子どもの頃から今でもずっとクリームソーダに憧れている。よくよく考えてみると『美しくて、食べられて、甘いから』ではなかったか。そんな複合的な魅力をもつ存在はなかなか他に見当たらない。高級レストランにいけば。。。　今はミシュランの話はおいておこう。クリームソーダはそんなミシュランをも引き合いに出すほどの魅力的な存在なのだ。

この写真を見てほしい。先日ゲットした食品サンプルで、レヨナさんという作家さんが作ったもの。

レヨナさんのインスタはこちら
https://instagram.com/maison_de_circus?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

クリームソーダは人生で100回以上は頼んで来ただろう。

神保町さぼうる、新橋パーラーキムラヤ、銀座ウェスト本店、渋谷名曲喫茶ライオン、新宿珈琲貴族エジンバラ、鶯谷デン、千駄木喫茶ニト、上野珈琲王城、下北沢喫茶ネグラなど。あげればきりがない。

しかし、クリームソーダ自体ではなくて食品サンプルに惹かれてしまったのはなぜか。

それは『美しくて、食べられそうで食べられなくて、甘そう』という、ほぼ予感の集合体だからだった。クリームソーダの食品サンプルを買うという行為は、予感の集合体を買っているということだったのだ。

クリームソーダのイデアに近づいたものを手に入れた的な、偶像崇拝の話でした。

レヨナさんが、インスタで僕の写真を取り上げてくれました。レヨナさんはクリームソーダは作るけど、飲めないそうです。イデア系やないかい。

おわり。