未経験でWebディレクターになった

Web業界に入っていつの間にか5年も経っていた。それまで、新卒で福祉の仕事を4年ほどしていたんだけど、クリエイティブな仕事への憧れを捨てきれず、思い切って転職を果たして今がある。

学生時代に、アートイベントを運営するNPOにインターンをしていた経験はあったけれど、文系私大卒ということもあり、クリエイティブ業界にどうやって転職すればいいか本当に分からなかった。

そんなとき、求職者訓練というものを知り、Webデザインを勉強しながら給付金を貰えるとのことで、ワクワクしながら通っていた。

実情は、正直なところカリキュラムのレベルがあまり・・・で、本当にWeb業界に入れた人は30人のクラスの中で1−2人だと思う。別のそれが悪いということでもなく、執念の問題だと思う。

僕自身は、とある就活イベントで知り合ったWebマーケティング会社の社長に拾ってもらい、なんとか20代後半で業界に入ることができた。はじめはデザイナー志望だったけれど「君はディレクターに向いてる」と社長の鶴の一声で、なぜかディレクターをすることになった。正直不満だったし、炎上案件を丸投げされてヒーヒー言いながら納品したりと大変だったけど、喉元過ぎればなんとやらで、あの頃の下積みが今を支えてるかなぁっと思うこともある。

未経験でWeb業界に入りたい人に言いたいことは、さっさと行動に移すことしかないってこと。どこも人で不足だし、やってみないと何も始まらない。そして、やってみたたら意外となんとかなる。デザイナーや、エンジニアはそれなりのスキルがいるけど、ディレクターは一般常識さえあえればあとは場数を踏むしかない。スキルは後からついてくる系の仕事だと思う。

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