ご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、
「好きな食べ物は何ですか？」
と聞かれたら何と答えますか？

ここ数年は、カレーと答えています。特にインドカレーが好きです。
（ちなもにインドカレーはお酒にも良く合います。。）

それでは次に。。
「記憶に残っている食べ物は何ですか？」
「ふと選んでしまう食べ物は何ですか？」
と聞かれたら何と答えますか？

記憶に残っているまたはふと選んでしまう食べ物
・アメリカンドッグ
・王将の天津飯

なぜ記憶に残っているのか？ふと選んでしまうのか？

ブランド・パーソナリティを考えるにあたって、なぜ今の自分は今の自分になっているのか、自分らしさとは何か、を考えることが多いです。
最近Twitterで話題になっている「原体験」や、コーポレート・ブランディングによっていわゆるファンになった時とも違った「感情や心象の動き」が大切なのではないかと考えている、今日この頃です。。

なので、今回は食べ物というテーマで自分を振り返ってみました。

アメリカンドッグの物語
幼稚園の遠足の時、母親が作ってくれたお弁当に入っていたアメリカンドッグが、私とアメリカンドッグとの出会いでした。
それはとてもとても衝撃的で、「何これ？またお弁当に入れて欲しい」と母親にお願いしたことを覚えています。
といっても、毎回入れてくれるわけではありませんでした。。何度もお願いしましたが、入れてくれるのはたまに。。
当時は理由がわかりませんでした。
月日が経って、大学3年生。。
コンビニでアルバイトを始めた時に、お店でアメリカンドッグを見かけ再会を果たしました。
アメリカンドッグはすごい思い出深い。。一気にフラッシュバックしたわけです。
アメリカンドッグがお弁当に入っていた時は、運動会や遠足といったイベントの日だったのです。
他のおかずではなく、アメリカンドッグが記憶に残っている理由。。
それはただ美味しいから、ただ好きだからではなく、母親からの「頑張ってね」というメッセージが嬉しかったのです。。

王将の天津飯の物語
小学生低学年の時、父親が連れて行ってくれた王将で食べた天津飯が、王将の天津飯との出会いでした。（当時はラーメンセットを頼んでいました）
当時厳しかった父親のことは正直好きではありませんでした。
なので、父親が日曜日にテニスに出かけてしまうのはとても嬉しかったです。
（当時はまだ週休2日ではなく、日曜のみが休日でした）
月に1回くらい。。なぜか父親が兄弟を連れて王将に連れて行ってくれたんです。（今思えば給料日だったのかもしれません）
その時の父親はいつもと違って優しく、王将に連れて行ってくれる時の父親は好きでした。
他の外食ではなく、王将の天津飯が記憶に残っている理由。。
王将に連れて行ってもらうことでもなく、天津飯を食べることでもなく、優しい父親と一緒に入れる時間が嬉しかったのです。。。

今でもコンビニに行けばよくアメリカンドッグを食べますし、王将に行けば必ず天津飯をオーダーします。

そういった記憶の奥底に物語として残っているモノは、大人になった今でもつい選んでしまう。。
私にとっては両親との思い出が強く紐付いているようです。それは、現在の自分を構成しているひとつとして変わらないモノなんだなとしみじみ感じます。

「自分らしさ」を考える上で、そういった偶発的に発生して、今でも自分の中に深く残っている記憶の鱗片を、少しずつ紐解いていくことが必要だと考えています。

それでは。