BMKに沼った経緯 ボイメンを知りセンチュリーでBMKに堕ちるまで編



BMKに沼るためにはボイメンの小林豊、ひいては仮面ライダー鎧武について語らねばなるまい。

2019年一月初旬 
不摂生と過労がたたり吐き気、目眩、発熱の3コンボで3日ほど家から出られない日があった。自発的にやれることもあまりない(仕事の電話はバンバンかかってくる。体調不良じゃ!)アマプラで仮面ライダーを一気見することにした。ながら見って負担少ないよね。
これまで一年くらいかけてファイズ、電王、ディケイド、ダブル、オーズと幼き頃にリアタイしたものからしてないものまで拾ってきていた過程。
ダブルの桐山蓮、オーズの三浦涼介にややハマりしかけているところであった。
2018年末には2011年作品フォーゼのコミカルな学園ドラマを堪能し吉沢亮の造形の完璧さに感銘を受けてノックアウト寸前、そして竹内涼真の実質デビュー作ということ興味を引かれドライブを観たあとに、

仮面ライダー鎧武と出会った。

(何故ガイムを飛ばして呑気にドライブを見てたのだろう。ドライブはドライブで良い作品だったけども、鎧武を先に見ていたらナゴド公演間に合ったかもしれ…な…い。)

平成2期のどこかコミカルなライダー達を連続して摂取してきた私に衝撃が走っる。
なんだこのダークな世界観は!
人物達は明るいのに何処となく漂う厭世感は!
好き!大好き!

脚本家が虚淵さんと知り納得。
私、PSYCHO-PASS 1期の重度ファンである。2期3期も映画も良かったが、PSYCHO-PASSはやはり 1期に詰まっていると思っている。(PSYCHO-PASSが2013年、ガイムが2013夏から2014夏、虚淵さんめちゃ多忙時期なのでは?)

5話くらいまでは、ライダー&レンジャーあるあるの予定調和と、キャストの演技力の問題でややだるい展開が続いたが、スイカアームズ登場以降、どんどんテンポが速くなる。
3章だてになることが多いライダーものであったが、正直な話、20話に差し掛かる頃にはすでにクライマックスでずっとそのクライマックスの緊張感のまま最終話まで駆け抜けた。楽しかった面白かった。40話以降だけでも5回は見返した。

そんなこんなで3月には小林豊の誕生日か、ほぉー。
という状態でありあれよれと言う間に5月にはファンクラブ入会を果たしていた。驚きの速さである(当社比)。尚、これまでの人生においてアイドルとは無縁の生活を送ってきた。

この時点でYouTube始め各種SNSはフォロー済み、誠ライブ東名阪福ツアーの存在を認知していたものの、迫り来る繁忙期に怯えて遠征などもっての他であった。
余談だが、「頭の中のフィルム」のラストリリイベに突貫で参戦すべく、当時住んでいた地域から高速に乗りやってきていたことを思い出した。往復4時間、お疲れさまでした。

ボイメン武道館ライブCDを購入したことでボイメン研究生の存在(2期生13人)を認知しWiki検索とおおよその加入時期と学年を把握し、ついでにBMKの前身であるボイメン研究生名義のアカウントもあらかたフォローし終えていた。
ほぉー、この6人あっちいなぁ。(イバランに行っておけよ、自分。DVDなんて今じゃどこに行っても手に入らないんだぞ!)

繁忙期と退職交渉と引き継ぎを怒涛の勢いで詰め込んだ夏が終わる頃。

2019年9月4日 ボイメン東京ホルツ初回のドームシティホールにいた。
ブラックな勤務形態の職場を辞める算段がついて9月末には名古屋にいるのだと思うと、いくらでも会いに行けるじゃないかと気分はルンルン。
まだこの時点でBMKの存在感は殆どなく、ボイ兄さん達がお見送りでハイタッチしてくれるの?すごない?すごない?と歓喜しているだけである。
「推し事」や「オタ活」、「接触」という言葉を徐々に徐々に学んでいる過程で、男性アイドルといえばジャニーズくらいしか知らない非オタ民にはかなりハードルが高い出来事なのであった。(V6と岡田君は出ていたら見るかな?くらいのミーハー)

確かこのくらいの時期にBMKの6人の最後の楽曲、えいや喝采がCBCラジオのマンプレということで、栄第7にちょくちょく流れていた。
ズンズク進む音運びが耳から離れなくなっている。研究生っていうか、もう立派なアーティストじゃない?低音好きー!大好きー!状態である。
(リリース時期的に7月とか8月だったかもしれない)

そんなこんなで日ごとにボイメンの存在感が増す中、研究生が5人になると知るのである。意味がわからん。なぜ減るんや。
(一度も生ライブ見てない分際で何故とか言うな。そしてこの状態は立派なボイメンオタクだと言えるぞ。)

オタク?よくわかんな~い。とは言いつつも、職場の元同僚を誘ってホルツ静岡公演のチケットを連番するくらいにはハマっていたから面白いものである。
程なくしてパシフィコ横浜の文化祭も連番し、元同僚をボイメンの吉原推しにすることに成功。
(この同僚には初対面で宗教勧誘のおばちゃんと評されたことがある。わたしの本領発揮である。)

やがてボイメン研究生がラブエンXという配信曲をリリースし、年明けにはセンチュリーホールライブに向けて東海各県でリリイベをしていると緩やかに知る2019年の秋冬。折しも無職期間と重なったことで、箍が外れたようにボイメンを摂取し続ける日々。研究生がリリイベやってるんや、行ってみようかな(結局行かなかった)、まだチケットあるんだ、予定合わせて行ってみようかな。とは言いつつも、まだまだ視線の先にはボイメン兄さん達がドンと構えていた。

2020年

「同情心で来た人もいたと思う」

TwitterかどこかでBMKファンの方が言っていた。
御多分に漏れず、私もそのクチであったし、就活のフォーラムが同日開催されていなければセンチュリーに行くこともなかったはずだ。

徐々にBMKにハマっていく過程で、存分に沼に沈んでいいんだよと言ってくれたのがセンチュリーホールだった。トドメの一撃を受けたのである。(因みにこの時は強いて言うなら三隅か中原かという状態であり、緩~い2推し)

チケットを購入してからの一週間でApple musicに入り、5人Verのアルバムを中心にボイメン研究生と名の付く楽曲を、暇さえあれば流して必死に覚えようとしていた。YouTubeの合いの手動画も見れるだけ見てリピートした。過去のバラエティー動画(2017年のナガシマ特集は神回!)もリスト化してバンバン回していた。ともかく恐ろしいほどの集中力であった。
(そのくせBBBやシンガロング、my firstやアイノテヲはちゃっかり漏らしているのだから詰めが甘い)

あれだね、収集癖のある人種はオタク化しやすいよね。

そして迎えたセンチュリー。公演前の就活フォーラムは簡易面接なども兼ねたイベントだったため、準スーツの装いで会場へ乗り込む。当然、周りは服から髪から雰囲気から華やかなおなご達。めっちゃ浮いてるやん、めっちゃ可愛い子達いっぱいじゃん、気後れしてまうわ〜、とは心の声。
おのこまちゃん達がフツーに会場内でチラシもって歩いてるの!
なんじゃこの空間は!

「そういえばBMKのペンラ持ってない」
物販で購入し、当時はややみかちゃん寄りだったのでみかちゃんのチケット?を選び、会場入り。
(帰りの時間が押していたため公演後にチケットを使うことは無かった・・・初めましてをしなかったことは今でも悔やまれる。)

一階席とはいえだいぶ後ろ、二階席が被ってきて音響の通りがあまりよろしくない席である。とは言いつつも、初めてのBMKのライブにわくわくしつつペンラをカチカチしつつソワソワと落ち着かなかった。前述の同僚は東京住みなので、今回は一人で参戦。心細いわあ・・・(ボイメンとあわせてもちゃんとした生ライブは4回目の超がつくビギナー)


正直に言う
ボイメン研究生を文字通りの「研究生」だと思ったことが一度もない。自分のオタク暦やエンタメ暦が浅いことを省いても、彼らはよくある離散集合を繰り返す研究生ではなく、名前こそ研究生だけど既に一つの立派なグループだった。センチュリーでそーちゃんが語った言葉はズンとくるものが・・・。
(ここでそーちゃんにスイッチした。ちょろいぞ、自分)

これには、フォーチュンには既にその下のエリア研究生があって、緩やかながらも2期生と3期生の様な括りができていた事も作用しているとは思う。当然活動歴も違うから、ライブ一つとっても安定感が違う。(長男ボイ兄さん、祭とBMKは双子の次男と三男、エリアは四男、赤ちゃんまでのイメージ)

BMKは報われない期間というか、見てもらえない期間が比較的長かったこともあり、全員がやや達観していてたまに人生何度目?という謎の人生観を見せることがある。おねーさんもビックリ。
しかも謙虚。ものすごい謙虚。自分たちを最優先にしてもらえることがどれだけ得難いかを身をもって理解している。
「推してもらって当たり前」のスタンスが溢れてる中で本当に希少なことだと思う。
おまけにライブが楽しい!!!!
バチバチに熱いライブと熱いメンバーと熱いファンの一緒に作ってるんだぜ!感が他のアーティストでは味わえないのでは、と思わせる。
ボイメンもどちらかと言えば一体感出ると思うけど、なんとなくエンタメとしてより完成されてて自分の入る余地ないなと思うことも。

一緒に暴れたければBMK一択である。

そして無事にBMKのファンになり、ボイステを取ったり、ライブに通ったりするんだぞと意気込んだ矢先にこの状況。あえなく全員強制オンラインとなったのであった。
つづく……??


勢いのまま書いてみたけど、この一気感すんごい気持ち悪いわあ。
一年ほど寝かせた下書きをちょこちょこ改稿したものになります。

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