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合う人・合わない人

「なんかこの人苦手なんだよな」

皆さんにもこのように感じる相手がいると思う。私にももちろんいる。
それは必ずしも「みんなの嫌われ者」だけでなく、「みんなからは人気者」な人を苦手になる事がある。

私の場合、「割と人気が高い」かつ「私の存在を笑いの種にしてくる人」が苦手であり、息が詰まるような思いになる。

勘違いしないで欲しいのが、私はいじられる事自体は嫌いではない。いじられる事で輪に溶け込みやすくなったり、いじりに対して突っ込む事で笑いを生み出したり、いじられて嬉しいこともいっぱいある。

その中で私が苦手なのは、「自分が気にしてる部分」に対するいじりである。うまく突っ込むこともできず苦笑いしていると、さらに追い打ちをかけるようにいじりがくる。割と人気の高い奴が言うから周囲も同調して、ケラケラ笑いながら面白おかしく囃し立てる。

こうなってくると、これはもう悪口・陰口である。また場の空気を完全に掴んだ上でいじるから、反論することもできずタチが悪い。泣きたいような思いを我慢しながら、話題が変わるまで必死に耐え抜くのだ。

しかしなぜここまで嫌な思いをしながら、私は彼らと縁を切ることが未だにできていない。一体なぜなのだろうか。

1つ目には、悪友とはいえ、貴重な一緒に遊べる友達を失いたくないという事。周囲からは人気な奴のため、そいつと縁を切ることでその団体の他の友との縁も切れてしまうかもしれない。それが怖いのだ。

そして2つ目には、いじりに対してうまい返しの出来ない自分が悪いのではと感じてしまう点。他の奴はいじられるといとも簡単に場が盛り上がるような返しをして、笑いを掻っ攫っている。自分もそのレベルまで達すれば楽しめるのではないかと思い、なかなか諦めきれないのだ。

結局僕はその悪友たちともう6年来の付き合いになる。決して悪い思い出ばかりではなく、馬鹿みたいに飲んだり、アホみたいな話で笑ったり、楽しい思い出もたくさんある。でも社会人になって、昔ほど時間に余裕のなくなった今、僕は3つの事を心に決めた。

①会いたくない人には無理に会わない

②自分の感情を押し殺さない。嫌なら空気を壊してでも伝える

③合わない人にしがみつくより、合う人を見つけ出す事に時間を割く

人には誰しも相性がある。ある人にとっての最高の親友が、ある人にとって二度と会いたくない相手である場合もある。大事なのは手放す勇気と探し出す努力。私は苦手なノリに適応する努力ではなく、私と波長の合う相手を探す事に全力を尽くそうと思う。


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