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東西南北の体感

人間は自分を中心とする相対座標で東西南北などの周囲との位置関係を把握している。東西南北は瞬間にわかるようにも思えるが、まずは目印となるランドマークの位置と、すでに記憶にある地図上の座標を相関させてて、あのオブジェクトは東にあると理解している。ランドマークなしで東西南北を理解するには、時刻と太陽・月・星などの位置関係から方角を推測している。それ以外に東西南北を直感的に理解する手立てはあるのだろうか。

私は新宿東口と言われればアルタがある方だと思う。池袋東口と言われれば西武デパート(池袋は東口に西部デパート、西口に東部デパート)がある方だと思う。新宿駅と池袋駅に関していえば、特に東口の方から太陽が昇るとは感じていない。

新幹線やJRの駅の改札口に東西南北がついているのは、線路と方角の位置関係を体感している前提で名付けられている。地下鉄の出口は番号の場合が多いのは方角をベースにした体感ではないからだろう。

何かのオブジェクトを名指すときに、東、西と名づける方がいいのか、番号がいいのか、色がいいのか。なかなか悩ましいという話。

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