20240302

3月になりました。
今日は日課であるSNSチェックからの気になった物事についてつらつらと書こうと思う。

目についたのはロート製薬の妊活白書2023年版の
18~29歳の未婚男女400人のうち「将来、子どもをほしくない」と回答した割合は55.2%に上った。この設問を開始して以来上昇が続き、4年目となる今回初めて半数を超えた。
というもの。

私自身は縁があれば結婚して、健康であれば子どもも産んで、が当たり前の流れであり、自身もその流れを踏んでいくものだと思っていた。

ところが私は結婚2年を目の前にしてそれは当たり前の流れではないのだとわかった。

子どもを育てるって、人を育てていくこと。
親の背中をみて子は育つ。

地域のコミュニティが希薄化した現代では地域の大人がよその子どもにあれこれ教える時代ではない。
なんならそんな事すると「うちの子になんて事をっ!」って白い目で見る親もいる。

接客業をしていると色んな家族を見る。
泣いてる赤ちゃんを横目に急ぎ足でお買い物する母さん。
お父さんが抱っこ紐で子どもを抱っこしてお母さんと仲良くお買い物する夫婦。
これはまだ微笑ましさもあり、大変だなとかも思う。

問題は
走り回ったりエスカレーターに向かう幼い我が子どもには目もくれず自分たちの買い物に必死な夫婦。
どちらかは子どもを見ててくれ。
こっちのほうがひやひやする。

地域の大人どころか、親のほうが自分の子への注意の仕方がなってない。

「店員さんに怒られるよ!」

違う。
まずひとつ目に怒る=その時の感情任せ
叱る=その子を思っての行動
であり、怒ってるわけではない。

ふたつ目に。私たちは何なら注意したくない。
どんな親が出てくるかもわからないし。
親であるあなたが叱らないからだ。
こちらが言わなきゃ迷惑する人が出てくるのだ。

みっつ目に。子どものほうに目を向けなきゃ。
目では商品を見て言葉だけその子に向けたって、
こっちを見てという子どもの感情にともなう行動はエスカレートするばかりだろう。

そんな親子を見る数秒間に
この子どもにこの親か…とある妄想をした。

え、もし我が子がこの子と同級生だったりしたら?
この子が困った事をしてうちの子に危害加えられたって、この親は謝るどころか責任転嫁する感じじゃない?

おまけにこんな日本。
これが嫌って明確にあるわけでもなく、"なんか将来が不安"が常に漂っている現代の日本。

子育てを必死に頑張っている親御さんを否定するわけではないけど、私には正直希望が持てない。
旦那だっているし共働きだし、経済的にはどうにかなる。きっと家事育児だって協力的なタイプだ。

だけど、私って何かを教えてあげられるような、背中を見せてあげられるような人生歩んできただろうか?
年齢が上がる程に何かしらの障害を抱えて生まれてくる子どもも多いという情報も見た。
ますます私にはリスキー。健常児であろうが障害があろうが、我が子であり私とは違う人格をもった1人の人だ。
産まなかった事で後悔しようが、それは私と夫だけで済むこと。
しかし産んだ事を後悔(そんな事少数派だろうが)すれば、それはこれからの色んな希望に満ちた子どもにまで降りかかるのだ。そんな事思われながら育つ子どもの将来とは…

なんて事がずっと頭で渦巻いていた。
こういう不安があるのは若者だけではなく、現に結婚してる1個人にも全然ある事なんだと知って欲しい。

子を持たない選択をするにはやっぱりその人その人で色んな理由がある。
子を持ちたい!にも色んな理由があるのと同じように。
だからなんで子ども産まないんですか?お子さんはまだ?なんて聞かないで欲しい。
なんで子ども産もうと思ったんですか?いつから考えてました?なんて聞かないだろう。

そこに子がいるならその子について色々聞いてもらえると嬉しいけど
いないならいないものについて言及する、ましてや子どもいると人生変わるよ!今からでも遅くないよ!だとか言うのは正直いらないお世話だ。
別に今以上の変化を求めちゃいない。みんなそれぞれのペースがある。
子育てしたい人にそういうのはお任せする。
私は然るべき税金を納め、どうかよそ様のお子様に面倒かけないように自分の面倒は自分で見ていくまでだ。穏やかに。豊かに。

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