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サービスの安心・安全のこと~「ユーザー間トラブルに関するポリシー」の公表に寄せて~

本日、クラウドファンディングサービス「Readyfor」において「ユーザー間トラブルに関するポリシー」を公表いたしました。
これに関し、個人的な所感をば。

READYFOR(以下「当社」)は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というビジョンを掲げています。
「Readyfor」は、このようなビジョンの達成のため、共感・支援などの「想いの乗ったお金の流れ」を増やしていくことを目指したクラウドファンディングサービスです。

「Readyfor」は、支援金を集めてプロジェクトを実行する実行者と、お金を支援する支援者のつながりを実現する「場」でもあります。
このような「場」があり、共感・応援の想いによるつながりが生まれることは、「やりたいこと」を実現できる実行者のみならず、共感・応援の「想い」を形にできる支援者の双方にとって、よりよく生きることに資するものであると考えております。

他方、何らかの事情により、残念ながら、実行者と支援者の間にトラブルが発生する可能性も否定しきれません。
このような場合における弊社のスタンス・考え方を述べるのが、今回公表したポリシーとなります。

理屈としては、クラウドファンディングが成立した場合の契約関係は実行者と支援者との間で成立し、当社は契約当事者にはなりません。
とはいえ、仮に当社が契約当事者でないからといって、実行者と支援者の間のトラブルに一切関知しないという立場をとったとすれば、「場」の提供者としてあまりに無責任であり、当社に向けられた社会的な要請に対する背信にもあたると考えております。
一定の限界・制約があることはご理解頂かざるを得ないとしても、当社は、実行者と支援者との間で発生したトラブルに対して、真摯に対応させて頂くことを基本的な考え方に据えております。

公開されたプロジェクトは1万件を超え、「Readyfor」は社会に対して一定のインパクトをもったサービスに成長いたしました。
そうであるからこそ、「Readyfor」というサービスの安心・安全がますます重要になっていると考えております。

サービスの安心・安全とは、「場」に適切なルールが整備されていることであり、そのルールが適切に説明されていることであり、そのルールが適切に運用されていることであり、その結果、支援者、実行者、その他すべてのユーザーの皆さまに安心・安全にサービスをご利用頂けることであると考えております。

手前味噌ですが、当社は、これまでも、サービスの安心・安全を重く捉えて「Readyfor」を提供してきたと自負しております。
当社は、より「Readyfor」を安心・安全にご利用頂くためにも、当社のスタンスや考え方を明確化したガイドライン・ポリシーなどの整備を進めてまいりたいと考えております。

今後もサービスは進化し、安心・安全に対する脅威も変容いたします。
「サービスの安心・安全」に正解やゴールはなく、一歩一歩、よりよいサービスを実現できるように体制を整備していくほかないと考えております。
引き続きのご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

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