕事上でのシーンなどで設定されることが多いのが今回のドレスコードです。

(旅行中だからといってカジュアルな装いでいくのはNG!
特に海外のホテルや一流レストランは日本以上にドレスコードは厳しいです。楽しんでいらっしゃる方に失礼のないように。せっかくお洒落して記念日ディナーをしている席の横で、短パン、サンダルなどカジュアルな格好の方が座られたら・・・台無しですよね・・・。日本人は旅行中にドレスコードを無視しがちなので気をつけましょう。)

ちなみに筆者は堅苦しいマナーは好きではありません。数年前によくテレビで見かけた間違い探しのようなガチガチのマナーではなく、自分の人生がこれから豊かになるものとしてマナーは捉えてもらえるといいと思います。
マナーを外しているからと言って指摘するのはこれこそマナー違反。誰もが心地よく気持ちよくその場を楽しむ。それが大事です。

ではここから具体的にお伝えします。

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