20年越しの夢が叶った日 (まずは目の前のやるべきことを継続すること。でも、密かに常識の殻を破ることができる心の目も開いておく。)
みなさんこんにちは。
今年40歳を迎えたあつこ。22年前、高校生だった時の夢が、
先日叶ったのです。
「夢が叶う」
それは突然やってきました。
「歌って踊れる歯科衛生士」になりたかった
高校生の頃、みんなで、プロフィール帳を書いた記憶ございませんか?
高校卒業の間際、みんな進路も決まりつつあり、将来のことを夢見る時期。
私の進路も、もうすでに「歯科衛生士」と決まっておりました。
専門学校にも合格した頃です。
でも私にはもう一つ夢がありました。夢というか、せっかくだから、この特技を活かしたい。と言うくらいの気持ちだったのですが・・。
『歌を歌うことを活かしたい』
歌を歌い始めたのは、この高校に入ってから。
高校生の時にゴスペルバンドを組ませていただきました。
結構本格的にやっていた時期で、遠征のような形で車で、(四国だったかなぁ)回ってライブさせていただきました。
ゴスペルのみならず、高校の友達と二人組でユニット『ひよっこ』を組んでいました。友達のピアノに合わせて文化祭で歌いました。
そこで披露したオリジナル曲も卒業式でみんなで歌いました。
「音楽療法士」のことを調べてみたり、音楽に関わりたいと微かな望みを抱いていたのです。
でも、それは自分にとって現実的ではありませんでした。家族も同じ想いでした。家族の想いに反してまで音楽の道を行くことは当時の私には考えられなかったですし、何より音楽の技術は皆無。音符も読めません。
ただ歌うことしか知らないので、音楽の道は、自信がありませんでした。
音楽は諦めた。悲しいけど。そう思っていました。
そこで出した答えが、
『歌って踊れる歯科衛生士」だったのです。
本業と副業、そんなイメージだったのでしょうか。高校生の私が出した精一杯の考え方。
「歯科衛生士として歩みながら、歌だって歌うんだから」
そのことをイメージしていれば、
きっと何か光が見えてくるだろう。
そう思って、高校生の私は(友達に頼まれた)自分のプロフィール記入欄に書いたのを覚えております。
『歌って踊れる』の『踊れる』に関しては、まだ実現できていませんが、きっといつか踊って見せます。(フラダンスあたりを・・・)
その時の思い、
歯科衛生士として、『歌を歌って』患者さんを癒すことが、先日出来たのです。
患者さんの手を握り、歌った・・・
ひどく、歯科治療に恐れを抱いた患者さんが来院されました。
(歯科恐怖症の患者さんは、人口の7~10%いるとされています。)
和やかなおしゃべりでは、どうにもこうにも乗り越えなさそうな状況が伺えた時、院長が一言、
院長 『あっちゃん、なにか歌って!』
あつこ 『え?(何を言うんや??)』
院長 『(患者さんに)この人、歌歌えるんですよ。教会にも行っててね』
あつこ 『???』
院長 『ほら、ドア閉めとくから、歌いなさい。なんかあるでしょ』
あつこ 『わかりました。では』
と、有名な「きよしこの夜」と
クリスチャンの間では有名なゴスペル曲『鹿のように』
を歌いました。
院長 『鹿のように??ちょっと歌う前に説明して』
あつこ 『あっ、はい、わかりました(説明します)谷川の流れを慕う鹿のように、神様のおそばに居れば、心も安心なんだよ、と言う曲です』
曲の前に説明してから、歌いました。
私も私で、「はい」と言うように、言われるがまま、患者さんの手を握りながら歌いました。
治療も無事に終わり、患者さんが一言、
『こんなの初めてです。全然痛くもなかった。本当にありがとうございました』
とにかく深刻な状況を打破しようと必死であった私と院長。
『患者さんが無事に治療終えることが出来てよかったわ〜』とホッとしていました。
その時です、ハッと気がつく言葉
『歌って踊れる歯科衛生士』
「待てよ、あつこ。まさしく、歯科衛生士として仕事をしつつ、歌も用いて患者さんの為に仕事したやんかいさ』
『ウケる〜』
心の中で、20年前の私に言いたくなりました。
宝物のようなこの出来事、記録に残しておきたくて、このnoteに書きました。
日々の暮らしは淡々と頑張るけれど、心の殻は破っておこう
もう、40歳やから。
もう、歌から離れてるし。
もう、違う仕事しているし。
歌?もうだいぶ昔のことやん、今更・・・。
そんなことは全然なくて、家族や、周りの人たちに、歌って、と言われたら考えすぎず、引き受ける。
「どうせ素人なんだ。楽しもう。みんなで笑顔になればそれが一番なんやから」
音楽にこだわりがあったら、今日の私はいなかったのかな。
これからも、歌を好きな歯科衛生士でいたいなぁ。
皆さんも、人生一つだけやるだけじゃもったいない。何か一緒に楽しみませんか?
今日も最後まで読んでいただき、感謝します。
また書きます。
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